2016年6月10日(金) 登山口から嬉しくなるブナ林 |
|
好天が、週に1日あれば嬉しいこの頃。梅雨の晴れ間を狙って山行します。北陸が晴れそうなので未踏峰を探すと、富山県で猿ヶ山を発見。 さて、今年も残りわずか6ヶ月。干支はサルですが、干支の名が付く山は登っていません。ちょうどいい具合です。 登山口はブナオ峠ですが、何か聞いたことがあります。調べると昨秋、峠を挟んで反対側の大門山を目指していました。 私の記憶の沼は、透明度が低い。東海北陸自動車道五箇山ICで下り、国道156号線で南下。庄川を渡ると右に県道54号線の入口があります。 上に「ブナオ峠野営場10km→」の案内板で舗装林道を走りました。教科書は、山と渓谷社刊「新・分県登山ガイド/富山県の山」です。 |
<駐車地> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
キビオ峠駐車地 ↓ ▲大獅子山 ↓ ▲猿ヶ山 ↓ キビオ峠駐車地 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南発:午前6時30分 晴れ/21℃ 駐車場着:午前9時20分 晴れ後、曇/19℃ |
往:3時間35分(山頂まで、道ミス1:10含) 還:2時間05分(ランチタイム除く、小休止含) 所要時間:5時間40分 |
|||||||||
県道はブナオ峠で通行止です。広い駐車地に先行者の車が2台。ソロの方が、大門山を目指すと出発されました。 ここの標高は990m、本日は460mの標高の旅です。中央奥の茂みにある「猿ヶ山登山口」の標柱から森へ入りました。 (9:35) |
||||||||||
登山口から数メートル草を分ければ、ブナの広大な純林に包まれます。 登山道は、斜面を横切って延びる。『ブナは何本あるの?』 数える気にならない。 |
||||||||||
左下に池が見えました。20mの幅があり、周囲の枝には、白い泡に包まれたモリアオガエルの卵塊が一杯。 (10:10) |
||||||||||
池の先に、1/5@の木札が下がっています。きっと5/5が山頂でしょう。次の札を探しながら歩きます。 |
||||||||||
「大獅子山登り口」の標杭がありました。『ここからも登れるのか』 急斜面から大獅子山へ行くことにしました。(10:15) 20m進むと、地面を這うように横たわる幹と枝、しぶといネマリガダケの藪。進めないので迂回すると古い登山道に出合い探検します。戻り、山頂を目指す。 | ||||||||||
GPSで確認し、空が明けた所へ行くと藪に囲まれた大獅子山1127m三等三角点。35分もかかりました。きゅうけい! (10:50) ここから登山道に出るのがまた一苦労。道を見つけたので降りると‥全然違う方向へ向かうので修正して‥ |
||||||||||
青木兄弟遭難之碑(中央左)のある分岐発見。70分もかけてふらふら。GPSがなければマジ遭難です。 (11:25) |
||||||||||
時間的に余裕がなくなりました。アミノバイタルをチュウチュウしようと‥ウエストベルトにない! 藪漕ぎで落としたようです。予備のを吸い込み尾根道を歩きます。10分ほどで2/5札Aを発見。 有り難いことに傾斜が緩く藪漕ぎの疲れが回復しました。この山で珍しい針葉樹、大ヒノキ。 (11:45) |
||||||||||
しっかりした登山道は、フカフカで気持ち良い。やがてワイルドな大スギに出合います。 (11:55) |
||||||||||
気温が上がり小虫が出てきました。これがブナ林の欠点です。虫除けスプレーはしましたが、野生の虫は根性が違う。 Nの木。どうしてこんな風になったのか。野生のブナは根性が違う。 (12:05) |
||||||||||
3/5札Bを見つけました。1kmごとに付けたのか、1km・2km・3kmと表示があります。 (12:10) |
||||||||||
道のど真ん中に倒木。新しい切り口があり、乗り越えることができました。切ってくれた方に感謝です。 (12:25) |
||||||||||
傾斜が強くなり、樹木越しに白山に展望が利く場所に出ました。残念ながら白山は雲をかぶっています。 白山の左方に‥中央ピーク奥三方岳2150m、その左が三方崩山2059m。下は鳩谷ダム湖です。 (12:30) |
