2016年5月1日(月) 風の道 命輝く サンカヨウ(山荷葉) |
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GWの登山は危険です。大渋滞にはまる確率が高い。高速利用のない山にしましょう。連休外しのカンチャン日、5/2(月)が良いのですが‥ 予定があるため、GW真っ只中の5/1(日)を恐る恐る山行日に決めました。大白木山は、以前からネットで花の山として紹介されています。 毎年のように予定は立てるのですが、行けないでいました。今年こそはと思い、他の山は見向きもしないで準備します。 心配なのは、今年は季節の進行が早いようです。その影響をどう見るか。「花、花、花」はないかもしれませんが、ゼロはないでしょう。 この山は、私の所蔵する教科書には載っていません。そこで多くのサイトの情報を参考にさせていただきました。 |
<駐車場> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
根尾谷薄墨桜から県道255号線で北の上大須ダムへ走ります。NEOキャンピングパークから2kmほど進み、分岐で左の橋を渡り林道へ。 |
折越峠駐車地 ↓ 登山口 ↓ 根上り桧 ↓ 反射板分岐 ↓ 尾根取付 ↓ ▲大白木山 ↓ 折越峠駐車地 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南発:午前7時10分 晴れ/14℃ 駐車場着:午前9時05分 晴れ曇り/15℃ |
往:2時間40分(山頂まで、撮影・小休止含) 還:2時間10分(ランチタイム除く) 所要時間:4時間50分 |
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5kmほど蛇行すると折越峠です。膨らみに駐車しました。左下のお地蔵さんに安全を祈願し、林道を南へ出発。(9:20) |
70m歩いた法面が登山口です。ここは中電の巡視路。手すりは倒れてますが、急斜面のプラ階段は助かります。 |
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登るとすぐ危険個所です。林道まで30mほど高度があり、強固な擁壁上部には、ロープがあり、巻道もあります。 |
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人工的な崖ですが展望がいい。(奥左) 北西に雪のない能郷白山1617m、(奥右)姥ヶ岳1454m。 |
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尾根には明確な踏み跡があり、左植林、右雑木林です。816mピーク手前で道が消えました。 左斜面に付くピンクのテープを追います。実は右側の木の根本にある桧の葉が道を隠していました。 |
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やがて植林は消え、柔らかな緑の尾根道を登ると根上り桧に出合います。 リョウブが強烈に巻き付き、この二本は仲が良いのか悪いのか。 750mの折越峠から240m上げ、ここは990m。残り高度は250mです。 (10:15) |
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少し進むと南西に向かい合う2基の反射板が望めました。尾根は右カーブしながらあの頂きへ向かいます。 |
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しばらくで上大須・越田土(カミオオス・オッタド)反射板と黒津谷反射板(山頂)の分岐点。ここが中間地点です。 写真中上の黄札で右折します。一旦、50mの降り。 (10:35) |
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道端でフタリシズカが集う。風に揺れにぎやかです。6枚葉で光沢はなく、背が低い。 |
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雑木林の登山道は、気持ちよい。苔岩に触れるとしっとりしていました。ここを右折し、初めて山腹をトラバースします。 (11:10) |
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花が多くなりました。 左)ヤマエンゴサク 中)ネコノメソウ 右)カタバミ |
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斜面には、雪にへし曲げられた木が並ぶ。シティボーイの私には雪の深さを推し量れません。 |
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花の撮影で倍の時間を費やしたでしょうか。尾根取付地点には空洞の大木。踏み跡は左へ曲折します。 (11:35) |
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プラ階段で急登すると展望尾根。灌木がカットされていました。整備される方のお陰で快適に登ることができます。 1週間前に登られたベッカムさんは、カットされた枝をどけられました。そういう方のお陰で今日の私があります。 |
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南東の岩井谷がみずみずしく生命力にあふれています。中央奥は舟伏山1040mです。 |
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そして二等三角点山頂。標高は1234.5mと気持ち良い数字でした。最新地形図では、1234.3m。チリィン! 知らせてくれれば、私が20cm土盛りしました。向かい合う反射板まで行き‥ (12:00)〜(12:45) |
