2015年7月27日(月) 大ヤスリ岩 (今日はクライミングしてる人はいません、30m〜40mあるそうです) |
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2年前の夏、長野・山梨県境の金峰山(キンプサン)を登頂した時、尾根伝いに瑞牆山の荒々しい岩峰を眼下に望みました。 『次はミズガキだな』と心に記したのですが、ようやくタイミングが合い登ることになりました。同じ思いの野良人さんと二人旅です。 花崗岩の岩山で鋸のような稜線に登高意欲が湧きあがります。百名山のブランド山です。「瑞牆」は読み方は難しく、書くことは不可能。 意味は神社周囲の垣根のこと。当然、山岳信仰の山で大小の奇岩には弘法岩・弁天岩などの名が付けられています。 教科書は「山梨県公式HP」です。参考書として多くのHPにお世話になりました。 |
<駐車場> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 [+]詳細図、[-]広域図 |
中央道の長坂ICで下り、県道32号線で東の塩川ダムへ走ります。山並みを抜けるとみずがき自然公園です。 |
みずがき自然公園 駐車場 ↓ みずがき林道終点 ↓ 不動滝 ↓ ▲瑞牆山 ↓ 桃太郎岩 ↓ 富士見平小屋 ↓ みずがき自然公園 駐車場 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前5時50分発 晴れ/27℃ 駐車場:午前9時30分着 晴れ時々曇り |
往:3時間35分(山頂まで、小休止含) 還:2時間50分(ランチタイム除く) 所要時間:6時25分 |
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中央道を走ると八ヶ岳、南アルプス、富士山と大パノラマ、いい山行ができそうです。 広い駐車場には十数台が停まっています。寝坊で慌てて新GPSに充電池を入れ忘れました。 立派な管理棟があり、奇跡!単三電池を売っていました。標高1420mから出発です。 (9:45) |
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駐車場から北へ辿ると林道終点に10台が駐車中。岩登りの人でしょうか。指標「不動滝→」から曲折します。 (10:10) |
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道は山道に変わり、すざましい巨岩が次々と現れました。全容を撮れません。不動沢に入り左岸を歩きます。 |
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連日の真夏日。沢沿いは涼しい。リュックの気温計を見ると22度です。沢道は勾配が緩く、いい感じで渡渉。 (11:00) |
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右岸に小広場があり、奥に不動滝。落差18m、一枚岩をえぐり2段滝です。上段の滝壺は、場所を変え覗けました。 (11:20) |
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岩ゴロの道は歩きにくい。左岸へ渡りかえすこの地点で、かなり上流になり水量は減りました。 (11:30) |
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渡渉すると夫婦岩に出合います。左下に野良人さん、、デカイ! 進撃の巨人夫婦だ。 世界遺産になった伊豆の国市の韮山反射炉に似ています。 (11:35) |
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シャクナゲ行くと、岩壁に補助ロープが張られたししくい坂。矢立岩・摩天岩・王冠岩の奇岩群を過ぎます。 (11:50) |
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弁天岩で標高は2000m。高さに呼吸が苦しくなり、心臓がドクドク。斜度がきつく感じ足が出ない。1時間ガンバり‥ |
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針葉樹林から抜けると大岩頭の瑞牆山2230m。深呼吸して広大な展望を味わいます。 右奥、八ヶ岳は雲を被り、南アルプスも同様。でも高速から見たので全然平気です。 風の当たる場所でランチにしました。 食後、三等三角点を探しましたがありません。(後日、地理院HP「亡失」) (13:20)〜(14:30) |
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展望は、百名山金峰山(キンプ)2599m。右の五丈岩の方が、左の山頂より若干高いような? 大ヤスリ岩(TOP写真)の横から南へ下山します。 |
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勾配のある岩ゴロ道が続く。気持ちは大腿四頭筋を使いしなやかに降りたい。身体の反応はそうはならない。 |