||||||||||
道にはマイヅルソウの群生と‥ |
||||||||||
イワカガミが山頂まで続きます。この可愛さに救われますね。 |
||||||||||
所々で泥濘の道が現れましたが、山頂手前はちと長い。昨日は降雨がありました。泥をよけ縁を歩くと‥ |
||||||||||
猿ヶ山山頂1448m二等三角点「猿ヶ馬場」。右の標柱は熊にかじられています。手早くランチ。 (13:10)〜(13:30) 目の前の笹に小鳥が止まりました。そーっとシャッターを‥押したつもりが撮れてません。そんな思い出を持って下山。 |
||||||||||
往きに見逃した登山道からの南展望地では、中央猿ヶ馬場山1875m。その左で尖ったピークが籾糠山1744mです。 (14:20) |
||||||||||
結局、4/5札は見つけることができませんでした。ピンクの花がひときわ映えるタニウツギが見送ってくれます。 遭難碑分岐(15:05) |
||||||||||
このブナの森から生まれた滋味に満ちる水を集めたのが小矢部川。 流域に豊かな実りをもたらし、富山湾へと流れ込みます。 大獅子山の彷徨がなければ平穏な山旅だったのですが、色々反省して帰途につきました。 駐車地(15:35) |
||||||||||
東海岳行 |
||||||||||
“新感覚ニフレル” | ||||||||||
昨年11月、テレビ番組で頻繁に取り上げられたのが、関西の新名所ニフレル。大阪府吹田市の万博公園に巨大複合施設エクスポシティがオープンし、その中にエンターテイメント施設のひとつとしてニフレルがあります。有名な「海遊館」がプロディースしました。 コンセプトは、水族館・動物園・美術館のジャンルを超え、アートのように生き物を観察でき、楽しめる空間というもの。ニフレルの名は、「感性にふれる」から来ています。『風呂敷広げたなあ』 頭のいい人が作り上げた雰囲気タップリ。魅力的なゾーンがあるので半年は賑わうでしょう。 GWが終わり、梅雨入りしてからひよこさんと行くことにしました。ネットでチケット(1900円)は手に入れてます。2時間半で行けると思ったら、名神高速の集中大工事・大渋滞で3時間半。車をニフレルに近いA立駐に停め、巨大なエクスポシティの店内を抜け屋外に出ます。(11:20)
チケット売り場は行列、ネットチケットは気分良く即入館。順路があり、まず暗めの照明「いろにふれる」(下左)ゾーンです。13台の水槽にあか、あお、きいろ、色鮮やかな魚たち。初めて見る珍しいものが多く、1台づつ丁寧に見ます。「わざにふれる」(一例)ではテッポウウオがいました。 「すがたにふれる」(一例)には、細長い半身を砂に隠すチンアナゴ。展示は砂に変わり透けて見えるジェリー状のもので全身が見るように工夫されています。独特の見せ方に子供も大人も心を奪われます。おしゃれで芸術的で切り口は図鑑方式です。ただ魚は動くのでピンボケばかり。
宇宙に浮かぶ地球をイメージした「ワンダーモーメンツ」(下左)は、光の模様が変化してちびっ子がはしゃぐ。2階の「みずべにふれる」へ行くとホワイトタイガーが迫力あります。彼はお客を見まわし頃合いを見て上から降りてきて客に一番近い場所に座るとミエを切りました。 1mの近さですが、幸いアクリルがり怖くありません。(下右) カバやワニの猛獣もアクリル越しに見られ大迫力。12時、カフェでハンバーガーやホットドックでらランチ。デザートは「食べる水」250円。薄い甘さは何だろう? 窓から太陽の塔が望めました。
最大に見せ場「うごきにふれる」に入ります。テレビで取り上げれていた所です。入口のカワウソがじゃれあって可愛い。奥からペリカンが飛んできました。(下左) 羽根を広げると2mあり、間近で見ると飛ぶ恐竜です。くちばしが赤く黒い中型の鳥が、高速で飛び回ります。 トイレ案内の上は、フクロウの定位置。(左) カピバラが亀にちょっかいを出してしています。(下中) くじゃくのようななんとか鳥も歩いたり飛んだりせわしい。子供が触ろうとしましたが、ここのルールはドント・タッチ。 わー!またペリカンが飛んだ。ここに15分ほどいましたが、去るのが名残惜しい。ショップのお土産グッズを我慢して外に出ます。1時間半、本当に楽しかった。また行きたい。
|