岳行ノート

竜爪山   (薬師岳1051m,文殊山1041m)/静岡市

2005.1.1(土)6時江南発 晴れ2℃ 登り:2時間40分(小休止含)
富士見登山、大晦日の雪は? 下り:2時間5分(小休止含)

    

俵峠分岐から富士を見る
 

  正月は、3度目の富士見登山です。大晦日の大雪の影響はどうでしょうか。雪の少ない静岡ですが、心配なのでスパッツ、軽アイゼンを用意していきました。竜爪山は、薬師岳と文殊岳の双耳峰の総称で静岡市の北方にそびえています。    ガイドブックは、
山と渓谷社「名古屋周辺の山200」ですが、実際は静岡の方のHPをいくつも見てコースを決めました。

               



 登山口→旧道→穂積神社→階段→薬師岳→竜爪山→穂積神社→新道→登山口     

  ※赤線は実測ではありません。
■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」
 
       
 江南を6時に出発し、東名の三ケ日あたりで初日の出。「いいぞ」 素晴らしい日本晴れだ。
 静岡ICで降り国道1号線を東に向かい瀬名インターを左折して北進します。

 工事中の第2東名の向こうが双耳峰の竜爪山で左が薬師岳、右が文殊山です。平山集落を通過します。
 途中の竜爪茶屋を通り過ぎるとまもなく鳥居の立つ旧道登山口です。この左に「長寿の水」があり、駐車場含め15台くらい停められます。「さあ張り切って行きましょう」
(9:10)
 よく整備された道を杉林の中、沢沿いに進みます。
 急坂には、参道らしく石段があり歩きやすい。穂積神社まで丁目石が励ましてくれます。新道との合流点まで26丁、神社までは37丁です。
 途中から広葉樹林に変わります。「気分いい」 この旧道は、鉄橋、沢と滝、岩場、ロープと変化に富んだ登山道です。初日の出を見たのでしょうか10人ほどの登山者とすれ違いました。中にはアイゼンを手にした人が‥「やっぱりいるのか」
 雪も出てきた。新道との合流点26丁目。
(10:05)

 この後、28丁目には左右に分かれる箇所があり、往きは左の尾根道を選びます。(帰りは、緩やかな山腹道にしました。)
 鳥居も真新しい穂積神社で安全を祈願、臭いはきついがきれいなトイレもあります。車は、ここまで乗り入れられます。 左手の樹間から光る海を見て、神社の裏に進みます。
(10:18)
 ここから東海自然歩道となり山頂に向かいます。「でかい!」杉の巨樹に驚く。
 東海自然歩道といえば階段。凍っているので両手を手すりに三点支持で慎重に進みます。段差が低いのはありがたい。 (なお階段登り口にある山腹道を選んでもよく、帰りはそちらを利用して降りました。)
 緊張した階段登りの途中、右手にドカ〜ンと「富士山」が現れます。
 長い階段(453段)が終わると俵峰分岐の展望台に着きます。ここで巻頭写真の富士山の大パノラマ。「休憩だ、ポカリだ、撮影だ」
(11:17)

 展望台からすぐに木立に囲まれた眺望のない薬師岳山頂1051mです。ベンチが二つありその先、道は二手に分かれますが、往きは眺望のきく左の尾根道にします。(帰りはなだらかな山腹道をとりました。)
(11:28)
 「薬師岳」と「文殊岳」の鞍部は、東西に見晴らしがよく駿河湾の三保半島が望めます。
「着いた!」 
「文殊岳」山頂1041mの切り開きから秀麗な「富士山」を背景にランチタイム。いつものワンコインメニューではなくメニューは豪華絢爛、鮭のおにぎり・ふろふき大根缶・焼き鳥缶・ソーセージ・卵スープ・漬物・デザートは丸ごとミカンです。
(11:52)
 広い山頂に多くの登山者が次々と到着、賑やかになります。
 食事が終わると同時に風がうなり出しました。周りの写真を取り終え下山します。
 
 左上奥が「久能山」、右手にS字カーブの東名が見えます。
(12:50)
 俵峰分岐からは、アイゼンをつけ神社手前ではずしました。26丁目の新道と旧道の分岐から新道を降ります。こちらは、旧道より若干距離がありますが、なだらかで道幅も広くのんびり歩けます。

 今日は、二手の道が4箇所あり周回のようで面白く感じます。
(14:10)
 林道の新道登山口に着きました。
「あ〜終わってしまった」
(14:50)
    登呂遺跡       
                                     




  帰りに静岡IC近くの「登呂遺跡」に立ち寄りました。子供のころの教科書に載っていたのを思い出します。
 
 この公園前にある蕎麦屋の一押しは、もちろん「とろろそば」です。