2015年7月7日(火) 遊歩道から覗くと断崖絶壁 |
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天候が優れないときの山行の一つに琵琶湖の沖島のような島巡りがあります。来年5月志摩市賢島でサミットが開催されることが決まりました。 世界の首脳は、きっと地元の美味しい海の幸を口にするでしょう。私もひよこさんも味わってみたい。賢島へ行ってみようと思いました。 しかし話題の賢島では落ち着いた山行は疑問です。そこで鳥羽市の離島を調べました。神島、答志島、菅島、坂手島が市のHPに載っています。 菅島で7月11日(土)に祭りがあり、いいタイミング。10日に前夜泊しようと島の民宿を予約しました。すると1週間前に民宿から電話。 『台風が.3個も発生してひょっとして当日は祭りを行うか船も出るかわかりません。どうします?』ハンドルを渡されました。そこで‥ |
<鳥羽マリンターミナル駐車場> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 [+]詳細図、[-]広域図 |
教科書は、「鳥羽市公式HP/鳥羽の離島へようこそ/菅島」です。 |
(当日)民宿→大山への林道(撤退)→菅島漁港→しろんご浜→白髭神社→菅島灯台→ 白浜三角点(監的哨)→冷泉寺→菅島神社→定期船乗り場→鳥羽マリンターミナル ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午後1時40分発 雨/24℃ 駐車場:午後4時20分着 雨 民 宿:午後4時50分 (当日)民宿発:午前9時10分 雨 |
往:1時間35分(白浜三角点まで、小休止含) 還:30分 所要時間:2時05分 |
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リスクを避け7月10日泊を、6日泊に変更‥その日は雨。鳥羽マリンターミナルまで走り… |
佐田浜駐車場へ停めます。市営定期船は片道500円。1日7便で16時30分発に乗ります。 |
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船は13分で菅島漁港に着き、「風の島」へ上陸。迎えの車は? 目の前を走り去る。気を取り直し5分歩けば‥ |
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民宿「ニューうず潮」に着きました。お客は私たち二人だけの貸切。ここはネットで予約できるので選びました。 | 楽しみ夕食、旬のあわびや伊勢エビ・ヒラメなど海の幸が豪快に盛り付けられています。本土の宿より、かなりお値打ちです。 |
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翌朝も雨、おかみさんが島の様子を教えてくれました。第一目的だった島の最高峰大山(オオヤマ)へまず向かいます。 (9:10) |
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林道を西へ向うと大山の展望所。登山道がグチャグチャで危険とのこと。見学だけで踵を返し、菅島漁港へ。 |
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雨は降りますが、ひよこさんのレインウエアは雨粒をきちんとはじき表面はサラサラ。 私のは雨を吸い込みしっとりと濡れ、撥水効果が消えています。 漁港で一休みして海沿いの遊歩道を東北方向へ辿ります。 |
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岬を回り込むと高度が上がり、迫力のある断崖絶壁です。(TOP写真) 崖を降りるこの分岐を見つけました。 |
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降りるとしろんご浜。7月11日、アワビの初獲りを競うしろんご祭りが行われます。砂浜を東に行くと‥ (10:10) |
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山側に鳥居が建ち、島の守り神白髭神社への階段です。上がると‥ | 奥に神社の祠。祭りで海女さんの初獲りしたつがいのアワビが、奉納されます。(10:20) |
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神社から再び遊歩道に戻りました。アジサイの花が路肩を彩り、灯台分岐で海へ向かうと‥ |
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島の東端に設けられた菅島灯台。江戸時代は、かがり火を焚いていました。 明治6年(1873年)、英国人の指導で洋式灯台が造られます。 日本最古の灯台で身長10m、年齢142歳。中に入ることはできません。 (10:35) |
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遊歩道に戻りました。西に採石場があり、 新幹線の線路や中部国際空港の土台に使われました。次は監的哨へ。 |
