2014年9月27日(土) まさに諏訪富士 蓼科山の別名です。完全な富士山形を今まで見たことがありませんでした。 天祥寺から望む美しい稜線は昔、女の神山と呼ばれたのがうなずけます。 |
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9月3日に野良人さんを誘い八ヶ岳の北横岳を登りました。八ヶ岳登山は初めてとのこと。それではと蓼科山登山を計画しました。 百名山であり、縞枯れ現象、溶岩の登山道、抜群の眺望など登山の楽しさは申し分ありません。一番の魅力は、広大な山頂台地です。 中央が凹んだ火口跡に岩塊が累々と積み重なる光景は、わが国で唯一無二のものと思います。この山ならきっと喜んでもらえるでしょう。 絶対的晴れ日を待ち、中央自動車道を走りました。諏訪インターで下り、ビーナスラインを茅野市と立科町の境界、スズラン峠へ走ります。 教科書は、山と渓谷社刊「新・分県登山ガイド/長野県の山」です。参考書として多くのホームページのお世話になりました。 |
<駐車場> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 [+]詳細図、[-]広域図 |
竜源橋駐車場 ↓ 蓼科山登山口 ↓ 三角点(蓼科麦草) ↓ ▲蓼科山 ↓ 天祥寺原 ↓ 竜源橋駐車場 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前5時25分発 晴れ/21℃ 駐車場:午前9時00分着 晴れ/11℃ |
往:2時間45分(山頂まで、小休止含) 還:3時間05分(ランチタイム除く) ◆所要時間:5時間50分 |
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スズラン峠の2km手前、竜源橋バス停を過ぎた所に駐車場。いい天気です。ビーナスラインの坂を登ります。 (9:15) |
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20分で蓼科山登山口バス停。反対側には閉店した女神茶屋。笹分け道に入り‥ (9:35) |
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緩い傾斜で準備運動にいい具合です。縞枯れの山なので針葉樹林と思っていたら意外や広葉樹が多い。 登山口から30分歩くと傾斜はきつくなり、岩の重なる道になりました。団体に追いつ抜かれつしていると‥ |
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『目の保養だ!』 青空に鮮やかな秋色並木。 今日は、紅葉を全く期待してなかったので嬉しい誤算です。 |
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急登は続き、四等三角点(点名:蓼科麦草)が登山道脇で鎮座。殆どの登山者に無視されていました。 (10:40) |
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2000m以上では空気が薄く、足運びが重くなります。振り返ると素晴しい眺望です。左は八ヶ岳2899m。 岩峰が高さを競って屹立しています。右が南アルプス。こちらは、どの山にもお邪魔していません。 |
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標高が上がっても野良人さんはガンガン登る。『どーゆー肺してるの』 |
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6標高2400m近くで紅葉は消え、縞枯れ現象の森に入りました。 10数分登るとこの白い縞は終わり‥ (11:40) |
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ただただ岩が、転がる岩ゴロ斜面。岩に黄マーカー、ロープ、鉄柱があるのでルートに迷いません。 斜面で御嶽山(岳行ノート金華山:道草)の噴煙を撮影しました。 |
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眺望が開け、シャッターを沢山押して岩場を登ると蓼科山頂ヒュッテ。左の分岐標を左折すれば‥ (12:15) |
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一等三角点(左)山頂。雲が引き、標柱右で八ヶ岳がバッチリ。標柱左は、9/3登頂した北横岳2480mです。 (12:20) |
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頂上台地は円形で直径200m、岩塊で埋め尽くされた異世界。『歩きにくい』 わずかに凹んだ火口跡を西へ行くと蓼科神社奥宮の鳥居と石祠(左中央)。 西端に方位盤があり、岩かげでランチにしました。 この岩塊台地は、どうやってできたのか? 何mくらい積もっているのでしょう。 本当に不思議ですね。ランチが済んだら蓼科山頂ヒュッテへ戻り、北方へ岩道を降ります。 〜(13:30) |
