2014年6月17日(火) 青木ヶ原樹海の岸辺に巨大ブナ |
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「東海岳行」の表紙写真は<子抱き富士>で子役は大室山です。地形図には富士山の寄生火山、長尾山・片蓋山等がその辺りに集中しています。 大室山は、青木ヶ原溶岩流より前にできました。1150年前、溶岩が山を避け、裾野を流れたので樹海に島のように浮かんでいます。 周回するコースには、風穴が富士風穴など4ヶ所あり探すのが楽しみです。大室山斜面に溶岩流の被害を逃れたブナ林が残っています。 樹海探訪は初めてという岳魚さんとの山行です。新東名高速の新富士ICで下り、国道139号線で北上。上井出ICで県道71号線に移ります。 教科書は、東京新聞刊「富士山ハイキング案内」です。参考書として多くのホームページのお世話になりました。 |
<駐車地> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 [+]詳細図、[-]広域図 |
登山口(ランチ)→▲大室山→南峰三角点→富士風穴→駐車地 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前5時10分発 曇り/21℃ 駐車場:午前9時00分着 曇り時々晴れ/18℃ |
往:3時間20分(山頂まで、ランチタイム除く) 還:1時間45分(小休止含) ◆所要時間:5時間05分 |
上井出ICから20km走れば、樹海の真っただ中。右に駐車地、「精進口登山道/標高1102m」の道標があります。 (9:10) |
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駐車場から数10m奥へ行くとゲートが有り、手前を右折。溶岩大地をならした広い林道を辿ります。 |
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林道は次第に狭まり、20分も行けば登山道に変わります。 立派な石柱標があり「天然記念物 本栖風穴」の彫字。 ↓岳魚さん 塚状に盛り上がる森の大穴は大迫力。進入禁止ロープが張られています。 中央上で岳魚さんが覗いていますが、下のガス噴出孔の深さが半端ない。 (9:35) |
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風穴から100m南へ行くと大室山と樹海の境界に出ました。写真左が大室山の斜面、右が溶岩の樹海です。 1150年前にできた樹海の岸辺。溶岩には針葉樹、古い陸の大室山は広葉樹。大地の成り立ちが不思議です。 |
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踏み跡を南西へ辿ります。坂を登り切り、右折して溶岩の斜面を直登。数分で石塚山の噴火口が現れます。 直径30m、深さ20m。写真左上で岳魚さんが覗く。石塚火口は、青木ヶ原溶岩流を押し出しました。 (9:50) |
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火口から岸辺に戻り、進路を北西に取ります。素晴しい巨木が、次々と現れ溜息ばかり。 |
巨大さを写せるカメラが、ありません。溶岩で作られた釜跡から森は広々としてきました。 |
山梨の森林100選の一つ、「ブナ広場」に出ました。登山者が歩くトレイルへ移ります。 (10:10) |
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私たちは、その人たちを追うよう右折してついていきました。 大室山の北麓、道はかなりえぐられています。 ブナ広場から10数分歩くと幹に「天然記念物 大室洞穴」の案内板。 左折し、赤テープを目印に左に折れ、樹海の踏み跡を辿ります。 (実は私たちはこのポイントを見逃し奥へ進み、道ミスしました) |
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立派な石柱標と説明パネル。大室洞穴は、入口が埋没して入洞は不可能です。直径20m・深さ10m、岳魚さんが底へ降りました。 |
おいでの合図で降りて指さす所を見ると穴に凍った残雪です。『穴と雪の女王』 (10:35) |
トレイルに戻り進むと勾配が増し、2回目の道ミスに気づきました。分岐に戻り左を取ると「メガネ穴」の指標。 踏み跡を奥に入ると深い穴が口を開け、底には左右二つの洞窟。戻る道を失いGPSの軌跡で助かりました。 (10:50) |
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南東へ歩きます。堀道になり、中央に‥ |
鹿の骨格が残っていました。南無阿弥陀仏‥ |
トレイル左の樹海に変わったトンネル状の洞窟。倒木を溶岩流が覆い、木が燃えた溶岩樹形です。 形からして蒲鉾穴でしょう。先で分岐をミス、3回目の道ミスですが‥ (11:20) |
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GPSを確認してルートに戻るとトレイル脇に立派な石柱標「天然記念物 神座風穴附蒲鉾穴および眼鏡穴」がありました。 (11:45) |
