岳行ノート
京ヶ倉〜大城 990m・980m/長野県生坂村

2016年5月8日(日)


曲流する犀川(京ヶ倉より)

(京ヶ倉では、登山者に眺望をプレゼント-背後のアルプスが、ぼやけ残念)


 京ヶ倉は長野にあり、遠方ですが前から登りたい山でした。1000mに満たない低山です。好展望がウリで戦国にはのろし台がありました。

 5月初旬のヒカゲツツジヤマツツジの群生は、見ごたえがあります。時期に登ろうとチェックすると、あらま4月24日がピークでした。

 今年は、1週間早いと思いましたが想像以上。ヒカゲツツジの群生は、岐阜の室兼高屋(ムロガネタカヤ)で満喫したのでいいでしょう。


 今年も京ヶ倉を見送るのは忍び難く、花は諦め、天気の良い日に出かけます。GW最後ですが、Uターンラッシュは起きないと予測。

 教科書はしなのじ書房刊「信州日帰りでゆく山歩き中信・南信」です。参考書は「生坂村観光情報/大城・京ヶ倉」のお世話になりました。
<駐車地>
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大きい地図
  安曇野ICで下り、国道19号線で北進。生坂イクサカ)トンネル入口手前を左折、1km走ると右に駐在所があり、その手前を右折し集落へ上ります。


駐車地→万平(マンダイラ)登山口→△京ヶ倉△大城→はぎの尾峠→県道出合→駐車地

※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南発:午前6時00分   晴れ/14℃
駐車場着:午前9時00分   晴れ/16℃
往:1時間55分(京ヶ倉まで、小休止含)
還:2時間35分(ランチタイム除く)
所要時間:4時間30分

 十字路に「大城・京ヶ倉登山口→」の指標があります。村内の道は複雑ですが、指標があり、迷いません。

 T字路の駐車地に置車。写真左にある金柵を開閉して林道を歩きます。
(9:20)

 500mで京ヶ倉登山口。ここに簡易トイレがありました。注意案内に4/25の転落事故を知らせています。

 単独女子が来て声を交わしたくないオーラがすごかったのですが、『こんにちは』小さな声で『こんにちは』良かった。
(9:25)

 最初はピークの迂回路。ヤマツツジが、森にインパクトを与えています。ヒカゲツツジの葉は沢山ありますが、花は終了し一輪も見られません。

 京ヶ倉の標高は高くありませんが、岩山なので険しい登山道です。危険個所には、ロープや梯子が設置され、滑落防止の対策がされています。

古松林を過ぎるとおおこば見晴台で大展望。
TOP写真の風景と… 右端:黒い有明山、その左:大天井岳、左側:常念岳。左端:蝶ヶ岳
長野は最初から犯人のわかった推理小説、朝、国道を車で走ったときアルプスは見えました。
(10:20)


 尾根道を行くとこの案内板。右方の×京ヶ倉南の三角点剣刷山(ケンスリ)922mへの近道でした。左の山腹道へ‥


 巨大な岩屏風が、そそり立つ場所に出ます。岩下の道幅は狭く、ロープや梯子の補助がありました。ほどなく‥


 南北に延びる主尾根です。南の剣刷山へは、ストッパーの枝。女性が滑落された稜線です。慎重に行きましょう。
(10:45)

主尾根に出てから岩の細尾根を200m行くと馬の背と巻き道の分岐です。右を選びます。
馬の背は100mの長さですが、砂岩なので滑り難く、歩きやすいように凹みがありました。
最後は傾斜がありロープが付いています。これは振り返った写真でピークは剣刷山です。
(11:00)


 馬の背の最後にはとどの岩。この斜度で登るのは命がけだと思ったら左に巻き道がありました。難所を過ぎれば‥

 京ヶ倉990m山頂。戦国時代、番兵の見張り台・のろし場でした。好展望の一等地でカップルがお食事中です。

 隣の大城山頂が近くに見えるので行きましょう。いきなりロープで急降下。
(11:15)

 こちらにも長さ30mの馬の背。向こうは、北東8kmに信仰の聖山1447mが大きい。右端が山頂です。

 平らな稜線の左端はたらら山1392m。山頂にレーダー雨量観測所ドームが肉眼で確認できました。
(11:20)


 さらにロープで降ると鞍部に天狗岩。3mの高さでしょうか。見た目、猛り岩(タケリ)です。更に降り、少し登れば‥
 大城980m。東に中央右は四阿屋山(アズマヤ)1387mです。ベンチが嬉しい。ランチしましょう。

 年配のご夫婦が来られ『百名山は終わりました』 私は何も聞いていません。「登山者の会話は自慢話から」

 お二人は周回、私も負けずに周回します。(11:40)〜(12:10)

