岳行ノート

八曽山2 327m/愛知県犬山市

2011年4月30日(土)


深い森の広がる犬山八曽自然休養林

八曽山山頂より西方展望)左奥ピークが尾張富士275m、その右ピークが白山224m




 犬山市東方の犬山八曽自然休養林ですが、ガイドブックのルートは殆ど歩いています。整備された道と道標が安心で初心者のころ出かけました。

 見所も五段の滝、乙女の滝、八曽滝、巌頭洞、パノラマ展望台、岩見山、八曽山と豊富です。或る日、3月からご一緒している野良人さんからメールを頂きました。

 その休養林内の余り知られていない道を繋ぎましょうとのご提案です。3月上のW権現山(岐阜)、3月中の尾張三山(犬山)、そして4月上の鳩吹山(可児)に続く‥



 野良人さんガイドによる「低山知られざるルート」シリーズ第4弾となります。完全におまかせコースなのでどんなルートを歩くかどんな見所があるか楽しみです。

 光城山長峰山山行の翌日なので私にとって初めて連荘の登山になりました。

<駐車場>
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亀割駐車場

八曽キャンプ場

県境分岐

八曽山

八曽富士

八曽の滝

八曽湿原

県境出合

亀割駐車場

 ※赤線はGPS軌跡
黄丸は分岐

■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前9時20分発   13℃曇り
駐車場:午前9時55分着   曇り
往:2時間05分(八曽山まで以下、小休止含)
復:1時間40分
◆所要時間:3時間45分



 国道41号線塔野地交差点より犬山病院へ向かいその先で、左の細い道へ入ります。里の道を6km東進すると亀割大池

 南岸を走りきると広い亀割駐車場です。写真突当たり左から歩き始めます。
(10:00)

 降ると犬山キャンプ場です。賑やかなファミリーを横に見て、橋を渡り右折します。すぐ‥

 道標があり「黒平山 展望台→」の方向です。以後出合う2つの分岐は、同じ指示に従います。

 山道から広い未舗装林道に出て右折。
(10:20)

 途中、パノラマ展望台(ヘリポート)の分岐を過ぎたら、すぐこの未踏の山道へ折れます。(10:25)





 淡きみどり、通り抜ける風が匂う。ツツジが目に染み、歩き始めて30分です。足取りは軽いはずですが‥連日なので重い。





 やがて急坂を降ると八曽キャンプ場です。前を流れる五条川の支流を右へ歩き、広場で休憩します。




 新しい八曽木橋五条川に架かっていました。場内は東海自然歩道が通り、1km下流にはモミの木キャンプ場です。
(10:35)

 そして自然歩道を上流へ歩き‥





 黒平谷橋を渡って左へ登ります。斜面は一面テントサイトになっていて登りきると登山道になりました。
(10:45)



 このルートも私は未踏です。100mほど標高を上げ、後は尾根道を緩くアップダウン。二つ分岐を過ぎて県境を左折します。
(11:35)

 右側は岐阜県、東建塩河カントリー倶楽部からプレーヤーの声が聞こえました。1時間ほど登山道を歩くと‥

 次の分岐点に古い石標があり「右うつゝみち 左たじミみち 今井村」と彫字があります。ここを左折し、鉄製ゲートを抜け、また左折して‥(11:45)

 伐採された明るい森を抜けました。木の階段を登り、分岐では「黒平山→」を選択。出現した石垣は、明治11年に宗岳寺が建てられた遺構です。


 やがて八曽山(黒平山)山頂327mです。二等三角点は、御岳教の祠の右奥にあります。

 ランチを取っていると遠雷が轟きました。雨にも降られず雷様も去って行かれたので出発します。
(12:05)〜(12:40)

 野良人さんが『八曽富士に寄りましょう』言われました。少し来た道を戻り、道標から抹消しようと削られた道を降ります。

 鞍部に降り、東のピークを目指すとそこが野良人さんの名付けた八曽富士。同じ道を戻れば、往復10分でした。(12:55)



 5分ほどで松の木展望地です。東から南に深い森が広がります。左の形が良いピークが、登ったばかりの八曽富士

 右奥の3つのピーク中央が、多治見市の高社山(タカヤシロヤマ)417mです。滝へ向うため尾根道を降ります。
やがてお寺の山伏が修行をしたと言われる八曽の滝(別名:山伏の滝)に着きました。
今日は一段と水量が多く18mの高さから勢いよく落ちています。すると『奥入瀬渓流に行きましょう』『??』

すぐ後ろの登山道より滝の右斜面を登る踏み跡があります。上方には補助ロープもあり登ったら左へ。
少し下がり岩間を抜けると滝上です。注意して覗くと落ち始めは見えますが、滝壺は見えませんでした。
(13:15)














  『変わった滝上でしょ』と野良人さん。(13:20)

 写真手前から流れて沢が写真中央の淵に溜り、溢れた水が奥から滝となって落ちます。少し先の沢右岸には絵地図があり、滝の上流エリアが番号で地点表示されています。
 
 昨年1月、この表示板が設置されたようです。『この16番から先が、八曽の奥入瀬渓流ですよ』おいらは、本物のおいらせ渓流へ行ったことがありますけど、本当かな?

