各務原アルプス/岐阜県各務原市 |
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2011年2月26日(土) 各務原アルプスの稜線 岐阜権現山より(右端は八木三山) 2010.12.23撮影 |
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春を焦がれる今日この頃、日脚も伸びてきました。そこで各務原市と関市の行政界に延びるロングコースの各務原アルプスを縦走します。 各務原市HPを見ると「うぬまの森〜桐谷坂南入口」の距離は10qでコースタイムが6時間30分です。低山と言えど気楽にはいけません。 縦走の場合、下山口に置車して登山口まで戻らなければなりません。しかし今回は単独のため、たたみ君を頼ることにしました。 教科書は各務原市HPです。 |
<うぬまの森駐車場> [-]広域図、[+]詳細図、ドラッグスクロールで移動 |
鵜沼登山口 ↓ ▲明王山 ↓ ▲迫間山 (地図の追ミス) ↓ 大岩見晴台 ↓ ▲金山 ↓ 岩坂峠 ↓ ▲須衛 ↓ 向山展望台 ↓ ▲向山 ↓ 桐谷坂登山口 (たたみ君) ↓ 鵜沼 ※赤線はGPS ■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前5時55分発 2℃晴れ 鵜 沼:午前6時50分着 1℃晴れ |
縦走所要時間:6時間05分(小休止含) 帰路:1時間25分 |
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駐車しようとうぬまの森へ来るとチェーンが、かかっています。ここの開園は、9時〜17時(月曜休園)でした。 準備不足!6時50分では仕方ありません。戻って帰路途中にある駐車地に置車しました。起点うぬまの森発は諦めます。 |
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歩き出して鵜沼の団地に来ると、きつい坂道が続き登山はもう始まったようなもの。団地北端、上水道配水池手前の斜面の踏み跡から登山開始です。 (7:40) |
すぐ未舗装の林道に出て左折。道標がコースを案内してくれます。道は狭くなり登山道で斜面を登りました。稜線に出たら左折します。 |
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歩きやすい道はあっという間に終わり、追間城跡(迫間山)と展望台の分岐です。後者を目指し尾根道を登ると‥ |
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展望抜群の明王山358m展望台。本日のコース中で最高標高です。後は降るだけ‥ではありませんが。 右に木曽川右岸の伊木山173mが、キューピーさんの寝姿で望めます。 その背後が我が街、江南市です。春の女神が訪れたようで白妙がかかっています。 左端で戸建住宅が森へ食い込んでいる箇所が登山口です。 ポストの登頂記念ノートに書き込もうと思ったら‥ペンを忘れました。北側に降りる道があります。 (8:25) |
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明王山は、このアルプスの北コースと南コースの分岐です。今回は北コースを取り、迫間山経由としました。 明王山を降り舗装道をしばらく歩きます。この追間不動の奥の院右横を抜け、登り返すと‥ (8:50) |
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迫間山309m山頂。ここは城跡ですが、どんなお城があったのでしょう。周囲が伐採されベンチも沢山あります。 (8:55) ゆっくりしたいけど、まだ5分の1程度しか歩いていません。 |
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降って行くと鞍部でここは多賀坂トンネルの上です。道標を見ると「関南(セキミナミ)アルプス」関市側から見ればそうなりますね。(9:20) |
ちょっと悩む分岐に出ます。大岩不動の道標に従うと関市側に下山してしまいます。この南コースとの合流地点で大岩見晴台方向へ進みます。 |
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数分で稜線に出て各務野自然遺産の森から登ってきた道と合流します。そこは右折。登山道で木の芽風を受けました。 立ち止まって枝を見ると小さな冬芽(トウガ)の可愛い子があっちにもこっちにも。 |
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そして大岩見晴台に到着。展望図盤があり有難い、けど遠望は叶いません。 各務原カントリー倶楽部と山裾の間を東海自然歩道が通っています。 寒洞池を挟み左:北山289m、右:御坊山262mです。 御坊山の池側斜面は、9年前3月山火事になりました。 どんどん登山者が来て15名以上の人で溢れ、休憩を取る場所もなくなります 私は隅に座り、シャケのおにぎり、サーモン&ガーファンクルを1個お腹に収めました。 (10:10)〜(10:30) |
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三山目の金山348m三等三角点には、中電の反射板があります。意外ですが、殆ど展望はありません。 (10:50) |
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そして最大の難所と言える岩場に出ます。 山腹の急斜面にある補助ロープがありがたい。鞍部へ着くとそこが岩坂峠です。 各務原市のゴルフ場と関市上追間からの道が登って来ています。 (11:30) |
