2013年9月19日(木) 山頂より辿って来た西沢の谷を見る (写真中央、遠い山並みは八ヶ岳) |
|
8月に百名山金峰山(キンプサン)に登った時、同じエリアである長野県川上村の甲武信ヶ岳を身近に感じました。この山も畏れ多くも百名山です。 以前は拳(コブシ)でしたが、明治に甲武信ヶ岳と改められました。県境が甲州・武州・信州にまたがり、一字づつ取ったのですが、お見事です。 千曲川、富士川、荒川の水源の山としても有名で今回は千曲川の源流帯を辿ります。前日、中央自動車道須玉ICで下り、川上村へ。 村はずれのY字路で道標から右へ進み、レタス畑を抜けます。10分で突当り毛木場(モウキバ)駐車場に21時40分着。月明かりに4台がお休み中。 教科書は、山と渓谷社刊「新・分県ガイド 長野県の山」です。参考書として多くのHPのお世話になりました。 |
<駐車場> [+]詳細図、[-]広域図、ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
毛木場駐車場(毛木平) 標高1460m ↓ 分岐(道ミス) ↓ 慰霊碑 ↓ 千曲川水源地標 ↓ ▲甲武信ヶ岳 標高2475m (駐車場より標高差1015m) ↓ 毛木場駐車場 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:前日午後5時45分発 晴れ/28℃ 駐車場:前日午後9時40分着 晴れ/9℃さむ! |
往:4時間20分(山頂まで、小休止含) 還:2時間50分(ランチタイム除く) ◆所要時間:7時間10分 |
|||
朝が明け、目覚まし時計は7時30分!『*◇&%!!ハレホレヒレ』 5時起床予定が‥前夜泊の意味がない。 朝食を済ませ、アレも、コレも済ませ出発だ。写真左奥の登山口へ進むと途中、エンジンをかけたままの軽自動車。 |
||||
窓越しに見ると車中に人影がありません。『あ〜あ、下山したらガス欠だ』 駐車場奥のゲートから山へ向います。 (8:30) |
||||
遅く起きて少々焦り気味。頭の中でコースタイムの計算をします。『6時間15分だから‥帰着は16時頃か』 日没は18時。100m歩くと分岐があったのですが、通行止看板も目に入らず左折しました。 |
||||
川に出ると道が流れ喪失しているので分岐へ戻ります。10分ロスタイム。 チョンボに気を落ち着かせ、『睡眠十分、体調はいいぞ』とポジティブ・シンキング。 渓流に近づきました。心地よい流れの音でしょうが、ゴーゴーの激流。 3日前の台風で、この地方も200mの雨が降ったそうです。 |
||||
分岐から25分歩くと林道終点。まだ歩きやすい道です。広地に慰霊碑がありました。 (9:20) ※1916年、現東大の学生が、豪雨で道に迷い4名が遭難死しました、合掌。 |
||||
登山道は樹林帯や石ゴロだったりしますが、赤テープがいい感じで付いています。道は溢れた水で川のようです。 |
||||
蛇行して登ると苔の高巻く道になりました。下降して再び渓流沿いに戻り、川音が一段と大きくなれば‥ |
||||
待望のナメ滝です。台風の置き土産で豪快な飛沫を上げ、20mほど岩床をナメています。 登りコースタイムの半分ほどの地点です。 「千曲川源流 あと〇〇km」の標識がいくつも目に入り、楽しみです。 (10:35) |
||||
登山口から左岸を歩いてきました。次第に流れは細くなり、木橋で右岸へ。崩壊地が数ヶ所かあります。 (11:20) それぞれ迂回路が設けられているので大丈夫。20数分歩き丸太橋、木橋を渡り左岸へ戻りました。 |
||||
「千曲川信濃川水源地標」の地です。抜いていった若者が休憩しています。彼に私の出発時刻を訪ねられました。 私『8時半ですが‥』、彼『車中泊して起きたら9時でビックリ』『じゃ、軽でエンジンかけていたの君か』『はい』 (12:00) |
||||
小沢へ降りればサラサラ千曲川の源流。新潟県で信濃川と名を変えます。 戻ると年配の兄弟がヘロヘロで到着しました。弟さん『シャッター押してくれませんか』『いいですよ』彼は地標横に立つ。 お兄さんはベンチに座わって息を整え動きません。しょうがないので私は出発の準備をしようとリュックを左肩に通す。 |
||||
勢いよく背負ったらケースからカメラが2m飛びました。『ピキッ』嫌な音がして『ドキッ』 拾うとモニターの液晶がひび割れました。シャター音は出ます。撮れることを祈り、以後は勘で撮影。 二人の記念撮影を済ませて気持ちはブルー。『2週間で2台のカメラを壊した』 |
||||
10分で縦走路の分岐に着きました。右が国師ヶ岳2592mから金峰山2595m方面なので左折して東へ向かいます。 (12:25) |
||||
針葉樹林の長野・山梨県境を進むとシャクナゲが群生する岩壁です。空気が薄くきついけどもう一息だ。 (こうして画像があるのは、私が液晶モニターを傷つけても、カメラが健気に撮影をしてくれたお蔭です。感謝) |
