2016年2月2日(火) 南北に長い尾根を張る堂々の山容 麓の安濃町草生(あのうちょうくさわ)から |
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津市の経ヶ峰は、標高が819mです。それほど構えなければいけない高さではありません。山頂の展望は、超がつくほど絶景です。 一昔前に登山したのですが、ルートが多くコース選定に悩みました。今回は、教科書のコースですが、駐車場に着くと登山口に↓バリケード。 出鼻をくじかれました。下の<教科書地図>右端の@の個所です。困った。 現地で見つけたパノラマルートで経ヶ峰へ登頂。次に<教科書地図>、左のE経ヶ峰から左端の西峰へ行くと、そこはただのコブでした。 下山時<教科書地図>G平尾分岐で分岐標、踏み跡が全く見当たりません。教科書は、山と渓谷社刊「東海周辺 週末の山登りベスト」です。 |
<駐車場> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
県道28号線、安濃町草生(アノウチョウ・クサワ)の比佐豆知菅原神社(ヒサズチ)から西へ林道を2km走れば、終点に駐車場です。 |
※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南発:午前8時10分 曇り/3℃ 駐車場着:午前10時05分 曇り時々晴れ/6℃ |
往:2時間15分(大洞の峰まで、小休止含) 還:2時間05分(ランチタイム除く) 所要時間:4時間20分 |
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平日ですが、8台/14台駐車中。人気のある山ですが、予定していた登山口にバリケード(写真右上奥)。 沢の石積み橋に黄色の三角コーン、登山口入口と表示あります。橋を渡ると‥ (10:20) ※写真は下山時のものです。 |
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1分で分岐です。中央の分岐標は「←平尾ルート」、「パノラマルート→」と示しています。右で登り、左で下山なら大成功です。 |
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パノラマルートは地形図にもありません。急こう配の植林道は、分かれ道が出てきますが、どっちを取っても上で合流します。 |
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パノラマルートは、中々眺望は開けません。 駐車場から300m高度が上がったころ、開けてきました。 アセビが目立ち始め、標高700m付近でお待ちかねの180度パノラマです。 1時間歩きましたので撮影休止します。南東に津市街が広がり、右の低山は長谷山321m.。 (11:15) |
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尾根を登りつめ、コブを降ると北東から来たルートと合流。右写真は振り返ったところで右道から降りてきました。 (11:30) |
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日陰に残雪。凍った個所もありますが、問題ありません。平坦な道が続き、前方に中電電波反射板が見えて来ました。 |
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やがて山頂付近の案内図が立つ林間広場分岐です。山頂を目指そうと左道に行きます。 (11:40) |
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ここまで20人近いハイカーに出合いました。最後の登りです。 |
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経ヶ峰819m二等三角点、丘陵状の山頂は、さえぎる物なし一望千里。絶景にストレスが吹き飛びます。 H26年3月設置の新展望案内板が嬉しい。展望台、東屋、便所(トイレではありません)、ベンチセットと施設が充実。 (11:55) |
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経ヶ岳は、戦国時代に武将の家臣が経典を山頂へ納めたことから由来します。 「大石」を葺いた経塚の跡が山頂付近にあるそうですが、どこか分かりません? 左は山頂直下にある観音堂ですが、「大石」が無くどうなんでしょう。 北に鈴鹿山脈、中央の雪山が雨乞岳1238m、その右に雪の少ない御在所岳1212m。 左端の黒い尖峰は、錫杖ヶ岳(シャクジョウ)676mです。 |
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西に植林の及んでない大洞の峰785m(西峰)が見えます。教科書には「山頂から20分ほどの西峰に行ってみるとよい」 行ってみましょう。しかし教科書地図には、150m先のコブが西峰の印。そこは2分で着いてしまいます。地図のミスです。 |
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コブを越え西峰へ向かいます。山中は大半人工林です。道は、アセビが多く赤い葉に季節を感じます。 |
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教科書通り20分で大洞の峰785mに到着できました。ここも好展望。 経ヶ峰819mより24m低く主役を引き立てています。東800m先に主峰の新鮮なアングルです。 ベンチに腰かけ展望ランチ。 南西に笠取山842mの自衛隊レーダードーム(左上)→ 下に長野峠あたりの風力発電所がクルクルしています。 (12:20)〜(12:50) |
