2015年3月17日(火) 左:御坊山、中央奥:各務原アルプス大岩展望台、右:北山 |
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時期にぴったりの山行を野良人さんが企画してくれました。低山の藪漕ぎです。落葉で見通しは良く、気温が低いので発汗による消耗は少ない。 喫茶店でコースの地形図を見ながら打ち合わせします。野良人さんは、5年前にも同じコース「北山〜御坊山〜金山」を歩かれました。 北山と御坊山(ゴボウヤマ)は、登山道が無いようです。野良人さんが、以前歩いた藪道とは異なるルートを辿ることにしました。 山行日は快晴。予報では午後の気温が20℃越えするとのことです。思惑とは異なりますが、国道21号線のおがせ町交差点を北上します。 苧ヶ瀬池を過ぎてY字分岐を右折。各務野自然遺産の森へ走ります。 |
<駐車場> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 [+]詳細図、[-]広域図 |
※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前9時00分発 晴れ/12℃ 駐車場:午前9時30分着 晴れ/12℃ |
往:2時間30分(御坊山山頂まで、小休止含) 還:2時間40分(ランチ除く) 所要時間:5時間10分 |
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各務野自然遺産の森に入って右の駐車場に車を置きます。車道を南下して尾根道を登る計画です。 (9:45) |
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500m行くと右(西)に尾根端を発見。最初の登山口です。急登数分で落石防止の鉄ネットに出合いました。 (9:50) |
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小枝がうるさい尾根を辿ります。猛烈な藪ではなく小藪です。ネットから25分登ると疎林となり、視界が開けました。 |
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北東、各務原アルプス越しに御嶽山を遠望できます。 |
そして北山の東峰203mです。(10:20) 西の鞍部に降り‥ |
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登り返せば北山四等三角点山頂。山名板があり、マイナーな低山でも愛好家はいるものです。一息入れて西へ。 (10:50) |
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山頂から5分歩くとこの岩。先で尾根が二股に分かれます。岩を左折(南西)、 |
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尾根は、殆ど藪はありません。露岩に出合いますが、迂回できるので問題なし。 向こうに御坊山が待ち構えています。勾配が緩まり、尾根が広がると‥ |
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山腹道に出合いました。北西から南東へ延びています。野良人さんがこの道を辿り…(11:20) |
私はもう少し下の林道で並歩しました。山腹道は、林道とほぼ並行です。(11:25) |
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寒洞池堰堤近くで二人は合流。南へ行きます。御坊山の支尾根端から登山開始。バリルーで主尾根へ登ります。 (11:30) |
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ここも若干の藪、シダと露岩、比較的きつい勾配。 予定外の暖かさに噴汗します。藪があるので半袖にはなれません。 |
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尾根に石積みがあり、右側に数mの穴が開いています。百々ヶ峰にあったマンガン鉱山のようなものでしょうか。 (12:00) |
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踏み跡を辿るとやがて御坊山の細長い山頂台地。西へ下った所の岩に腰かけてランチ。 (12:25)〜(13:20) |
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北に降下点を決め、ヤブない所を降ります。狙い通り、溜池沿いの東海自然歩道に着きました。歩道を進むと‥ (13:35) |
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天狗谷遺跡に出合います。手前が、7世紀後半に造られた古墳です。右上の建物の中に窯跡があります。 |
左が1000年前、平安後期の窯跡。右が1300年前のもので陶器が一部残されていました。 (13:40) |