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監的哨は、旧陸軍が試射弾訓練の着弾点を確認するために作られました。 お隣の神島にも監的哨はあり、三島由紀夫の「潮騒」で有名です。 はじめて登山道らしい落ち葉の道と長い丸太階段を登ると‥ |
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コンクリート製の監的哨が頂に建っています。ここは四等三角点があるはず。階段で屋根に上がると‥(10:45) |
この金属鋲。三角点のようです。(点名:白浜) ここから海の眺望が望めると思いますが、降雨で周囲は白い世界となっております。 |
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監的哨から菅島漁港と大山への山道分岐に出ました。降りやまない雨。漁港へ戻る階段を降ります。 (10:55) |
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集落の道になり、車が通れないほどの幅です。大きな家具は、どうやって運ぶのでしょう? しばらく行くと‥ |
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冷泉寺。県下最古である1344年に作られた鰐口(←写真は例)が、奉納されています。 (11:05) |
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菅島神社前に海女さんの磯桶がたくさん置かれています。少し小ぶりですが祭りで使われるのでしょうか。そして‥ |
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明治40年に村内の各社を合祀した菅島神社。小祠にしろんご祭りで奉納された「つがいの鮑貝」が納められています。 (11:10) |
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漁港に出ました。結局、雨は降り続いています。 12時発の定期船にはまだ時間があり、村内唯一の喫茶店重太郎屋へコーヒを飲みに行こう。 (11:15) |
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東海岳行 |
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“国誉” | ||||||||||
滋賀県は戦国時代もそうでしたが、現代でも交通の要所です。高速道路は、名神高速、北陸道、新名神高速が通過し物流にはとても便利。松下電工、オムロン、キリンビールなど多くの大手企業の工場が、ものつくりを行っています。 名神高速彦根インター南の湖東三山パーキング近くにコクヨ工業の工場があります。そこでは1年前から工場見学を行っていることを知りました。毎月2回、10時から11時半、一回当たり25名の定員で参加費は100円です。とても人気があるようで4月にパソコンから6月分を申し込みました。 参加OKのメールが届き、6月のある日、ひよこさんと出かけます。工場を入ると係りの方が、この日の見学者を待っていて丁寧なごあいさつ。会場までの行き方を案内され進みます。老若男女20名の参加者、コクヨの歴史を30分拝聴。明治38年、和式帳簿の表紙を作るため創業されました。
1905年開業ですからもう110年の歴史。コクヨの名は、国の誉になるという意気込みで名付けられました。一度は使ったことがあるキャンパスノートは、このコクヨ工業滋賀で生産され、年間1億冊以上と国内最大級です。工場内では機械音が響くので無線ガイドが配られました。 制服の帽子をかぶり案内のお姉さんの後に続きます。工場内は撮影禁止です。(下の画像は一緒に同行したコクヨの情報サイト「inspi」さんの画像をお借りしました) ひよこさんは工場なんて初めてで新鮮に感じています。私は学生の頃、色々な工場でバイトしていたので懐かしい気持ち。 自動化され、無人でどんどんノートが作られます。キャンパスノートには罫線は、裏表とも位置が一致するクオリティはさすが。見学後は、教室に戻ってノートの強度実験を見ました。1ページに2リットルのペットボトルが何本ぶら下げられる? 何と10本です。強力接着剤どんだけ!
最後にお土産の文具を頂くと丁度、お昼時。30分走り彦根市へ行きました。向ったのは、トリップ・アドバイザーで見つけた日本料理のレストラン千成亭です。懐石ランチで近江牛を食べました。きつめの価格ですが、このころ凄いストレスを抱えていたので食べることで発散します。 『あ〜美味しかった』と満腹になったらカロリーを消化しなければなりません。国宝彦根城に久しぶりに上りました。外国人が多いですね。ひこにゃんのパフォーマンスも見ましたが、ふなっしーのようにキレのある動きではなく独特のゆるい動きで笑わせ人気がありました。 庭園の玄宮園は初めてで池越しに彦根城の写真を撮ります。すると雨が降ってきたので近江観光は、ここでおしまいにしました。
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