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山頂へ戻り、便所下の分岐から北へ降りました。林間広場にログハウス風の立派な山小屋が立ちます。 囲炉裏、ストーブ、トイレもあり、築13年ですが、維持管理が素晴らしい。 (13:40) |
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少し南の分岐から南東へトラバースします。7コマ目の林間広場分岐へ出るので左折して反射板方向へ。 分岐から5分で、この高座原分岐(コウザハラ)です。右下の掘道へ降り、南東へ歩きます。 (14:00) |
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教科書では、高座原分岐から数分歩くと谷道へ降りる分岐ですが? 行ったり来たり、15分探しました。 分岐には必ず標識がありました。諦め、150m進むと尾根道への分岐。この道で下山決定。左折します。 (14:25) |
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地形図では、尾根道は駐車場へ向いません。駐車場近くで斜面を強引に降りる予定です。20分標高を下げると‥ |
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『びっくりぽん、良かった』 地形図に道はありませんが、駐車場への分岐が示されていました。谷へ近づくと‥『ドキッ』 降り口にテープ‥ |
それには「キケン注意」の表示。崩落地があり、迂回する道が設けられています。「進入禁止」でなくホッとしました。(14:45) |
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谷へ降りると荒れた沢に出合います。渡渉して左岸に登ると上流から来た谷道と合流。その谷道へは進入止がありました。 TOPのGPS軌跡図×の箇所。3コマ前で探した道は、分断されているようです。無理して谷道へ降らなくて正解でした。 (14:50) |
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良い道を行くと最初の2コマ目の分岐に出ます。 そのコマに記したように「右で登り、左で下山なら大成功」になりました。 下山で辿ったのは「平尾ルート」です。駐車場に私の車だけ残り、貧脚が証明されました。 (14:55) |
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東海岳行 |
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“ふぐづくし” | ||||||||||
「死ぬまでに一度はふぐを食べたい」 昨年末、名鉄駅で「日間賀島ふぐづくしプラン」(10月〜3月)のポスターを目にしたからです。三河湾で水揚げする天然ふぐ有名、折角なので産地で味わいたい。名鉄の企画は「乗り放題電車運賃+観光船運賃+ふぐ料理」がセットされたものです。 日帰りスタンダードの11800円×2をネットで購入しました。私の場合、電車往復2420円、観光船往復2690円なので料理は6690円になります。ひよこさんと二人、江南から河和まで直通電車で1時間15分、無料バスが河和駅からあり、2分で河和港、12時5分発の観光船に乗船、20分で日間賀島西港に到着。 食事処は、島にある15ヶ所の旅館・ホテルから選択し予約しました。選んだのは西港から歩いて1分のすず屋海遊亭です。2階の個室に案内されますが、すでに前の船便で来た8組20名が賑やかに食事中です。コース料理は島で統一されていますが、差別化に『お飲み物が一つサービスです』ウーロン茶を頼みました。
小鉢にイカの塩辛がありましが、私の一番苦手な食べ物。少し口に入れると『これうまいわ』 新鮮なのか臭みが全くありません。ふぐ料理が期待できます。ふぐは当たると死ぬので洒落で「てっぽう(鉄砲)」と呼ばれます。まず「てっぽうの刺身→てっさ」。透けるくらい薄く切られた身をポン酢に付けます。 歯ごたえ十分で薄いのは必然。噛むと弾力があり淡白な味です。皮の湯引きもこりこりで美味、にごりは寒天でしょうか、料理に変化がつきます。白子焼きを1人前別注したのですが、ミスしたようで2人前来たのでひとつ返却。それがどうなるか気になります。 1人前でも2個あり、ひとつづつ食べます。これが一番おいしかった。薄皮を歯で割るとトロッっと中身が解け出ます。ふぐの精巣で1月2月が一番大きくなるとのこと。その頃がふぐの旬でもあり、30cmの大きさで4人前の料理ができるそうです。それより小さいとてっさの長さが貧弱になります。
唐揚げはレモンで味を引き締め、口に入れると魚肉とは思えない感触で肉みたいです。白飯が欲しくなります。焼きふぐの魚醤焼きも1人前別注しました。厚切りした骨付きの身を魚醤のタレに漬け、炭火で焼いたものです。香ばしさとタレの甘さで幸せになりますが、骨が大きいので身がちと少ない気がします。 「てっぽうの ちり鍋→てっちり」で終盤。最初、ふぐの身だけをコンブ出汁で茹で、色が白くなったらポン酢につけて食べます。ムチムチで部位によって食べ方を変えているのでしょう。野菜を入れたのですが、しめじを口に入れるとくさくて食べられません。魚は新鮮ですが、きのこはダメでした。 仲居さんに言うと厨房言っときます。おおらかなもの。雑炊にして食べつくすのですが、味が薄いのでポン酢で調整します。最後にシャーベットでさっぱりと口直し。以前、愛知県ではふぐ食の習慣がなく、島のふぐは東京に出していました。15年前に名鉄のふぐづくしプランが始まり、この時期の稼ぎ頭です。
週末は団体客で忙しい。ふぐ好きな個人客は、毎冬日間賀島に来て食事処を変えて回っているそうです。お風呂も入れるのですが、今日は冷たい風が強く吹き、湯冷めしそうなのでやめます。ふぐって怖かったけど一つの魚で何種類も調理方法があり、おいしく食べられることに感心しました。 |