2013年3月22日(金) 飛騨川の名勝「飛水峡」 奥が萱原山の稜線、左ピークに15鉄塔が建ち右へ稜線を辿る。 |
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山のホームページでは、自分の知らない山、知らないコースなどが紹介されます。興味があるとお気に入りへ登録したり、書き残します。 その数はかなりの量になっていて保存状態のままです。時々解凍すると『あ、これは行きたかった』と思い出します。 萱原山もそうして呼び戻しました。開いた「のぼろう隊Web」さんのレポを拝見すると所在地は納古山(ノコサン)633mの七宗町です。 何とその東隣の山でした。それが保存理由ですが、4年前に保存したので山の状況はどうでしょう。ガイドブックにない山はときめきます。 教科書は、「のぼろう隊Web」さんにお世話になりました。 |
<駐車地> 大きい地図 |
細尾谷林道入口P ↓ 登山口 ↓ クジラ岩 ↓ ▲萱原山 ↓ 細尾谷林道入口P 旗印は鉄塔uW識 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前7時15分発 晴れ/2℃ 駐車地:午前8時35分着 晴れ/7℃ |
往:2時間50分(道ミス15分・小休止含) 還:1時間35分(ランチタイム除く) ◆所要時間:4時間25分 |
国道41号線沿いの「道の駅ロック・ガーデンひちそう」から萱原山が見えるかと立ち寄りました。 左端がシャレ山650mで右へ稜線を辿ると萱原山へつながりますが、手前右の山影の後ろです。 今日はうららかで、ダウンはもう不要だうん。下呂方面へ走り‥ |
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川並交差点で左折し麻生橋を渡ります。高山本線の踏切を越え、右折して線路沿いに1km。 細尾谷林道入口に駐車して出発です。ゲートの鎖は外されているので車でもいけますが、足慣らしで歩きます。 (8:55) |
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林道を25分、右に鉄塔黄札があり登山口です。15・16の表示。行程の半分は、鉄塔巡視路です。 (9:20) |
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植林下の踏み跡を進むと丸木三本橋に出合います。三本は安心、二本なら恐怖、一本だと跨いで乗るしかない。 |
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沢沿いの道を左岸、右岸と登ります。道は明解で、黄札が道標です。 登山口から20分歩けば、沢は枯れ左岸へ横断します。 |
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登降すると隣の沢。やや!ありえない丸太一本橋です。でもこれくらいなら沢床の石を踏めば渡れます。 (9:50) |
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急斜面をトラバースすると傾いた鉄橋。ワイヤロープで支えています。運ぶの重くて大変だったでしょう。 (9:55) |
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上方に明るい空が見えたら尾根出合。眺望を期待して右の15鉄塔へ。角度鉄塔で眺望は残念賞でした。 (10:00) |
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尾根は雑木林で明るく、東の飛水峡方面に時々好展望。幼いアセビの花はつやつやです。 |
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細尾根は岩が多く痩せています。松葉のカーペットが足に心地よい。「谷は杉、尾根は松、間は桧」 松は植林か? |
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狭い尾根にクジラ岩が道をふさぐように横たわっています。迂回路があるので大丈夫。 (10:20) |
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展望所で飛水渓を見ます。美渓は飛騨川の白河町〜七宗町間の12km余りです。 飛騨川は山に突き当たり、左へ曲がります。下山したら向こうからこちらを見ましょう。 |
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尾根は左にカーブ。そこが13鉄塔(写真左方向)の分岐点です。ここで鉄塔巡視路は終わりです。 (10:35) |