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遺跡から車道に出て北進すると岩坂トンネルが見えます。手前でアルプスハイキングコースへ入ります。 (14:00) |
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一旦、谷へ降りて各務原アルプスへ登り返すのですが、道が中々ワイルド。岩壁の立つ沢から離れ登ると‥ |
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10数分で各務原アルプスの岩坂峠に乗ります。 お地蔵さんは明和七年の刻字、1770年から245年間佇んでいるでしょうか。 各務原市と関市の間は、各務原アルプスと北山・御坊山の二重山稜。 低山とはいえ昔は行きかうのは、大変だったと想像されます。 (14:15) |
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各務原アルプスを東へ歩けば、反射板のある金山三等三角点山頂。標高348mで本日の最高点です。 (14:50) |
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展望の良い尾根道を進めば大岩展望台。歩いた北山(左)、御坊山(右)が懐かしい。 中央の寒洞池は百年前、農家が米作りに自然の池に堤を作り溜池にしました。 明治23年、濃尾大地震で堤が壊れたこともあります。 (15:10) |
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進むと分岐点。「自然観察舎へ300m」の分岐標から尾根を右へ降ります。次の分岐で右を選べば、東屋風の自然観察舎。降れば‥ (15:30) |
各務野自然遺産の森です。南下して北山東裾を歩けば、駐車場の愛車が笑って迎えてくれました。そんなわけない。 (15:50) |
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東海岳行 |
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“鉄ちゃん” | ||||||||||
「鉄ちゃん」は鉄道ファンのことです。列車に乗ることを趣味とする人を「乗り鉄」、列車の撮影を趣味とする人を「撮り鉄」と呼ぶことは、私でも知っています。私は「鉄ちゃん」ではありませんが、昨年末、「笑神様は突然に‥」でタレントが列車を運転しました。 番組で列車の運転をシロウトにやらせてくれる鉄道会社があることを知ったのです。調べるとこの地方でもいくつもありました。往復はがきで応募。そのころ富士山静岡空港の「富士山遊覧飛行」やJR東海の「リニアモーターカー試乗会」にも応募していましたが外れてばかり。 当選の通知が来なくて諦めていたころに明智鉄道から体験運転の案内が届きました。嬉しかったですね。代金の6000円送金。第一候補から第三候補の日まで書き、3月7日(土)になりました。集合は明智鉄道の明智駅に10時半。恵那市の大正村にある駅です。
当日、駅近くの無料駐車場に入れ、駅舎隣の会議室に向かいました。本日の参加者は11名です。講習を30分受け、出区に待機する実際の運転車で点検の講義を受けます。気動車の車両長は16m、ディーゼル機関で400?の燃料タンク。100人近く乗車でき、重量は26tあり燃費は1.4km/?。 1時間の説明後、ランチタイムになりました。駅隣の食堂で恵那市のご当地グルメ「えなハヤシ」&コーヒーを頂きます。これは代金の中に入っています。いよいよ150mの体験区間で運転をするのですが、始めに講師が発車までの操作を行い気動車を走らせました。
キーを差し込み始動させるのですが、走るまでブレーキ試験、ハンドブレーキ解除、進路確認、ATSスイッチオン、逆転機・変速機設定、、、十数項目の作業があり、他の人のを見ながら覚えようとしましたが無理。自分の順番が来たら講師に『作業の指示をお願いします』と頭を下げました。 制帽をかぶり制服を着てキーを差込み始動させます。ゴロゴロゴロ、、 デッドマン装置(運転手が倒れた時、緊急停止します)のペダルを踏みます。左手でノッチ(車のギヤに相当)を「1」に入れ、右手のブレーキをゆるめます。走り出した! ノッチを「2」に入れスピードを上げます。
速度計は20km、少し走りブレーキを操作して停止標に前面を合わせ停止。1分間でしたが、すごく汗をかきました。交代しながら3回運転、ちょっといい気分。待っている間、参加者と話しをしました。東京、大阪、広島の人の鉄ちゃんです。 日本中の電車を運転している人に聞くと碓氷峠鉄道が一番と言います。線路が2kmあり、速度40kmで走りました。でも代金は35000円。この人、明日は養老鉄道で運転するそうです。明智鉄道運転してポイントカードにスタンプを押してもらいました。 6回運転す手ポイントをためると制帽がもらえます。全員で撮った記念写真と体験証明書を頂き15時に終了しました。帰路の車中、異次元の体験にいいようのない満足感、、、なんか、、、もう一度、列車を運転したくなります。 |