2011年10月19日(水) 高島トレイル最終コースの第9区分をゆく |
|
ジオンさん企画の高島トレイル踏破プランもいよいよ最終の第9区分。でも私はこの縦走企画に参加できなかったパートがあり、半分も歩けていません。 コースタイム7時間30分とちびりそうなロングコース。現地集合が早朝なので睡眠時間を考え、琵琶湖西の「道の駅くちき新本陣」で車中泊します。 夕食・入浴を終え車に乗りました。到着して外の気温は10℃、風があり身震いします。6時間の睡眠は確保し翌朝、コンビニで参加者のみれさんに遭遇。 一緒に集合場所へ走ります。国道367号を南下し県道783号へ右折。県道781号へ移り、集合地の朽木桑原(クツキクワバラ)へ向いかいました。 教科書は、高島トレイル公式サイト「ようこそ中央分水嶺 高島トレイルへ」です。参考書は、「イチマル山のアルバム」で確認させていただきました。 |
<駐車場> [-]広域図、[+]詳細図、ドラッグスクロールで移動 |
朽木生杉大駐車場 ↓ ▲三国峠 ↓ カベヨシ(P818m) ↓ ▲三国岳 ↓ 茶屋跡 ↓ 朽木桑原P (デポ車) ↓ 朽木生杉大駐車場 ※赤線はGPS軌跡 黄丸は分岐 ■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:前日午後7時25分発 20℃ 道の駅くつき新本陣:前日午後9時45分着 10℃ 朽木桑原P:午前7時00分着 6℃晴れ |
往:5時間20分(三国岳まで以下、小休止含) 復:1時間35分 ◆所要時間:6時間55分 |
くつき新本陣から20分で高島トレイル終点に到着。気温は6℃です。御堂横に駐車させて頂きました。 |
登山口の朽木生杉(クツキオイスギ)へ走ります。15分で大駐車場に到着。今日は9名のパーティです。(7:50) |
※10/30温泉玉子さんよりメールを頂きました。 御堂横の空き地は個人所有地で駐車不可でした。謹んでお詫び申し上げます。(駐車場情報) |
|
舗装道を北へ進めば、三国峠登山口。標柱に「若走路谷(ワカソウジ)ルート」と表記され、左岸〜右岸と登ります。 |
|
途中、左岸にある滑りそうな丸太橋がいやなので、しばらく右岸を進み適当なところで渡り返します。 |
|
35分で稜線の高島トレイルのナベクボ峠。 高島トレイルのポイント25をゲット! (8:25) |
|
峠から自然林の気持ちいい尾根道です。 秋の彩りを期待していたのですが、まだまだ。標高を150m上げれば‥ |
|
第一山三国峠776m登頂。滋賀(近江)、京都(丹波)、福井(若狭)の県境です。 三等三角点周りの木片が示しています。 |
|
山頂は、切り開かれ北から東への眺望。琵琶湖も覗いています。写真は北東のブナ美林百里ヶ岳931m。 そこは高島トレイル第8区分です。紅葉期の賑わいが半端じゃないとのこと。いつか登りましょう。 |
|
道標を見て次の地蔵峠を目指します。尾根では、ゆずり葉・イワカガミが多く見られました。 ※正月、しめ縄とうらじろ(長寿)、だいだい(繁栄)、ゆずり葉(家系が絶えない)で玄関にしめ飾りを付けます。 |
|
生杉と芦生を結ぶ古道地蔵峠でポイント27ゲット! 芦生の森への道(右奥)に入林禁止ゲートがあります。(10:00) |
|
峠から登るとブナや杉の大木が次々と出現し、まさに巨樹の路です。 |
|
しかし『クリだ!ここにも、あそこにも』 レディースは収穫にいそしむ。 |
|
曲折点には、道標が整備されています。地蔵峠から標高を140m上げれば カベヨシ818mです。降りると‥ (11:20) |
|
杉の巨木が見えました。回り込んで下から見た方がすごい。 写真の撮り方で、でかく見えますが、実は幹は2本です。カベヨシから40m下げ‥ |
|
朽木古谷と芦生中山を結ぶ古道の岩谷峠。 本日四つ目のポイント28をゲット! (12:15) |
|
峠から山頂まで180m高度を上げるには、腹が重くなってからは厳しいと思います。 ここが本日、一番きつい時間帯となり、みんなヘロヘロ。やっとのことで‥ |
|
三国岳(サンゴク)二等三角点、トレイル最終ピーク。 (13:10) 朝食は6時。途中、行動食で補給はしましたが、昼食は13時。 |
|
展望は東南、写真中央:武奈ヶ岳1214m、左:釣瓶岳(ツルベダケ)1098m。1時間の大休止。 (14:10) |
|
残りは560mを降る下山です。経ヶ岳分岐(丹波越)に出て分水嶺に別れ左折します。(14:45) |
谷を降ると茶屋跡の小広場。昔、茶屋を営んだ人から5代目のNさんが、駐車した御堂近くに住んでられます。 |
谷道から尾根道へ移り、しばらく降ると植林の道です。原木栽培地を抜け、右方にある未舗装道を歩けば‥ |
|