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青く濃いさつき空の下、展望ランチします。北東、中央下に上大須ダム、茶色がロックイルダムです。 中央上奥に平家岳1442m。2014年10月に登頂できました。その右の美濃平家岳1450mは未踏です。 |
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単独の方一人とすれ違っただけです。GWカンチャンはこんなものでしょうか。下山すると、チッチボ、チッチボ… 高い声が上空から聞こえました。ほぼ見つけられません。今日は運よく発見、ヒガラでしょうか? |
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花の山です。百花繚乱、高山植物が咲き誇る巨大な花かご、、、てなわけにはいきませんでした。今日は種類はまずまずですが、どっさりはありません。そこで下山では、「生まれたての元気」を探すことにしました。これならいくらでも見つけられます。 |
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先日の雨にも負けず頑張ったカタクリさん発見。 嬉しかった。『頑張れ〜おれがついとるぞ〜!』 イワウチワには出合いませんでしたが、満足満足五万足です。 反射板分岐(13:55) |
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たおやかな命の宝庫、大白木山は優しい色彩を解き放つ。 視界の中で広がり、喜びを与えてくれます。 根上り桧(14:15) 折越峠駐車地(14:55) |
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東海岳行 |
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“明治探偵GAME” | ||||||||||
犬山市の尾張富士と入鹿池の間にテーマパーク博物館明治村があります。51年前にオープンし、重要文化財10棟を含め67件の施設を持つ野外博物館です。私の家から30分と近いのですが、2度しか行ってません。古い建物だけのイメージでした。以前は、年間30万人以上の入場者数です。 近代遺産の建物が広い丘陵地に点在しますが、刺激的なアトラクションがあるわけではありません。その後、入場者数は落ち込み続け半減します。しかし、現在は復活して30万人以上になりました。その最大の要因は、2006年から始まった謎解きイベント明治探検隊。 今年は明治探偵GAMEと一新して新たな謎解きイベントを3月から始めました。CMで知っていましたが、リピーターもいるほど面白いとは知りません。こどもの日イブの5月4日に鈴之助(小6)を誘い行ってみました。ひよこさんとママ(長女)4人で開村時刻9時半に一番近い駐車場へ入車。 入村料1700円で中に入り、SL・電車・バスの乗り物一日券1200円を購入。もう行列してる明治探偵GAME依頼書売り場に驚きます。(上左) 難易度別に6コースあり、鈴之助は小学生向けの「消えた時計を探せ」300円。私は初心者向けの「少年はいずこへ?」600円を手にしました。(上中) ファイルに捜査資料、地図や情報書が入っていて皆でベンチに腰掛け読みます。(上右) ヒントがあり、「情報」を集め答えを出すようです。村内は、エリアごとに1〜5丁目となっていますが、その中のある建物やある場所に行き「情報」を探します。ヒントは、ネタバレ禁止なので作った例で。 「青白い街の帽子のつばに鳥を見つけた。そこは市場のようでそこにいた大人とニュースや天気のことを話した」‥初心者でこんな難しいヒント、、、探せます? 二つも依頼書を買ったのは間違いだと気づきました。遠くから探そうと北端の5丁目へ村内バスで行きます。(下左) 鈴之助の依頼書は小学生用で容易です。ヒントで示された場所を10分で見つけ、「情報」のありかを探すと『あった!』鈴之助は小躍り。ところが私の場所が見つけられません。(上中) あちこち建物に入りましたが、場所を特定できません。鈴之助が空腹を訴えるので休憩します。 たこ焼き、焼き鳥、かき氷、11歳は食う、食う、食う。(上右) 5丁目で1時間半、探しても見つけられず次のヒントの場所に移動することにしました。バスを待つ間、最後にここになかったら仕方ないと思う建物に私一人で行き、見て回ると‥『あった!』 嬉しかった。謎解きって面白い。 その後はこの経験を生かし、二つの依頼書のヒントを全部発見。それを元に答えの場所を探すだけとなりました。午後になるとUSJ並みの人出。(下左) 焼きそばを食べ腹ごしらえしましたが、広くてアップダウンの多い村内に初夏の陽気。午後1時半、ひよこさんがギブしたので帰ります。 鈴之助が残念そうなので彼の答えだけでも出そうと、ひよこさんとママに駐車場の車内で待っててもらうことにしました。移動用のバスは満員。『よし歩いていこう』 速足で20分。「消えた時計を探せ」は解決しました。暑いのでアイスクリームを食べながら「答え合わせ」テントへ行きます。(上中) 鈴之助が報告すると何かを貰いました。記念品かな?『シールだよ』(上右) 明らかに期待外れの表情。購入費が300円ですからね。彼は、明治村は初めて、昨夜はなかなか寝付かれなかったようです。『明治村ってどんな所だと思ってた?』『平らで広くてアトラクションが一杯ある所‥』 この前、蒲郡のラグーナテンボスへ一緒に行ったのでそのイメージがあるようです。手に明治探偵GAMEのファイルを持った子供連れの家族連れが多く見られました。若いカップルはレンタル衣装で写真を撮ったりと以前のイメージと違う賑わいです。 明治村は規模が大きく一日ではとても回りきれません。既存の施設を生かし、大きなコストをかけず復活できたのは素晴らしい。個人的には答え合わせができなかったので悔しい。秋の明治探偵GAMEにまた来てみようか。『リピーターだ』 |