岳行ノート

尾白川渓谷 1100m/山梨県北杜市

2013年8月17日(土)


豪快な水量の不動滝

下に人が写っています。


 夏のトレッキングの選択肢に滝巡りがあります。今まで岐阜・厳立峡、三重・赤目四十八滝、長野・田立の滝などへ訪れました。

 今回は、山梨・尾白川渓谷(オジラガワ)を歩いてみます。昔、南アルプス甲斐駒ヶ岳2967mには、雷神から生まれた白馬が住んでいました。

 甲斐駒ヶ岳を源流とする尾白川は、その白馬の尾から取られたものです。1985年、環境省が日本名水百選に選定したほどの美しい渓谷です。


 中央自動車道長坂ICで下り、国道20号線沿いの道の駅はくしゅうを目指します。そこから西へ走り、尾白川渓谷の市営駐車場へ。

 教科書は、「北杜市公式ホームページ」です。参考書として多くのHPのお世話になりました。
<駐車場>
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大きい地図




市営無料駐車場→旭滝→不動滝(ランチ)→下山道分岐(尾根道)→市営無料駐車場

GPSの電波状況が悪く、主に地形図の点線に渓谷道を当てました。 ●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前6時00分発   晴れ /22℃
駐車地:午前9時10分着   晴れ時々曇り/25℃
往:2時間45分(不動滝まで・小休止含)
還:1時間20分(ランチタイム除く)
◆所要時間:4時間05分


 夏休みの土曜日、第一駐車場は既に満杯で第二に誘導されました。暑くなりそうな空を見て奥の入口に歩きます。
(9:30)

 川遊びのファミリー客と一緒に渓谷へ向かいました。水着の子供たちは、テンションが高い。

 270年前建立の駒ヶ岳神社が渓谷道の起点です。道は山岳会により昭和初期に開かれました。


 尾白川に架かる吊り橋は、幅が狭いのですれ違いは難しい。この『定員5名』を下山時に実感することになります。


 橋から見ると澄んだ流れ、白い岩が涼しげです。さすが名水百選。ちびっ子は、夏休みの思い出が作れるでしょう。

 右岸に渡ると「甲斐駒ケ岳登山道」「尾白川渓谷道」の入口です。道に横たわる木は、切られずに残りました。
(9:40)

 分岐となり、「登山道」は尾根へ、「渓谷道」は右岸沿いを辿ります。


 賑わう声が聞こえるので川へ降りると小滝に広い千ヶ淵。これほど綺麗なら私も水遊びしたくなります。
(9:50)


 「これより先は登山道‥」注意書があり道は険しくなりました。道標は要所にあり踏み跡は、はっきりしています。

 断崖の高い道となり、踊り場のような広地に出ました。向こう側へ降る道は、鉄階段が崩壊して通行止。左の尾根へ向かうと‥

 5分で「尾根道」と「渓谷道」の分岐です。右に折れ、川まで一気に降ります。
(10:00)

流れが見え、名前は無いエメラルドグリーンの淵に出合いました。
左に傾斜が緩い小さな滑滝。流れは勢いがあり、冷涼な飛沫に爽快感を覚えます。


 先生と中学生2人が鎖場で私を抜いていきました。「渓谷道」といっても登山道で崖を高巻くので油断なりません。

名前の付く最初の滝、三の滝は落差10m(別称:鼓滝)。二と一はいずこに‥
滝の巨岩、右の巨岩、エメラルドグリーンの滝壺、美しいですね。さらに「渓谷道」を進むと‥
(10:25)


 旭滝10mの直瀑。滝壺を見るには、写真下の岩板を登らなければいけません。表面がヌルヌルで登山靴ではムリ。
(10:45)

岩壁に鎖の絶壁を進むと百合ヶ淵
↑左端の黒い岩壁裏に6mの←滝。
(11:15)
崖を木の根を頼りに登りました。→この辺りで2007年滑落事故が発生、慎重に。

 10分で竜神平に上がりました。露岩が無造作に並ぶ広く場所です。崖から剥離した幅60cmの岩があります。

 そこに乗ると、手摺りがなく怖い。谷を見ると‥
(11:25)