高島トレイル・トイレが見えました。ここがポイント30。探しても標柱が発見できません。「画竜点リを欠く」(15:45) ←これしかない? でも7時間コースを歩け、少し自信がつきました。 |
|
後列:ジオンさん、Dolpyさん、(私)乱丸さん、あさひさん 前列:のこさん、福ちゃん、みれさん、Kおじさん 皆さん、お世話になりました。(三国峠にて) ※ジオンさんの書き込みでポイント30は、私の撮った三国岳登山口道標にあったプレートでよいそうです。 |
|
東海岳行 |
|
“講演会” | |
先日、市民文化会館で行われた「武田邦彦教授講演会」に行きました。地球の環境問題で定説とは違う独特の主張をすることで知られています。東大卒の工学博士で中部大学教授ですが、私はテレビの「たかじんのそこまで言って委員会」で見たことがありました。興味を引かれご紹介します。 ◆原子力発電所◆ 現在日本では、54基20発電所がありますが、震度6の地震に襲われて壊れなかった所はありません。それは7つの発電所で石川、新潟、青森、宮城、茨城‥ 今まで全電源が停止したのは4ヶ所あり、茨城県の東海第二は爆発まで数時間の所で電源が回復し危ない所でした。 実は震度6で壊れるのは設計上分かっていました。以前、私がパリへ行って驚いたのは、パリ近郊で原発が稼働していたことです。フランス人は原発を作る前に検証して安全性を確認します。安全とわかったら安全なものは、どこに作ってもいいという考えです。 電気を使う場所の近くで発電する方が、送電ロスが少なく効率が良いのは当然のこと。日本も原発は安全と言いながら東京で使う電気を新潟の柏崎原発7基で発電し送電している。建て前と本音は別ということ。中電の浜岡原発が爆発したとしても気象的に愛知へ吹く風はなく大丈夫でしょう。 でも福井はやばい。福井で爆発すると死の灰が500mの高度に上がり、風に乗って流れる。その方向は愛知か京都です。到達するまで1日かかるからその間に逃げましょう。名古屋の人は、遠ざかろうとして知多半島に逃げてはいけません。横に移動してください。遠くではなく横に逃れるのです。 中津川方面がいいでしょう。その時はマスクをつけます。放射能はインフルエンザウイルスより大きいからです。飲み水は確保しておきます。ヨウ素材もあるといい。チェリノブイリの事故でソ連は、被爆者にヨウ素を飲ませなかったが、ポーランドは子供たちに飲ませ甲状腺ガンはゼロです。 医学的には、1年間に100mmシーベルト以上被曝すると白血病やガンに成ることは分かっています。しかしそれ以下の被爆では、ガンや異常になった場合、放射能のせいか遺伝なのかはっきり分からない。1980年、世界基準として年間被爆量を1mmシーベルト以下と決められました。 それで国ごとの放射能量が明確になり、皆さんが安心して海外旅行したり食物輸入できるようになったわけです。5mmシーベルトを越えると人体に変なことが起きることがあります。原発労働者が白血病等になった場合、労災認定されるのは1.2mm基準と裁判で決まりました。 ところが最近、文部科学大臣が子供の年間被爆量は20mmシーベルトと言いだした。それは全身のレントゲン検査を1年間毎日2回受け続けるのと同じこと。子供が学校でそんな検査をされたらお母さんは大丈夫と思いますか、変でしょ。 原子爆弾を受けた広島が3年で人が住める放射能の量になったと仮定すると福島の事故は200年かかる。それくらいの量が出たのです。我が国が原発推進に向ったのは、石油ショックが一因と思います。石油石炭の総埋蔵量を計算すると500万年分、採りやすいものは8000年分です。 ◆地球温暖化◆ 1970年頃に第一次オイルショックがありました。当時、石油資源はあと40年で枯渇すると叫ばれ、1バーレル2$だったのが30$に高騰し誰かがボロ儲けしたようです。その40年後の2010年には、あと43年だと言われました。では更に40年後の2050年は残りは何年だと思いますか。 小学生でもわかりますね。きっと46年でしょう。(笑い) しかし石油石炭の発電では、Co2が発生して地球温暖化が進むのではないかと言われています。日本でマラリアや巨大台風が発生するらしいですが、太陽活動が活発になっている影響の方が強い。 南極の氷が解け海水面が上がると言います。南極の気温は平均−40℃で、5℃上がれば−35℃です。その気温で氷が溶けると思いますか?(笑い) 気温が上昇すれば海水が蒸発し、南極には雪となって降るから氷は増えます。 公演は13時に始まり眠くなる時間帯ですが、話が面白く1時間半はあっという間に過ぎました。先生の出版本はとても多く、独自の考えを述べられています。しかし、その意見に対する批判もあり、その一部はWikipediaで確認できます。 |