※上地図で@「山の神」はGPS地図の「山の神分岐」の箇所です。@〜Lは林道でGPS地図のCの左にLがあります。Lから下に出ている「至パノラマ展望台」の道は、GPS地図におけるヘリポートへの道ではありません。

歩き出すと『いや〜これはすごいホームランですね。確かに八曽に奥入瀬渓流がありますね』
澄んだ流れは浅く、落葉の岸辺は歩きやすい。踏み跡は殆どなく里山の秘境です。
新緑の自然林に覆われ、足が急に軽くなりました。野良人さんのガイドに好奇心が満たされます。


『ここは女房も歓びましたね』斜面には、苔石もありました。→
私もひよこさんを連れてきましょう。

地点表示があるということは、いずれ道が整備されるかも。
そうしない方が、ここの良さが残ると思います。



 10分ほど沢を遡ると二つの流れの合流点。流れを上から見下ろすためそこから尾根へ登り、休憩地で一息入れました。
(13:35)

 山腹から左下に流れを見て、5番を過ぎると道は再び沢に降り‥



 新しい木橋を渡り、4番を過ぎます。間伐材で仕切られた道を歩きました。すると湿地に、木製展望台が張り出しています。
(13:50)

 以前は木道があったのですが、滑りやすいため片付けられていました。
『やられた、ダメ押しホームランですね』感動します。この八曽湿地も知りませんでした。
谷部にこの湿地があり、絵地図の4番から上、8番9番まで長さ500mものエリアです。
展望台の看板には、湿地の四季の動植物が表示されています。

(春)ショウジョウバカマ、ハルリンドウ、シデコブシ (夏)モウセンゴケ、ノギラン、ミミカキグサ
(秋)シラタマホシクサ (冬)スズカンアオイ、マンサク (昆虫)ギフチョウ、ハッチョウトンボ
素晴らしい湿地ですが、残念ながら今日はまだ花を見ることはできません。




 湿地を北上すると県境出合(8番)です。左折して道なりに行くと、山の神分岐1番)に出て林道を右へ歩きます。
(14:10)


 舗装路になれば終点はもうすぐ。ゲートを抜けたら駐車地に帰着です。ウコンザクラが車の上で八重に笑っていました。
(14:20)


東海岳行
   “群舞合唱夢朝娘。” 

 私はうっかりして名古屋公演のチケットを申込しませんでした。後日、大阪公演のDMが届いたのですが『遠いな〜』と購入を躊躇したのです。ところがファミリー席というのがありました。料金は通常の席と同じ6,800円。条件があり、着席観賞を義務付けられているのです。立たなくてもいいならと申込ました。

 さて「モーニング娘。」は今年で14年目です。1月にニュースで今までの卒業生から選ばれて「ドリーム モーニング娘。」が結成されることを伝えていました。春と秋に全国ツアーをします。後日、ある番組で矢口ちゃんが、メンバーの体形が昔と違いステージで踊れるのか心配と言っていました。メンバーは‥

 1期:中澤裕子(37)、飯田佳織(29)、安倍なつみ(29)、2期:保田圭(30)、矢口真理(28)、4期:石川梨華(26)、吉澤ひとみ(26)、5期:小川真琴(23)、6期:藤本美貴(26)、7期:久住小春(18)の10名平均27歳。辻希美(24)は子育てのため不参加です。有名芸能人を一度に10名見えるのはお得。



 ナインティナインが司会をしていた『ASAYAN』というオーディション番組を次女が良く見ていました。私もときどき見ていたので1997年9月に「モーニング娘。」が結成されたときからそのサクセスストーリーには興味があったのです。

 つんく(42)がプロデュースしていて、加入・脱退を繰り返し話題を切らさない手法が見事でした。翌年1998年からブレークし紅白歌合戦にも出場します。しかし超の付くヒット曲がなく、つんくは今一つ抜け切れてないと思っていました。ところが後藤真希(26)が加入した時発売した♪LOVEマシーンが195万枚の大ヒット。

 この曲からダンスは激しいものとなりました。奇妙な動きのフリは、彼の指示でアホの坂田の歩き方も取りいられています。ザ・ショッキングブルーの1970年全米1位♪ヴィーナスのようなイントロとベースのフレーズ。私の好きな歌詞は『♪しゃちょさんもオウオウ〜』です。


 会場は、大阪城近くのNHK大阪ホール。5月7日、15時からの公演に続く18時30分からの2回目をひよこさんと観ます。ファミリー席は2階の両縁でした。

 ステージ上には、小階段で3段の段差を付けた舞台を前面に出し、背後にパノラマビジョンです。観客の95%は、30歳以上の男子。揃いのファンTシャツ、手にはサイリウム。

 ♪LOVEマシンで始まりました。1400人余りが即座にスタンドアップ。私たちは座っています。怒涛のヒットメドレーでダンスの躍動感とフォーメーションチェンジが素晴らしい。しっとりした曲や元気付ける歌を聞くとホロリと来ます。全員歌が上手く、ダンスの手を抜く子は誰一人いません。若さに満ちた全力疾走です。



 ミキティ(ミキ様とも)は、輝くばかりの可愛さで抜きんでています。トークはやはり矢口ちゃんがバラエティで鍛えた分うまいけど、ちょっと太めでした。梨華ちゃんは、何と左膝にテーピングしていましたが動きはそれを感じさせません。最年長の裕子ちゃんは公演が終わるとベッドに倒れ込むそうですが良く頑張った。

 声援が多かったのは、やはりナッチです。コンサートは、衣装替えも頻繁にあり、複雑でハードなダンスで汗びっしょり。良く覚えたられました。しかも歌う時、息を切らせるそぶりを見せません、皆な凄い体力です。

 女性アイドルグループは、少女時代KARAなどのK-POPに押され気味。今夜はアンコールを含めて2時間余り、大満足のいいステージでした。ガンバレ日本群舞合唱夢娘



 残念だったことが二つあります。コンサートは、生バンドではなくカラオケだったこと。それでチケットが、お値打ちだったかも。もう一つは、隣席の男子から口臭が漂ってきたこと。さて大阪に来たならば、登らなければならない全国区の山があります。一泊して翌日出かけました‥

11.05.11(水)20:30