2011年7月9日(土) 渓谷美柿其川 |
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7月8日(金)例年より13日早くこの地方が、梅雨明けしました。夏日に低山を登ると熱中症の恐れがあります。高山は梅雨明けしたのかどうか分かりません。 こんな時には、涼気を求め滝巡りに出かけましょう。先月6月に探索した田立の滝の北側には、柿其渓谷、阿寺渓谷が並んでいます。 先日テレビでナニコレ珍百景を見てると、柿其渓谷の駐車場絵看板の注意文が投稿されました。「大雨直後は牛が滝へ行く場合は、林道からお廻りください」 牛を滝へ連れて行くわけではありません。これくらいの謎は、分かります。それではまだ未踏の柿其渓谷の瀑布巡りに出かけましょう。 教科書は、南木曾町観光協会HPの案内図です。参考書として「鄙の家」さんにお世話になりました。 |
<駐車場> [-]広域図、[+]詳細図、ドラッグスクロールで移動 |
駐車場→恋路のつり橋→杣の家→恋路峠→牛ヶ滝展望台→恋路のつり橋→林道出合→ ゲート→ねじだる展望地→霧ヶ滝→虹ヶ滝展望地→箱淵→猿の谷渡り→下段<第二地図>へ ※赤線はGPS軌跡 黄丸は分岐 ■は吊橋 ■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前7時10分発 29℃曇り 駐車場:午前9時30分着 29℃曇りのち晴れ |
往:3時間05分(大沢橋まで以下、小休止含) 復:2時間20分 ◆所要時間:5時間25分 |
国道19号線柿其入口交差点を左折し、道案内で柿其渓谷へ走ります。途中に重要文化財の読書(ヨミカキ)発電所施設。 大正12年頃建設されたダムから発電所への導水路柿其水路橋を潜ります。国道から約5kmで‥ |
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きこりの家(写真左)と綺麗なトイレがある広い駐車場です。さらに正面Y字路の道標「牛ヶ滝・恋路橋→」から車は下ります。 |
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下の駐車場に着き、テレビで見た絵地図の前に停めました。 その注意文をアップ。「牛が滝へ行く~」は当然「牛ヶ滝」です。始めは写真左端から奥へ。 (9:45) |
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探勝路を歩き恋路のつり橋で渓谷を渡ります。向こう岸右に杣(ソマ)の家、江戸時代の農家がお休処になっています。 道標に従い山道を登ると‥ |
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やがて標高690mの町境の恋路峠。柿其に住む美人に逢うため毎日青年が通った峠です。展望台があるので登ると木曽川が野尻の集落の中を流れ、正面に中央アルプス。ちょうど雲間に木曽駒ヶ岳2956m、中岳、宝剣岳1933mが見えます。降りは林道を歩いて二つ目のカーブから登山道に入り‥ (10:05) |
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岩のステップを刻むと東屋です。そこから桟橋を滑らないように注意して降りて行くと‥ |
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空中の展望台に出て正面に壮観な牛ヶ滝の大瀑布、落差25m。 一帯に轟く音、巻きあがる飛沫、巨大な花崗岩の擁壁 大きな滝壺は、伝説を生みそうなエメラルドグリーンです。 (10:25) |
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戻り道は、柿其川左岸の木の遊歩道を歩きます。巨岩の間を縫う流れが、間近で迫力タップリ。 やがて淵になり、林道に架かる赤い橋下を潜り、恋路のつり橋で右岸へ渡ります。観光客も来る核心部が終わると‥ |
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途中、斜面を登る道。滝巡りの柿其林道へ出る近道です。舗装道に出たら左折し、再び道標で斜面に取付きます。そして‥ |
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柿其林道に出ると登山届箱があり、2台駐車中。右へ行けばすぐ車止めのゲートです。業務連絡が一杯あります。 「夕森天然公園への道は、日曜以外23年度中は森林整備のため通行止め」「ねじだるへの道は落石で通行止め」 (10:55) |
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林道を歩いて行くとねじだる落差7mの展望地がありズームで撮影。流れが右に左にねじれて落ちる様子からその名があるようです。すぐ先には、やはり通行止めの立て看があります。仕方がありません。さらに未舗装の林道を進みます。 (11:10) |
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10分ほどで右の案内表示があり 少し階段を降りて行くとすぐ展望台です。 そこからおびただしい水量を落とす爽快な霧ヶ滝落差18mが見えます。 (11:25) |
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再び林道に戻り、5分くらいで虹ヶ滝落差13m展望地。いつ頃、虹が出るのでしょう。 |
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コンクリート橋で左岸へ渡ります。橋下が箱淵。写真中央上の斜めの白い筋は、20m以上の高さから落ちる細い滝です。 |
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すると行く手左に柿其川にかかる猿の谷渡り橋があります。錆びた金属ロープ、木製の橋で渓谷まで数十mはありそうです。 恐る恐る向こう岸まで渡ってみました。若干強化された真ん中を歩くと、縦に揺れるので怖い怖い。 (11:40) |
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<第二地図> ■は吊橋 (猿の谷渡りより→) カモシカ帰り→雷の滝→上手斧橋→ 忠兵衛(地図の中兵衛は誤り)→渡の滝(候補)→大沢橋→Uターンして駐車場へ 左:カモシカ帰りの岩壁 中:歩けない古橋 右:向こう岸に無名滝 |
