2012年9月24日(月) 兜岳(左)・鎧岳(右) 見た目もそうですが、共に付けられた武具の山名からも荒々しさを感じます。 |
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12年前になりますが、三重県から東海自然歩道を歩き、奈良県曽爾高原に出ました。広大なススキの景観は感動的です。帰りに曽爾三山を見に行きました。 国の天然記念物で鎧岩(ヨロイ)、兜岳(カブト)、屏風岩です。鎧岩の特異な形に驚かされました。屏風岩の柱状節理の岩壁は、圧倒されるほどの大きさです。 登山は始めたばかりの頃でしたが、とても登られないと思っいました。帰宅して調べると三山とも登山道があり、人々の好奇心も中々な大きさです。 いつか登ろう胸に秘めました。時が過ぎ思いは熟してうっかり落ちてしまうところです。教科書は、山と渓谷社刊「関西周辺の山250(改訂版)」です。 |
<兜岳・鎧岳駐車地> [-]広域図、[+]詳細図、ドラッグスクロールで移動 |
伊勢自動車道の久居ICで下り、一般道で曽爾村へ走ります。国道369号線から県道81号線に移ります。 |
林道終点P ↓ ▲兜岳 ↓ ▲鎧岳 ↓ 下山口分岐 ↓ 林道終点P ※赤線はGPS軌跡 ※●は主な分岐 ■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前6時30分発 曇り/18℃ 駐車地:午前9時40分着 曇り/20℃ |
兜岳:1時間00分(以下、小休止含) 鎧岳:1時間10分 駐車地:35分 ◆所要時間:2時間45分 |
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〒曽爾局手前で左折し、このY字分岐で右の案内板「テニスコート高原ホテル曽爾」を確認し林道へ上がります。 |
600m走るとY字分岐があり「鎧岳山頂→」道標から右折すれば、林道終点登山口です。隅に置車しました。(9:50) |
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杉植林をジグザグ登ります。分岐が何ヶ所か出てきて惑わされますが、道標を確認して汗が出る頃‥ |
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二山の中間点逢坂峠に出ました。最初は左の兜岳へ向かいます。体力のあるうちに急斜面を登ろうという作戦です。 (10:15) |
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笹が現れ、登山道を覆うようになります。ストックでクモの巣払い、手袋とタオルの頬かぶりは笹切れ対策。 |
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突然、樹林から解放され待望の展望地です。3ヶ所続きますが2番目がいい感じ。 二山目の鎧岳右に曽爾高原が望めます。広大なススキ原はまだ緑色です。 植林が自然林に変わりますが、笹の領域が一層深まりゆく。 お陰で崖縁の道だけど怖さを感じません。時々潜って足元注意。 (10:40) |
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兜岳山頂。南西の古光山(コゴ)953m方面に若干展望。(10:50) TOP写真で確かめると、兜のヘルメット部をイメージした山名です。 因みにクワガタは、兜に付属する鍬形から由来しています。 |
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休憩もそこそこに鎧岳へ向います。逢坂峠を過ぎ、写真上の西から降りると「下山口」プレートの分岐です。 左下へトラバースする下山道をメモリーし、東へ登ります。 (11:40) |
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5分で尾根道と別れ、右へ山腹道を辿りました。 |
補助ロープで急登すれば、稜線です。右折して‥ |
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鎧岳三等三角点山頂。東の切開きから曽爾高原が望めます。南へ踏み跡がありますが、先は崖のはず? (12:00) 「南進禁止(危険)」の注意書。お握り1個を流しこみ下山開始。下山口分岐から駐車地へ戻りました。 (12:35) |
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林道を車で走ると戦の準備万端の鎧岳。柱状節理の岩壁が、鎧をまとったように見えます。 存在感を表すナイスなネーミングです。岩で尖がった山頂を想像しましたが意外でした。 しかし、あの注意書? 山頂から南進するとこの崖に出るはずですが? これで曽爾三山のうち二山を最短コースで登攀できました。 三山目の屏風岩へ車を走らせます。 |
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屏風岩公苑P ↓ 登山口 ↓ ▲一ノ峰 (屏風岩最高点) ↓ 若宮峠 ↓ 屏風岩公苑P ※赤線はGPS軌跡 ※●は主な分岐 ■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」 |
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林 道 終 点P:午後12時35分発 曇り/20℃ 屏風岩公苑P:午後01時10分着 曇り/22℃ |
往:30分(以下、小休止含) 還:45分 ◆所要時間:1時間15分 |
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柱状節理は火山地形ですが、県道から見ると屏風岩もそれが顕著です。 岩壁は2kmの幅があり、高さ200mの断崖が鋸の歯のように鋭くそびえ迫力があります。 曽爾小学校付近の道路標識から林道を走れば、10数分で麓の屏風岩公苑です。 |