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尾根道が続き、コブを左に巻くとこの鞍部。岩壁右の巻き道を取るとミス。直進して岩壁のステップを登ります。 |
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尾根道は、北向になり台地状の604mピークを越えます。主尾根は蛇行しコブを超えたり巻いたり。山頂手前で‥ (11:20) |
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展望地がありました。樹間から遠く東南東に恵那山2191mをデジタルズーム。手前の台地状の山影が笠置山1128mです。 |
展望地から2分で小広場の萱原山630m三等三角点です。 (11:45) |
展望地へ戻ってランチにします。展望といっても枝の間からですが、東に中央アルプス。 中央左が熊沢岳2778m、中央右が空木岳(ウツギ)2864m、右の尖峰が南駒ヶ岳2841m。 〜(12:35) |
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順調に下山して尾根出合から植林へ降りました。(13:20) 斜面をトラバースして丸太一本橋から登ります。しばらくすると記憶にない景色。直進を左カーブしていました。 登りから降りに変わるこの場所で右の黄札を見逃しするミス。 |
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沢沿いの道を降り、丸太三本橋までくれば緊張感もほぐれます。林道に登り‥ (13:50) |
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歩くと気温が嬉しい。往きに反射光で見えなかった林道下の細尾谷ダムがエメラルドグリーンです。 駐車場(14:10) 車で国道41号線を走り、TOP写真を撮りにいきます。 |
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東海岳行 |
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“巨大エビフライ” | |
時々、痛快先輩と食事します。きまってとんかつ屋でしたが、いい加減飽きて『今度は違う所へ行こう』と言われました。そこで名古屋の洋食屋さん「キッチン欧美」で巨大エビフライを食することにします。お店に着き注文して待つ間、先輩の話が怒涛のように押し寄せてきました。 『定年退職後、妻と欧州周遊ツアーに行ったんだ‥ 9日間の旅行で途中に連泊する日はあるけど、9日間は無理だな。毎日の洋食でうんざり、あちこち連れまわされ二人とも後半はフラフラで早く帰りたいと思うばかり、楽しくない。 若い頃は欧州や米国でも何ともなかったが、今はせいぜい5日間だな』『5日間耐えれるなら、まだいろんな所へ行けそうですね』『うん、その反省もあり1年前、ある国へ4日間のツアーで行った。大都市で連泊して宿泊の移動をなくしたんだ』『それは、いい考えですね』 『その都市で一番の一流ホテルに着いて荷物をほどき、手を洗おうと蛇口をひねると薄茶色の水が出てきた。一流ホテルだよ、ボーイに文句を言うと現地語でまくしたて行ってしまった』『喋れないのでなめられましたね』『ああ、仕方ないのでペットボトルをたくさん買った。 その後、食事には早いけどレストランへ行ったんだ。席に案内されると私たち夫婦が一番で他に客はいない。用足しに席を立ち戻るとき、オープンキッチンになっていて何気に見た。するとコックが調理中の鍋に唾を吐いている、フケを入れている。客は私たちだけだ。食えるか?』 『ぞっとしますね。そういえばここもオープンキッチンだけど、古い店だし満席だから大丈夫でしょう』料理が運ばれてきました。巨大エビフライを物差し(割りばしの上)で測ると長さ30p。2本あるので60pが胃に入るわけです。『これはすごいな』 『先輩そういえば、私は今年1月夫婦で沖縄へ行ってきました』『それは良かった。その頃、僕も北海道旅行したよ。 君も知ってる安藤君と伊野君と3人で一年に2回、日帰り旅行をしているのだが、安藤君が北海道にぜひ行きたいというのだ。 二人とも北海道は行ったことがないので安藤君が積極的に計画を組んだ』『いつ行ったのですか』『昨年の12月』『その頃は雪まつりもないし、流氷ツアーもない、寒い時期にどんな旅です?』『ああ、二泊三日の温泉巡りだ。北海道の冬は寒いぞ。 1日目は興奮して夕食はみんなで大いに食べ飲んだ。2日目雪が降ってな、安藤君はリュウマチで階段も一人で上れない。伊野君と二人で支えてやったよ。2日目旅館が変わっても夕食は同じようなもの。蟹だろ、イクラだろ、シャケだろ。 もう飽きて酒もコップ1杯がやっと。伊野君は、北海道から帰ると体調崩して入院したよ』『え〜ぇ、命がけの旅行でしたねえ』二人は巨大エビフライだけ何とか腹に押しこめレジに向かいました。『君、今年一年、エビフライは食べなくてもいいな』『同感』 |