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林道に架かるコンクリート橋のプレートは、昭和48年となっていました。手摺に手をかけるのも用心深くなります。 川を遡るので林道は登りですが体感しません。それに見所がタイミング良く現れて来るので距離を感じさせません。 |
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雷の滝の案内板から川へ降りて行きました。 段差のあるカーブした場所で流れが岩にぶつかり落ち、吠えまくっています。 下からは滝全容は危険で撮影できず滝上に来て俯瞰で撮りました。でも涼しいのでここでランチにしましょう。 (12:05)~(12:25) |
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上手斧橋(カミチョウナバシ)では、隣の旧橋を見ることができます。 (12:35) |
次の忠兵衛峡の橋を渡れば夕森天然公園1560mへ6km110分。足元注意!林道へ引き返します。 (12:50) |
※2011年7月16日(土)DJ Keiさんより:「渓谷の橋を渡る所から、途中林道歩きをはさんで、2時間ほどで天然公園です。シーズンには、バイカオーレンやイワカガミの群生がなかなかきれいです。また途中の林道からは中央アルプスの展望があります。歩く楽しみはそれなりにある道だと思います」 ※柿其林道ゲートから天然公園では、観光案内図のコースタイムは2時間45分です。 |
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前夜プリントした観光案内図を忘れ、駐車場で絵地図を撮り、ガーミンで確認して進んできました。最終目標は渡の滝です。 ところが絵地図には無く、現地でも案内板を見つけられません。林道山側の滝をいくつか撮り、候補がこの滝です。 (13:05) |
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確認のためもう少し先の大沢橋まで行きUターンしました。 (13:10) 同じ道を戻り駐車場へ向かいます。山仕事の車に追い抜いかれました。休憩中、歩いて来た二人の釣師にも抜かれます。 (15:30) 暑さは大丈夫でしたが、顔がひりひりするのでUV光線をしこたま浴びたようです。 |
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東海岳行 |
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“モンスターピンク” | |
ピンクレディが1980年9月に解散して昨年でちょうど30年です。そのとき「解散やめ!」宣言をして1年限りの期間限定復活しました。全国ツアーがあったのですが、その公演を見そこない非常に残念な気持ちでした。ところが1年限りやめ!と活動を継続することになったのです。 全国ツアーはとても好評だったし、喜ぶファンの気持ちが彼女たちに伝わったと思います。今年こそ見逃せません。ミーとケイは現在53歳‥すごいですね~それだけでも感動モノです。名古屋センチュリーホールで7月10日(日)17hのコンサートに行ってきました。(写真下右:会場) さて二人は静岡市出身の高校の同級生で「スター誕生!」に出演し、卒業後の1976年8月「♪ペッパー警部」でデビュー。その頃は、山口百恵が人気を博していた頃です。次の「♪S・O・S」がオリコン1位となり、大ブレークしてモンスターピンクレディの誕生です。 「♪カルメン77」「♪渚のシンドバッド」「♪ウォンテッド」と出す曲、出す曲大ヒット。「♪UFO」でレコード大賞を受賞します。更に「♪サウスポー」「♪モンスター」「♪透明人間」 そして1978年「♪カメレオンアーミー」まで連続9曲オリコン1位が続きました。1979年の「♪ジパング」は、オリコン4位で勢いに陰りが見えます。そして1980年になると松田聖子をはじめとする新人アイドルに押されるようになり、その年9月に解散しました。 18歳から22歳の青春を疾走して二人は、人生最大のピークを走り終えたのです。当時、私は彼女たちの奇抜なテーマの歌、ユニークな振付に魅了されます。コンスタントに発表される新曲を「夜のヒットスタジオ」などの番組で楽しみに見ていました。 楽曲の提供者の阿久悠(作詞)、都倉俊一(作曲)は、「歌の遊園地」をイメージして数々の曲を生み出したそうです。ピンクレディには、脂の乗った30歳代の仕掛け人。 20歳の彼女たちが表現者し、10歳くらいの子供達が夢中になっている構図がとても面白く思えました。自宅近隣の小学生低学年の女の子達が、我が家の幼い娘に逢うためよく遊びに来ていました。庭で彼女たちは揃ってピンクレディを歌いながら踊っていた光景が忘れられません。 さてコンサート会場前(写真上左)は満員。ミーとケイの役割で衣装を揃えた女子達。男子もミニスカートに高いヒールでミーとケイになりきっています。どうも話し方から察するにニューハーフ系のオネエ様のようです。その姿を見つけた観客が写真を頼んでいます。(写真下右)盛り上がりますね。 場内アナウンスが開演を告げ「ピンクレディの公演では恒例となっていますが、どうぞ一緒に歌い踊って下さい」わ~と歓声が起きるや否や、膨大な音の厚みと走る光でショーは始まりました。 ファンが大スターに求めるもの‥年月を経ても変わらない姿、そしてあの頃と同じ歌と踊り。自分たちの心に生きているピンク・レディに逢いたい。そして彼女たちもそれをわかり、期待以上のものを見せるよう大変な努力をしたと思います。何しろ53歳。 その場にいれば、ピンク・レディを追いかけた青春が蘇り、幸福感に浸れるでしょう。ステージの彼女たちは、一緒に歌い踊るファンのパワーに負けないよう一生懸命パフォーマンスを見せてくれます。しなやかな動きとキレは全く衰えてないのが驚きです。年齢を重ね声質は変わっても歌唱力や表現力は成長しています。 私は「♪渚のシンドバッド」の横に動くフリが好きです。「♪ウォンテッド」の中間の甘いメロディも好きです。彼女たちはヒット曲の次にあの頃歌いたかったバラードをしっとりと、また情感をこめて歌いました。「♪希望への旋律」は、初めて聴きましたが涙を誘われるほど素晴らしい曲です。 そしてヒット曲に戻り、ダブルアンコール。激しい振りの曲を連続で歌い終わると息が切れしばらく下を向いたままです。水を飲んで『この曲はきついのよね』と年の話をして笑わせます。追加公演も決まり、最後にミーは涙を流し喜んでいました。 |