岳行ノート

二ツ森山/中津川市  標高1223m
2005.10.23(日)江南9時05分発 
           曇り時々晴れ 15℃ 
登り:計30分(小休止含)
降り:計50分(小休止含)
 土曜を中止し、日曜の天候に賭けました。鈴鹿へ行こうと朝5時に起きると真っ暗で小雨が降っています。『シット!』もう一度やけ寝して、睡眠不足無しの9時に起きました。ふらっと台所に行くと窓から陽が射し、外は青空です。

 慌ててメロンパンをくわえ9時20分、消防隊のようにひよこさんと車に乗りました。ガイドブックは、山と渓谷社「名古屋周辺の山200ベストコース」です。


美しい雑木林のフォレストパーク登山道




(駐車場)P1

第一展望台(戻る)

P1

P2

二ツ森山

展望台

P2

※赤線は実測ではありません。
■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」


 高速なら1時間で中津川。予報では1日晴れです。小牧東ICを『ポーン』ETCで通過‥。『オーノー!9時過ぎたら半額料金じゃな~い』 
 257号線を走り、第一候補の「夕森山」を見るとドップリ雲を被っています。手前にある第二候補の「二ツ森山」へウインカーを出しました。 
 県道70号線の切越峠のスペースに車を止め、登山口より山の世界に入場します。ここは3年ぶりです。
(11:20)
 いきなり薄暗い植林下の急登が、挨拶がわりに出迎えてくれます。やはり雨が降ったようです。ヌルヌルの根っ子に乗らないよう注意して歩きました。

登山道沿いには、不思議な形の大岩が現われ楽しめます。
ひよこさんが指差している岩もどうして割れたのでしょう。
パックリと開いて思わず大きなウインナーを挟んでみたくなります。
 着いた第一展望台は、西側が開けていました。山に雲が厚くかかっています。ひよこさんが心配そうに手を出すと小雨を感じました。

 まだ頂上まで1時間はかかります。帰路、雨の急斜面を降りるのは危険です。安全第一!引き上げましょう。
(12:00)
 駐車場の車が見える頃、かなりの降りに。林道に出ると雨が本気なのが分かります。体感気温も下がり、戻りは正解でした。
(12:30)
 車に乗り峠を600mほど下って「二ツ森林道」のアーチを潜ります。この奥に頂上近くの登山口があるので行ってみました。
 左側の木製遊具の公園を過ぎると、すぐ「氷餅の池」の立看が右角にあります。それを見て東森林道に入りました。
 林道入口から10分で、こったデザインの東屋。路面は濡れていますが、雨は止みました。奥の綺麗なトイレを借り再出発。
(13:05)

「氷餅の池」のことは知りませんでした。穴場を見つけたようで嬉しくなります。
 明るい標識は「二ツ森フォレストパーク7合目」「山頂まで560m」とお手軽コースの案内です。遊歩道にチップがあり優しい道。

 途中、年配の方たち5人とすれ違いました。『曇ってな~んも見えん』と言葉をかけられます。『分かってますよ』と心でつぶやく。
 先ほどの切越峠からの尾根道と違い、こちらは自然林で気分はリラックス、リラックス。
 『Oh!これが氷餅の池か』

 要約:江戸時代(1723年)殿様の命で、この地で氷餅を作るため掘りました。氷餅とは、ついた餅を凍らせ乾燥後粉末にし、兵糧備蓄するものです。
(13:15)
 「氷餅の池」までは優しい道ですが、山頂まで200mから突然道が険しくなります。でも廻りは、フォレストパークで楽しい。
 キノコも集う。老齢木を枯死させるカイメンタケ。森の若がえりを促す役割もあるそうです。
三男山男さんより

頂上まであと一息です。『あ~やっぱり』まだ雲が、上空を覆っていました。
 山頂の大岩盤に登ると頂上標識と三等三角点に出会います。大乳白色の海にバンザイ!いや、お手上げかな。
(13:35)~(14:40)
 六角形の休憩舎でランチです。風は無いけど寒い。壁に中央アルプス、南アルプス、御岳の写真が飾ってあります。
 食事後、頂上を散策すると地元の小学生の絵馬が、願いを込めてびっしり下がっていました。

『算数の成績があがりますように!』
『たくさん漢字を覚える』
『せを高くしたい(のびたい)のばしてください』
『私の目標である松嶋菜々子のように美しくなれますように』

最初の3つは可能性がある。
 大岩盤に上がると晴れ空です。雲が波のように寄せ返します。時には渦を巻き、どんどん展望が開ける。

天空のショータイム
 来た道を戻ります。紅葉の落ち葉がありますが、森はまだほとんど緑です。いつ紅葉したのでしょう?
 もうひとつの山頂小屋分岐に来ました。そこまで200mなので行ってみます。
(14:55)
 少し日が照ってきました。
 山頂小屋は、アールのきいた木造屋根の展望台です。
(15:00)
 東側に眺望が開けますが、中央アルプスは残念ながら見えません。先ほどの分岐に戻れば、駐車場まで15分ほどです。

少し紅葉
(15:30)

気軽に登れるコースでした。雰囲気のいい自然林は、本当にいいものです。
帰りにあの「氷餅の池」の立看の北東先にあるパラグライダーの基地を見て来ました。
牛●高原

 会社でお昼にヤングマンと食事をしました。私が、よもやま話を始めます。3週間前に行った「臼杵ケ岳」にあった「かもしか高原」のネーミングを褒め、それが「馬●高原」なら誰も行かないと言います。

 すると彼は得たりとばかり、1週間前に行った九州旅行の事件を語りだしたのです。休みを取って、独りで生まれて始めての阿蘇山に行きました。彼は、広大な裾野を見て驚き喜び、テンションが上がって思わず走り出 したそうです。『あそだ、阿蘇だー!』

 すると目の前に牛●の塊が、『何だ、えい』とジャンプ で飛び越える。空中から着地地点が一瞬見え、そこにもまた牛●の塊。避けようと右足を内側に素早くひねる。『さすが若い!』しかし地面に右足が付くと無理な体勢のため、バランスを崩し右に倒れ落ちた。



 ズボンの右サイドにグッチャと牛●が付く。あわれ、休日の阿蘇は始ま ったばかり。29歳の若い男が、牛●の付いたズボンでは情けない。ふと見ると丸太をくり貫いた木鉢に水がたっぷり。廻りを確かめズ ボンを脱ぎ、そこで●を洗い落とす。

 しかし離れたところで牛が、同じ木鉢で水を飲んでいる。この水は、牛の飲み水なので臭いがきついが仕方がない。濡れたズボンを履き、くさい臭いを撒き散らす彼を観光客は、それとなく避けていたそうです。
                                                                        
 
※●=糞