 北に降ると3ヶ所の廓跡があり、先には戦国時代の物見岩です。登ってみましたが、樹木が邪魔してGoodではありません。(12:25)

 程なく三等三角点919m。点名は「生坂」(イクサカ)です。「筑北展望」の掲示板があり‥ 
(12:30)

東に好展望。手前の低山も確実に岩山ですね。中央上、三角形は姥捨山1252mです。
左奥の薄い山は、百名山四阿山(アズマヤサン)2354m、左が根子岳(ネコダケ)2207m。
展望を楽しんだら更に北へ降ると、1分で‥


 はぎの尾峠。江戸時代前より昭和40年まで生活道路でした。下山には3つの道がありますが、この峠から降ります。
(12:35)


 松林の急斜面。刻まれた掘道に人々が利用したことが忍ばれます。斜度が緩み、平坦地に出て、獣除け扉を開閉。


 70m直進すれば、ポンと大城登山口に出て、水田が眼に飛び込みます。お地蔵様の祠から西へ舗装道を降ると‥
(13:05)

 山麓には木々の緑に美しく映える紫色。フジが蔓を木に巻き付かせ樹冠に広がります。木は迷惑しているでしょう。5分で県道に出合い左折。

 往きに720m辺りの岩場で見たこの花‥青色が目を引きます。今だに花名が不明です。県道を40分2.6km‥

村営やまなみ荘を過ぎると左に生坂小学校」の道路標識。(ポールに「←京ヶ倉登山口」)
左折して坂道を登り、「京ヶ倉」の指標で駐車地へ歩きます。

村誌に「刃こぼれした巨大なノコギリのような奇妙な山容」と書かれた生坂山脈
左:大城、中央左:京ヶ倉、一つ飛ばして右端:剣刷岩(四等三角点、小舟)
変化に富む山行で来て良かった。「曲流する犀川」の残像をお土産に帰りましょう。
(14:20)

 
東海岳行
  “キーポシャイニング” 

 ひよこさんは5月11日(水)を心から楽しみにしていました。名古屋市熱田区のセンチュリホール(下左)で「キーポンシャイニング歌謡祭」が行われるからです。お笑いの友近のキャラ演歌の大御所「水谷千恵子」先生が、芸能生活50周年を迎えたことを祝いリサイタルショーが開かれます。

 驚くことに3000人収容のホール(下右)は、3階席まで満席。午後7時に開幕。中山美穂の「♪wakuwakuさせて」の軽快な曲で始まりました。

 ドラム、キーボード、ギター、ベース、女性コーラス、5人のバックバンド。人件費掛けてる。今日は、大阪・福岡と続いたリサイタルショーの千秋楽です。



 次の「♪キュティハニー」をパワフルに歌うと会場が盛り上がります。さすが「J-POPと演歌の架け橋」歌唱力は申し分なく、どんな曲でもこぶしを効かせ笑わせる。3曲目は、友近の出演した朝ドラの主題歌「♪365日の紙飛行機」でしたが、AKBの曲ですよね。

 ロバート秋山バッファロー吾郎Aの3人トークも水谷千恵子先生が笑わせます。ホールを見て『私の家のリビングくらいの広さ、、、バカ言ってる』(笑い) ゲストが来て自分のヒット曲を歌い、先生とデュエットします。最初は相川七瀬「♪夢見る少女じゃいられない」

 次は何と昨年末コンサートに行った稲垣潤一。歌った「♪クリスマスキャロルの頃には」サビを何回繰り返すかで話を盛り上げていました。彼は6回と言っていましたが、正解は8回です。先生は『クリスマスキャロルの鬼』(笑)と断言します。



 3人目の秋山雅史『♪千の風になって』は、泣かせる名曲、今日来てよかった。彼はプールで潜水をして肺活量を鍛えてるそうです。
 
 本人が大映ドラマが好きということで松村雄基麻倉未稀「♪HERO」を歌いました。麻倉未稀は、歌唱力充分で声量がすごい。そしてノースリープの衣装だったので先生に『ワキがキレイ』(笑)と褒められます。

 最後のゲストは、スターダスト・レビュー根本要『♪追憶』をデュエット。彼の声はハスキーですが高音が出て、またエンドの長音の長いこと長いこと。プロは、鍛え方が違います。



 鳴りやまない拍手、Wアンコールで出てきた時は、うっすらと涙を浮かべていました。最後はデビュー曲「♪万博ササニシキ」で締め『必ずまた帰ってきます』と手を振り9時に終了。

 3時間ノンストップ、笑えて感動。多くのシンガーの歌が聴けお得でした。5/15(日)CBC「花さかタイムズ」でその模様を放映。ビデオ録画し、客席を映したところを一時停止。

 探すとひよこさんが写っていました。小さいけどはっきりわかる。テレビ出演おめでとうございます。隣席の私は見切れていました。

2016.05.16(月)01:15