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下山も土が見えない急な岩道です。左の青い服の子は、小学一年生で大岩にたくましくファイトしています。 |
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岩道が終わり将軍平の賑やかな蓼科山荘に出ました。建物外れの交差点で、右折して南東へ降ります。 (14:05) |
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針葉樹林の堀道は、石が転がり歩きにくい。いつ終わるか楽しみですが、その気配は中々現れません。 |
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く空が明るくなり森から出ると‥小岩が大岩に変わっただけ。もっと歩きにくい。数分で森へ戻りました。 (14:50) |
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北横岳が見えると笹道になり、天祥寺原(テンショウジハラ)1960mの分岐点。 蓼科山荘から1時間15分かけ標高400m降下しました。 駐車場へは、まだ300m降下しなければなりません。 左上の紅葉がハンパない。右折して流れの無い滝ノ湯川右岸を辿ります。 (15:20) |
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歩きやすい道になり、歩速が上がりました。 |
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八ヶ岳と言えば苔。縞枯れの倒木や岩をコーティングしています。これもクール・ジャパンかな。 |
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林道に出て鋼製スリット砂防堰堤の前を通ります。先に車道が見え、左折したら駐車場です。 (16:35) |
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東海岳行 |
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“夏の雪” | |||||||
大阪の日本一高いビル「あべのハルカス」へ8月に行こうと思った時、折角の大阪なので何か他にも楽しめるものは‥と探すとありました。「スラバのスノーショー」という体感型ファンタジーショーの公演です。「この夏、劇場で吹雪が起きる!」というキャッチコピーに引かれます。 ショーは、東京で8月6日から16公演を済ませ、大阪は5日間で8公演。世界30か国以上で500万人動員した実績を持ちます。名古屋でやらないのが悔しい。大阪では、大阪城北の「シアターBRAVA!」という1200名余りの中規模劇場(左下;右)です。 ネットで申込み、前から4番目といい席のチケットが手に入りました。夏休みと言うこともあり、子供連れが多く、老若男女と言ったところです。ストーリーの無いピエロのパントマイムなので、始め地味なショーかと思っていたらととんでもなくユニークで圧倒的に楽しいものでした。 途中20分の休憩を挟み、わずか60分のショータイム。『みじか!』 老人のピエロが旅行鞄からコート取り出してハンガーに掛けます。客席から見えないよう右手を右袖に入れました。そのコートが生きているように袖を動かし抱き合ったりして別れを惜しむ演技です。 テクニックは、一流だとすぐわかります。6人のピエロが現れ彼にからむのですが、いでたちが60cm程の長い靴に1m近い横長の帽子をかぶった超個性的なもの(右上) 沢山のシャボン玉を場内に飛ばします。これが体験型というもの? と思ったら、それはほんの挨拶代りでした。 幕の縁に白いものが垂れ、ピエロが触ると絡まってグチャグチャ。それは蜘蛛の糸。突然、幕の上からドーンと長い白い布が落ち、ピエロが客席にそれを引っ張ると布が伸び蜘蛛の糸になって頭上を覆います。(下左) 手を伸ばして触るととても細く全然切れません。 3mの大きな蜂が飛んできてピエロにドカンとぶつかり、引っ込む。休憩時間にピエロが客席に降り、バッグを奪ったり椅子の上を歩いたり強烈な客いじり。圧巻はラスト。突然、舞台奥の幕が開き直径3mの送風機が最大出力で回る。上から膨大な雪が落ち、場内は吹雪状態。(上右) 雪は、薄い紙を細かく切ったもので、延々と続くので子供は大喜び。結果、通路は下左のように20cmの豪雪。夜の公演までに片付けられるのか心配です。エンディングにピエロが舞台に並ぶと背後からでかい風船が次々現れるので、みんな手を伸ばし後ろへ送ります。(下右) ピエロが客席を廻り、一緒に記念写真を撮りました。主役のピエロは、幕袖に座り込みくたびれ果てています。ロシア出身のピエロ・スラバの創作・演出。1993年初演なので、20年もこの出し物で世界中を回っている。ショーは無邪気に笑え楽しめました。次回は名古屋に来るのかな? |