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12年前と様変わり、駐車場は拡幅し綺麗なトイレがあります。(桜まつり期間は駐車料500円)ここで車内ランチ。 (13:35) |
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標高760mの駐車場から苑内を西へ、300本の山桜の間を歩きます。4月中旬の見頃にはカメラマンが押し寄せるでしょう。 |
公苑はずれに「住塚山→」の登山口。南に展望があり、高見山1248mなど台高山脈の眺望があります。(13:40) |
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植林のつづら折れを急登すれば、住塚山(スミツカ)1009mの分岐です。ここは900mで往復30分で行けそうです。 行き掛けの駄賃的登山では申し訳ありません。今日は、曽爾三山で初志貫徹します。ここを右折して尾根道へ‥ (13:55) |
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ピークで左へ曲折し、降って登れば屏風岩山頂。一ノ峰と呼ばれます。樹木の間から下が見えて高度感満点。 (14:05) |
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山頂では怖くない程度に南が切開かれ、奥は台高山脈です。真下には山桜が密集しています。満開だといい絵になるでしょう。→ ↑これは公苑の解説板から見上げたもので左ピークが一ノ峰山頂。5コマ上の全景写真では、5つの鋸刃の左端が山頂です。 ↑山頂の先は、雑木林の崖縁道。意外や笹と木で恐怖感は感じません。ただ気が付かないうちに重心は、崖と反対側に寄せている。 |
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一ノ峰から東進すると2ヶ所の展望地。真下に駐車場、左に古光山953m、右奥は三峰山1235mです。 |
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ワクワクの空中散策はお開きとなり、若宮峠に降着。崖縁道は「この先行き止り」の表示があり右折して下山します。 (14:30) |
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幅の狭い「Z」を切って降ると、次第に幅の広い「Z」に。事前に場所を特定できなかった下山口が見えました。 |
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それは鳥居と祠の若宮神社です。 (14:40) 西へ降ると林道に出合います。坂道を歩けば、愛車が一人で待つ屏風岩公苑駐車場です。 (14:50) |
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東海岳行 |
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“うまいコロッケ” | ||
ものまねは、青木隆司や荒牧陽子など歌が滅茶苦茶上手いタレントが登場してきました。本物そっくりに歌うのではなく、ものまねに笑いの要素を入れ込んだのは、いつからで誰でしょうか。その中の一人にコロッケがいます。1980年「お笑いスター誕生!!」に登場した頃から見ていました。 最初は顔や振り付けなどを真似る形態模写で歌は口パクだけ。とてもユニークで以後ものまね芸は、形態模写を取り入れることが常識になってきます。顔芸は凄かったのですが、残ることができるかと思っていました。その後、本人は努力して声帯模写が出来るようになったのは衆知のことです。 顔面ブレイクダンス、ロボットダンスなどを取入れ、芸は常に進化?変化させ向上心旺盛です。きっと本人はやることがないディフォルメは愉快で、鼻くそをほじる野口五郎、牛の鳴き声を上げる瀬川瑛子などハチャメチャ。彼は名古屋で長期公演を13年間行い、いつか見にいきたかった。 運よく二人分の席を一人分の料金で購入できることになりました。場所は名古屋市栄の中日劇場。約1ヶ月40公演ですが、半分の21公演が貸し切りという人気。私達は千秋楽の日7/26で予約しました。 当日は11時開演、コンビニで食料を調達して入場します。ロビーには胡蝶蘭が並び、五木ひろし、小林幸子、天童よしみなどの祝い花です。弁当が販売されていてちょっと悔しい。席は、何と双眼鏡不要の前から2列目の中央ですごく嬉しい。 二部構成で一部は「殿さま地獄 泥棒パラダイス」の人情喜劇です。若殿がコロッケ、佐藤B作と奥さんのあめくみちこ、左とん平、おりも政夫が共演してます。お世継ぎ問題で大騒ぎ、笑わせてくれました。 二部はランチ休憩後、本業のものまね大全集です。芸能生活32年、音楽ははカラオケですが、8人のコロッケダンサーが盛り立てます。驚いたことに女性ダンサーは無給であご・あし代も出ない。芸能界は厳しい。 美川憲一、五木ロボット、岩崎ひろみと続き、リクエストでフランク永井の「♪有楽町で逢いましょう」を歌いました。低音を利かせこれが実にうまい!大きな拍手を貰うと『こういうのがいいんだ』と喜ぶ。どのものまねも必ず笑いの要素を入れ、じっくり聴かせることを忘れている。 彼が語るのには長いこと同じものまねしていると飽きて来るそうです。それで恐竜で歌ったり、ハゲズラをしたり、笑いの味付けをします。こうなるとマネの域を超えた創造の世界です。 彼は52歳、かなりメタボな体形で衣装のサイズ直しもきっと大変。尿酸値が高く膝が痛いと言っていました。このままだと踊れなくなります。痩せてこれからもオリジナルで質の高いエンターテイメントを見せて欲しい。 そうそうこの日は千秋楽なので二部が終了するとカーテンコールがありました。長期公演の千秋楽は始めてです。一部の出演者が私服で揃い、主な役者が一人づつ挨拶。全4時間のお楽しみでした。 |