 神蛇滝(ジンジャ)40mを遠望。三段瀑で一段目のアップ。→ 全体は、木が茂り見にくいのですが、バランスが良く見事です。

 尾白川渓谷は、20余ヶ所の滝。本日の大トリの滝へ向かいましょう。

 竜神平の先で下山道の分岐に出合い、右の不動滝へ向います。アップダウンの少ない山腹道を20分あまり。

 吊り橋の不動大橋から左に←大滝が望めます。先生と中学生2人が、滝下近くにいました。(TOP写真)

河原に出て巨岩をロープで乗り越えると滝壺に轟音。さすが大トリの不動滝30mです。
迫力の水飛沫がカメラを襲います。請われて先生たちの写真を撮影。
マイナスイオンは欲しいけど濡れない岩場でランチにします。
(12:15)〜(12:40)


 帰り不動大橋で南西の甲斐駒ケ岳2966mは見えません、残念。竜神平に戻り、分岐で尾根道へ入ります。
(13:10)

 尾根道とは名ばかりで、山腹をトラバースします。道は緑に包まれ、所々の巨木で渓谷道の緊張感は不要です。

 甲斐駒黒戸尾根登山道分岐に来ました。甲斐駒までは、標高差2050mの超ロングコース。ジグザグ尾根を降ります。
(13:35)
 朝、渡った吊り橋で渋滞発生。定員5名なので来る人、帰る人が交互に5人づつ渡らなければいけません。
(13:45)

 早朝3時半より甲斐駒に登った若人が、『疲れました』登行10時間以上

 話だけでも疲れが伝わります。
(14:00)駐車場着


東海岳行
   “ダンボール遊園地” 

 鈴の助(小学三年生)と夏休みの1ページを過ごすことにしました。名古屋に出て名駅ユニモールの地下に車を停めます。地下街に出て12時を過ぎると混むのでランチすることに。鮪小屋本店に入り、彼はマグロ丼ダブルを頼みます。『ダブルって何?』

 ママ(私の長女)が『違う種類のマグロが乗っているのかな?』 早速、運ばれた丼に箸をつける。上に乗ったマグロを食べているとご飯の下から二段目のマグロが顔を覗かせました。『おぉ!』 予想と違ったので感動しています。

 その後、名鉄百貨店7階催事場の大トリックアート展に行きました。会場は大混雑、入場も30分待ち‥とんでもないので諦めます。JR名古屋高島屋に移動し、51階に行くと展望フロアーが飲食店に変わっている。展望は諦め、東急ハンズに行って自由研究コーナーで「ビタミンC研究」を購入。

 

 鈴の助は男の子らしく顕微鏡や望遠鏡を欲しがりましたが桁が違う。車に戻り、星ヶ丘三越へ走りました。催事場のダンボール遊園地はちびっ子とママ達で混雑しています。

 入場はすぐでき、まずは良かった。彼が幼稚園の頃、NHKのおかあさんと一緒でダンボールの迷路を見たそうです。だから着くと真っ先にそこへ向かいました。三年生だと写真のように頭一つ出て全体が眺められ、迷路の謎が解けやすい。
 

 真剣に周りを見渡し潜って中を巡り、頭を出すと予想外の場所に出てキョトンとする。他にUFOの滑り台(上左)、お山の滑り台(上中)、ロケット電車(上右)を超笑顔で楽しんでいます。木馬(下左)、エコメリーゴーランド:お父さんが自転車を踏むと電気が起きて回ります。(下中)

 星ヶ丘三越
は夏休み催事はキャラクターものでしたが、昨年からダンボール遊園地を始めました。すると大人気。入場料:大人500円、子供300円でお土産のダンボール工作がついてお値打ちです。名鉄百貨店の大トリックアート展は、8月27日までやってるけど空いている日はないかのう。。。。

13.08.19(月)22:05