総延長は350m。蒲鉾穴はこの風穴に沿ってあり、眼鏡穴は風穴の末端にあると説明パネル。蒲鉾も眼鏡も先ほど見たので先へ、、、 |
林道分岐から大室山への登り口を探しながら行くと赤テープを見つけました。 お握りは、2人とも2個持ち、ここで1個の軽目ランチ。 (12:00)〜(12:20) 踏み跡が見つけられません。少し南へ行き適当に斜行して登ると‥ |
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北東尾根1360m辺りで黄色のPPテープを発見。薄い踏み跡もあり、10mおきのテープを追いました。 山頂へ近づくと高さ1mの笹藪出現。登山道は笹を迂回します。そして‥ |
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ブナに大室山1468mの山名標を発見。満足して下山してはいけません。三角点と展望地へ向かいます。 (12:50) |
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15分降り、三角点を見つけられず西の展望地に出ました。『変だ』戻るとテープが派手につく個所があります。 南の笹分け道を潜ると‥ありました南峰二等三角点。奥へ藪こぎすると‥ (13:10) |
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『残念』目の前の富士山が見えません。富士山の山肌にボコボコとおデキができたようです。 右上:片蓋山1468m、中央左上:弓射塚1565m、左端:長尾山1424m(青木ヶ原溶岩噴出火山) どれも寄生火山。ここから富士山噴火口を経由して線を延ばすと南東の宝永山に繋がります。 さらに延ばすと箱根へと続き、そのラインは、地中マグマの本管のようです。 中央の色が違う場所は野尻草原、青木ヶ原溶岩流を逃れたススキ草原でいつか訪れたい。 |
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山頂に戻り、黄色のPPテープを辿って下山します。東南尾根1300mで無くなりました。そのまま林間を降ると‥ 何とランチした赤テープの所(5コマ前)に出ました。(13:45) 北西に谷を降ります。 |
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ブナ広場に出て車止ゲートを越え、溶岩大地をならした広い林道を辿ります。(14:05) 5分で例の立派な石柱標「天然記念物 富士風穴」が立っていました。 左に折れ50m歩くと溶岩大地にでかい穴が開いています。直径40m深さ20m! 風穴とは何? 溶岩は、表面が冷えても内部はまだ高熱。 外皮が破れガスや溶岩が噴出して風穴になります。 洞窟内は夏でも氷が張るほど冷気を保ち、風穴に近づくだけで冷やっこい。 (14:10) 駐車地はわずかな距離。『忘れてた。。。お握りもう一個残ってる』 (14:35) |
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東海岳行 |
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“水鉄砲” | |
先回の道草にも表しましたが、ようやく努力の甲斐あり、子ネコが来なくなりました。鈴之助(小4)が遊びに来るとメールが入り、お菓子やジュースを買っておもてなしの用意をします。当日、ママ(私の長女)と『こんにちは』と笑顔で扉を開けて台所に来ました。 たまたま用済みになった水鉄砲が食卓に置いてあり、彼は『お〜!!!』と目を丸くします。娘が言うには、いま小学校では、下校後子供たちが公園に集まり、水鉄砲で遊ぶのがはやっていてパパに買ってもらった小型の水鉄砲を持って毎日出かけているそうです。 抜群のタイミングで鈴之助は来たもので我が家のネコ騒動を話してやり、『水鉄砲はいらないからあげる』と渡すと大喜び。『外であそぼ』と言うので水鉄砲のタンクに水を入れ、空気ポンプの使い方を教えてやりました。彼は外で6mの飛距離を確かめるように打ちますが、物足りなそう。 本当はもう一丁あれば、私と戦いができる。 『家の水鉄砲持ってくれば良かったなあ』とつぶやく。友達はどんなのを持っているのと聞くと『みんな大きい』 私のは全長40cmくらいで『これならまあまあの大きさじゃないの。大きすぎたら重くて持てないよ』 『そうだけど、一番大きい人は肩から掛けている』 二人でおもちゃ屋へ行くことにしました。気持ちがいいので二人で歩きます。まさかと思いましたが、売り場を探しても水鉄砲は無かったのです。翌日、彼は下校して友達と公園に行きます。手には、全長40cmと大きくなった水鉄砲。 テンション上げて、打ち合うと全身ベタベタ。水鉄砲を両手に抱え、高速で走っていたら濡れた遊歩道で滑った。水鉄砲は前に落ち、走る勢いでそれを足で踏んづける。グチャッ!超あせる。グリップにひびが入っただけで奇跡的に全壊は逃れました。 その後、遊具に乗って滑って落ち、手を怪我します。そりゃ濡れたら滑る。血だらけで家に戻るとママがメールを見せてくれます。私が写真を添付して送りました。 鈴之助が一番欲しがっていた肩から下げるタイプの60cm砲が写っています。私がドンキホーテで見つけて購入しました。今度、遊びに来たら一緒に打ち合うことができます。『遊び終わったらあげるよ』 鼻から血しぶきが飛ぶほど喜んだ。 |