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峠からプラ階段を登ると岩場から見えていた中電の鉄塔です。登山口から4時間、ここまで疲労感はそれほどありません。 (11:40) しかしその後、アップダウンのジャブを5回ほどくらい足にきました。 |
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次の須衛が『うそ!』と思えるほどの高さで伸し掛かります。精神力回復のため鞍部で小休止。パワー源のおにぎりを食べました。(12:20) |
約80m差の急登は上を見ず、一歩一歩階段に足を置きます。途中には補助ロープ、この登りは長く感じましたが‥ |
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意外や10分で須衛322m四等三角点に着きました。また意外や充分な眺望がありません。残りはあと一山です。 (12:40) |
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向こうにその向山が待っています。40mほど降って登り返しです。お天気が良い!春の足音を立てて進みます。 |
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やりました、五山目の向山!‥と思ったら向山展望台312mでした。 岐阜の名山は、金華山329m以外は残念ながら良く見えません。 山名標の上に写る山が反射板を乗せた金山、その左奥で覗くのが明王山です。 (12:55) |
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そしてとうとう向山303m、最終峰です。最後かと思うと何だか感慨深い。しかし最終地点は、まだずっと先です。 (13:20) |
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降ると鞍部に桐谷坂登山口の分岐です。登山口は2ケ所あり南(上)と北(下)、左折して各務原市方向へ谷部を降ります。 (13:35) |
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各務原と関をつなぐ桐谷坂は交通量が多い。注意して横断すると旧道があり、チェーンが掛かっています。 旧道は狭く昔、スキー場へ行く時の摺れ違いはヒヤヒヤでした。入口にたたみ君がお待ち。遠い駐車地へLet’s・ゴーピロミ! |
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車の少ない道を選び走ります。春到来の八木三山を通過。たたみ君のサドルは小さく、ロングライドすると臀部が泣きます。 約10qの道は30分くらいで行けると思ったのですが、1時間かかりました。 |
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東海岳行 |
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“笑刻” | |||||||
先日、いつも書込みいただいている岳魚さんからメールを頂きました。2月21日付の日本経済新聞文化欄が添付されています。内容は「笑刻展」が,2月19日(土)〜27日(日)可児市文化創造センターで開催中というものです。私は、たまたま笑刻家岩崎氏の作品を09年11月にテレビで見ていました。 笑刻とは、パロディ木彫でテーマは言葉遊びです。誰もが知る「ことわざ」「映画」「マンガ」などを駄洒落にして彫刻作品にします。例えば「田中からぼたもち」「七リンの侍」「ひょっこりひょうたんじまん」等など。岩崎氏の自宅、焼津市にギャラリーがあるのですが、それを間近で見られるのはありがたいことです。 我が家から鳩吹山のある可児市はそれほど遠くありません。ひよこさんと行ってみました。入場無料なのが嬉しい。賑わっていて作品を見ると笑いが誘われます。遠く京都から日経を切り抜き、来られた方も見えました。岩崎氏は、自転車屋を営業するかたわら独学で木彫りを始め、10年間ほど仏像を彫刻します。 ある日、ふとひらめき「そんなバナナ」を彫ったのが始まりで、以後13年間日本で唯一のパロディ笑刻家の道に進みました。作品は200種類にも及びます。駄洒落をどんな形で表現するか、そのキャラクターや表情をどう作るかが、笑刻家としての才能になります。作品はぬくもりが感じられ、まるで一こまマンガの世界です。 岩崎氏がみえたのでお話を伺い、写真も撮らさせていただきHPの掲載も了解いただきました。『テレビで拝見しました』と話すと50回くらい出演してるけど出演料は全くないそうです。今回、日経に掲載されたおかげで問い合わせの電話が殺到。人気はあるけど儲けにはつながっていないと言われます。 ↓(左)初期作品の仏像(右)リョーマの休日 岩崎氏がわざわざ並べてくれ貴重な写真が撮れました。 65歳になり本業は縮小したため、彫刻との収入バランスは半々です。材料はクスノキで月に1作品を3点、大きさや顔を変えて作られます。 150点の作品が展示されてました。自宅ギャラリーには120作品。があり、名古屋から来られた方が、どうしても欲しいと言うので12万円で販売したこともあります。 驚いたことに可児市へ来る前に猿投山を縦走されました。ハイキングが趣味です。作品集が販売されていたので1500円で2冊を購入しました。 今まで残っていたのがここで完売したので次を出さなくちゃと言われます。手にしたスーパー袋を気さくに開けながらキーホルダーは、さばけてないと気さくです。ご本人の写真を撮る瞬間『チャックが開いてる!』と指さしました。開いてはいません。お茶目な冗談です。 「ナヤンデルタール人」「上を向いてアルコール」「我が輩は猫んでる」「壁に耳あり障子にメアリー」「赤い靴吐いてた女の子」「牛の上にも3年B組」〜 岩崎氏の作品はあとりえクスクスでご覧いただけます。ご訪問ください。クスクス出来ますよ。 |