||||
山頂手前で南方60kmにあら嬉し。富士山を見ると元気になります。手前右峰は黒金山2232m。足を運ぶと‥ |
||||
百名山甲武信ヶ岳。1015m上がりました。あの若者がサッカー日本代表ユニフォームに着替え記念撮影中です。 初めて出合ったご年配のお二人が、アルプス踏破の自慢銃をバリバリ打ち合っています。下の岩場へ移動。 (12:50)〜 |
||||
そこでランチ。北から南へ爽快な180度展望です。南西方向、尾根伝いの左が国師ヶ岳2592m、右が百名山金峰山2595m。山頂部をアップ→すると金峰山の五丈石が、つくんと突き出ています。 〜(13:15) |
||||
下山していくと元気印の77歳の方に追いつかれます。お喋りしながら歩けば、アルプス踏破の話しが出てきました。 即『すみません、私は日帰り派なのでわかりません』信濃川は日本最長、源流西沢沿いは平坦な降りです。 |
||||
水源地標(13:50) ナメ滝(14:40) 3時なのにもう樹林下は薄暗い。往きで見落とした大山祇神社(オオヤマヅミ)が、慰霊碑を過ぎると左にありました。 (15:50) 駐車場着(16:10) |
||||
駐車場から一面緑の川上村開拓地の中央を走ります。村は屈指のレタス生産地で6月〜10月は農繁期です。巨大なレタス収穫機や集荷用大型トラックが道を走るので、畑土が道路に散り土埃が舞います。農家の平均収入は2500万円、中には8000万円の方も‥『金?』そうだカメラ買わなくては。 証券会社に出向した直樹クンの『倍返しだ!』を見たい。私は『半分返し』でいいからカメラ代が欲しい。 |
||||
東海岳行 |
||||
“電気自動車” | ||||
愛車を一年点検に出すことになりました。ディーラーの担当者から電話があり『代車は電気自動車でいいですか?』当然二つ返事で『もちろんいいよ』見たことも乗ったことありませんからね。当日の早朝、彼が我が家に日産リーフで来ました。リーフは無料お試しモニターキャンペーン中です。 大まかな操作方法をコーチしてもらいます。この車で岐阜の娘にちょっと用があるのでひよこさんと行くことにしました。とても静かな立ち上がりです。 アクセルを踏みと普通の車と同じ感じ。地から強く滑るような加速感を感じます。視界も広く運転しやすい。インテリアは値段が高いせいか高級感があります。 メーターに充電数値が何%という表示があり、あと何キロ走行可能距離があるかの文字は大きい。(下左) カタログには満充電で228kmの走行可能距離です。エアコン使ったり、発進加速を何回もすれば、担当者は170km程度だと思ってくださいとのこと。私が使用するにはこれが難点です。 何しろ日帰り登山で500km以上走ります。シフトは青く光ってかっこいい。(下中) ローギアがないので急坂を降るときはどうするのか。エコモードにすると加速がトロくなりますが、走行可能距離は20km増加しました。全国には、充電施設が少なく電欠したらJAFのお世話になります。 家に充電装置を設けなければなりません。工事費用は5万円。前のナンバープレートの上にソケットがあります。(下左) 娘の家にマックを手土産にもって着くと旦那さん、鈴の助も出てきて迎えてくれました。リーフで行くことは伝えてないので娘が『車、買ったの?』と驚く。『買うわけない』 車両本体価格300万円、国の補助金が最大78万円、エコカー減税が16万円あります。リーフに乗っている訳を話し終わると全員が乗り込みました。新車って興奮しますよね。家でバックするとき、ピーヒャラ音がします。モーター音が静かすぎ、周囲に動いていることを知らせるためです。 娘に近くの公園まで運転させてやりました。安全すぎるほどの超セーフティドライブ。鈴の助は、はしゃいでいます。エンジンルームはガソリン系とは全く異なり空いています。(下右) 満タン1回300円の電気料金なのでガソリン価格を150円とすれば、リッター当り85km。 ハイブリッド車の倍以上。家で0%から100%まで充電するには8時間かかります。この車の一番いい所は排ガスがゼロです。海外のいくつかのメーカーも電気自動車を発表したので今後の性能アップに期待したい。そうだ、子供のころ乗った遊園地のカートって電気自動車だった。 ※9/24トミさんの書き込み 私の友人が昨年リーフを購入しました。『下取りも含め約100万円程安くなるぞ』と言う。 『冗談じゃない、補助金は俺たちの税金だ金持ちに補助金はいらんぞ!』と10年以上使用した車を補助金もなく中古車を買い替えした私はわめく。しかし彼は「金持ちケンカせず」のことわざ通り私の文句を聞き流し『ま、乗れよ』 私はさっと乗り込む。友人は運転の体勢をとると『冬ヒーターをつけると走行距離が一気に縮むので、冬は一人でダウンを着込んで運転するんだ。家族は誰も乗ってこない・・』 その一言で許せた。 |