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転がりそうな大岩があると、だいたい小枝でささえられています。立派な木の階段を2ヶ所降りると、、、 |
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桃太郎岩です。デカイ! 写真下、桃から生まれた野良人太郎。 山頂から1時間歩きました。前は広場で休憩適地です。 (15:30) |
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先の川で大阪の団体さんも休憩中。休んだらここを渡渉します。登山道は右へ進むのですが、標高が50m、、 |
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上がります。岩ゴロでこれがキツイ。10分の喘登一本勝負。水を飲みひと息、更に20分、山腹道を登ると‥ |
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待望の富士見平小屋、もう登りは有りません。休憩を取り、道標の「瑞牆山荘→」方向へ、5分幅広の道を降ると… (16:15) |
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右手の幹にテープがあり右折。林道終点となり、山小屋の4WDの間を抜けました。 |
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林道を7分歩くとヘアピンカーブ。道標「みずがき林道→」を確認し、右折して尾根道を辿ると… (16:40) |
20数分、T字路を右折。道標「芝生広場→」で、5分ジグザグの遊歩道を降ります。川音の方向に右折すれば‥ |
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天鳥川。丸太橋を渡り、道標「みずがき林道芝生広場→」に進みます。車道に出て右折、5分歩けば駐車場です。 (17:10) 翌日、筋肉痛にならなくほっとしたら翌々日ひどい筋肉痛になりました。 (17:20) |
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東海岳行 |
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“みちびきもOK” | |||
登山のリスクはいろいろあります。クマ、ハチ、ヘビなどの動物。カミナリ、雨、雪などの天候。岩場、雪道、渡渉などの地形、、、と心配の種は尽きません。一番高いリスクは、私の場合、道迷いです。深みにはまるとにっちもさっちもいかなく、進退窮まります。 そのリスクを95%防いでくれたのが、GPSナビガーミン。愛機は2代目でGPSmap60CSx(以下60C/写真下左)。2006年に126000円(CD版10m標高の地形図込)ととんでもない価格で発売されました。私は2009年、山に行けなくなった山友から戴き9年間利用しています。 最近、パソコンから60Cへ地形図ダウンロードがおかしくなりました。10m標高の一部や入力したポイント(登山口、分岐、峠など)が、ガーミンに入りません。それらが表示されないと迷った時にヤバイ。そこで買い替えようとネットで調べると、、、 2006年60Cが発売され、4年後2010年62SJにモデルチェンジ、さらに5年後の今年、2015年3月改良版64SJが発売されました。このガーミン最高峰モデルは地形図込みで約8万円、好日山荘が、セール中だったので13%のポイント付き、実質70000円です。 大きさ、重量、画面サイズは60Cと変わりません。測定誤差は、60Cで10〜20m誤差(実際は、谷や樹林帯で軌跡はもっと飛びました)。改良版64SJの場合、米国の「GPS」(全30基)に加え、ロシアの「グロナス」(全24基)、日本の「みちびき」(1基)の衛星にも対応。 その結果、誤差は何と3mと抜群の精度です。電池の寿命は16時間と同じ。ボタンは片手操作ができるような仕様になりました。パソコンから地形図をインストールしていましたが、付属のmicroSDカードに地形図が内蔵された仕様です。 アンテナが改良され、どんな角度でも衛星を捕捉できます。準備してたらガーミンに地図が表示されません。販売会社に尋ねると付属のmicroSDカードを本体の電池ボックスに挿入して下さいと言われました。当然だ、初心者のミスがハズイ。 7/11小谷山山行で両機持って行きました。左が旧60C、右が新64SJの軌跡です。駐車場<P>から植林の斜面を登る所で早くも精度の差が出てます。全体的に見ても右の方が滑らかで無駄な飛びがありません。満足できる結果で嬉しい。 左は衛星の補足状態を確認する画面です。旧型は一段でしたが、新型は補足衛星の数が増え2段表示になりました。右下の「193」が、われらが「みちびき」でこれが標示されていると谷地や植林で精度が良くなるそうです。 日の出までの時間があと何時間何分と表示されるのはいい。使い方の不明な所が一部あったり、カシミールとの相性が良くないところがあります。現地で支障をきたすわけではありませんが、説明書をじっくり読んでみましょう。 |