朝、家の近くの用水でカルガモの親子を見ました。どこも育児は大変だ。飛び回るカラスからヒナを守らなければ‥。 でも親としての充実した日々が羨ましい。我家の黄金期は、20年も前になるでしょうか。 |
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さて根尾川沿いの157号線をさかのぼると能郷集落があります。白山神社で登山の安全祈願をしました。 ここで毎年4月13日午後1時から、例祭が行われ能・狂言が奉納されます。国の重要無形文化財です。 |
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能郷集落から22km,根尾西谷川沿いの道路を温見峠まで走ります。車一台しか走れない箇所もありますが、聞いていたより道は整備されていました。 ここは、ドライビング・テクニックの見せ所です。バックシートのひよこさんが、酔わないようカーブのところは超スロースピードで運転しました。 高度を上げると谷まで100mはある崖をギリギリでトラバースするのでスリル満点です。 |
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県境は福井県側が道路修復中のため通行禁止になっていました。温見峠には、岐阜県側に6台、おや?福井県側にも4台駐車しています。 急登に備えストレッチをして、登山口の階段から出発です。 (9:40) |
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すぐにブナが目立つの森に中に入ります。さすが奥深い山は違う。紅葉期の素晴らしい空間が、想像できます。樹名の書かれたプレートを読みながら進みました。 山の花・樹の花が咲くこの時期は、小虫がまとわりつきます。虫霧の中では、大きな目や福耳、さぶちゃん鼻は要注意です。 |
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尾根の急登には、補助ロープもあります。足下のぬるっとした黒い土には神経を使いました。 すれ違った男性の左脚とお尻、リュックの底にも泥がべったりついています。つい先ほど、しこたま大転びしたのでしょう。照れくさそうに挨拶して降りていかれました。 |
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境界見出標まで来るとようやく急登も終り、道もなだらかになります。 (11:10) 頂上が見え、先の見通しがつきました。 トミさんが、へばって遅れ気味です。でもすれ違う人に声を掛けているから大丈夫でしょう。 |
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最初のガレ地に“残雪が、残っています” 先日NHKのアナウンサーもこう喋って後で謝っていました。(意味が、かぶっている!) 左上の赤い色は、ムラサキヤシオ(別名:ミヤマツツジ)です。 登山道のアザミの硬い葉がチクリと痛い。全員にアザミ注意報を発令! |
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左:ツクバネソウ(衝羽根草) 中:マイヅルソウ(舞鶴草) 右:ナナカマド(七竃) |
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2番目のガレから下の国道までは700m以上の落差があります。スキーの達人なら数分でしょう。 |
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左:タニウツギ(谷空木) 中:サラサドウダンツツジ(更紗灯台躑躅) 右:モミジの実 |
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この登山道は、何故か樹木が横に伸びているので障害物競走みたいです。 | |
最後のひと登りで頂上です。 ひよこさんは、家で顔にファンデーションと日焼け止めを塗り、山に来て虫除けスプレーをかけました。それを全部、汗で流したのでまるで土石流に襲われたようだ。恐ろしいことです。 |
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頂上1617.3mで記念撮影と三角点にタッチしたら祠へ向かいます。 すれ違った人が『爺様2人が、周回登山をするため、根尾から温見峠までタクシーでやって来た。頂上からは能郷谷へ降りていき、3時にタクシーと待ち合わせ根尾に戻るそうだ』とビックリ顔で話してくれました。 山たまごが“たたみ君”とする周回登山とは、雲泥の差だ。 ※たたみ君は「岩古谷山・釈迦ケ岳・八木山」に出演 |
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能郷谷から上がって来た登山道を左下に見ながら歩くと‥ | |
斜面に6月中旬というのにカタクリの群生です。 ◆カタクリは、花が終わると種ができる。落ちた種を蟻が巣に運ぶ。その一部が甘く食料となる。残ったところから芽が出る。そして咲き誇る。だから群生の近くには、きっと蟻がいるはずです。 |
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こちらの斜面は、コバイケイソウ(小梅惠草)の群生です。 | |
祠の近くでランチタイム。大勢の人たちがくつろいでます。曇り空で展望がない変わりにテンションの高い姉さまの声と、漂うタバコの煙が頂上の大休止らしい。 (12:10〜12:55) ここは思ったより虫が少なく助かりました。 |
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ランチで食べたサークルKの新製品「匠の握」(焼鮭)はヒットです。瀬戸のにがり塩も甘みがあり、何より米の握り加減が抜群でおいしかった。 白山神社奥宮の祠は、開いていてトミさんが賽銭を入れ、帰路の安全を祈願しました。 |
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笹道を下っていくと向こうに20人以上の団体さんが、まだまだ登って来るのが見えます。今日は、この山で100人以上に出会いました。 するとトミさんが『ちょっと商用が出来た』と我々を先に行かせます。やがて背後で“ボン”と爆発音が響きました。 |
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左:キジムシロ(雉蓆)三男山男さん 中:ホウチャクソウ(宝鐸草) 左:ノウゴウイチゴ(能郷苺) |
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サンカヨウ(山荷葉) ※下の中:いきっこさんより(7/1) |
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左:ユキザサ(雪笹) 中:アイロンが必要:ニガイチゴ(苦苺) 右:実をつけたエンレイソウ(延齢草) |
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ガレ地を行きます。往きと異なり帰りは、ものすごい数の小蝿がまとわりつきます。汗臭い臭いに惹かれるのでしょうか。お一人様100匹ほど引き連れてのご帰還です。 | |
防虫スプレーを帽子や衣類にかけますが、全くひるみません。困ったものです。何人かの女性は、防虫ネットを被っていました。 さあここから急降下が始まります。小蝿もしっかり着いて来ます。 |
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今度は、ひよこさんが遅れだしました。 長々と続く急降下に疲れてくると、みんな登山口を夢見てイメージトレーニングを始めます。『エー着いたらまず顔を拭き着替えよう、その後絶対サークルKで冷たいものを飲んで食べて‥ふにゃふにゃ』 |
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『やったー』温見峠に帰り着きました。トミさんは頂上に着いたときより嬉しそうです。 向こうに地蔵尊の祠が見えます。 (14:40) |
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国道157号線から振り返ると思い出となった「能郷白山」が望めました。 カーナビでは、最初に出会うサークルKが2時間も向こうです。イメージトレーニングが無駄に‥、めまいがする。 |
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途中、根尾の国定天然記念物「淡墨桜」に寄り道しました。 4月末の満開の頃に来たことがあります。たった1本の樹に、全国から何万人もが引き寄せられていました。 |
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野の花・樹の花 |
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上左:旧美山村を走っているとき3人で声をあげた、道路の擁壁上に咲いていた謎の花です。ジギタリスと言い毒草(せきすいさんより) 上中:白山神社に咲いていたユキノシタ(雪の下) 上右:「能郷白山」頂上台地のショウジョウバカマ(猩々袴) 左:「能郷白山」不明 右下:根尾西谷川沿いのトリアシショウマ(鳥足升麻). 現在、樹と花名を勉強中です。名前が、違っていたらご指摘いただくとありがたいです。また不明なものもご教示いただくと嬉しいです。6/20:鄙家さん、らぶさん、早速ありがとうございました。 |