2016年7月11日(月) 山菜の宝庫、採らずに撮ろう弥仙山 -於与岐町より- |
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舞鶴若狭自動車道を利用すれば、若狭湾は意外に遠くないと思いました。京都府綾部市の弥仙山は、「丹波槍」と称されるほどの鋭鋒です。 行基が開山し、麓・中腹・山頂に3社が建つ信仰の山で「丹波富士」とも呼ばれ、愛山として地元で整備されています。 下山後、TOP写真を撮影していると参考書のHP「ようこそ弥仙山へ」の管理人の方にお会いしました。お話しは、レポに挿入しています。 今回は参詣の道を時計回りで辿る周回コ−スです。登山道は、樹林に覆い暑さが和らぎます。因みにこの日、名古屋は猛暑日でした。 教科書は、山と渓谷社刊「関西周辺の山250/改訂版」です。 |
<駐車地> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
舞鶴若狭自動車道の舞鶴西ICで下り、県号74線で南の峠を越えます。 |
林道駐車地 ↓ 登山口 ↓ 修業の滝 ↓ 三等三角点 ↓ ▲弥仙山 金峰山神社 ↓ 四等三角点 ↓ 林道駐車地 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前6時40分 晴れ/25℃ 駐車地:午前9時30分 晴れ/27℃ |
往:2時間25分(山頂まで、小休止含) 還:1時間45分(ランチタイム除く、) 所要時間:4時間10分 |
綾部市於与岐町(オヨギ)集落で左折。川沿いの林道を1km東へ走ります。Y字分岐に整備された2段の大駐車場です。 左道から進み、右道で帰ってきます。左の車前に立つ道標・案内図を確認して出発しました。 (9:45) |
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林道の左に4年前に建替えられた鳥居。上に子授けの神を祀る水分神社(ミクマリ)拝殿が建ち、子持ちの狛犬です。 弥仙山は奈良の弥山に憧れた名で、神社も弥山近辺の神社と同名で3社あり、吉野連峰を縮図したそうです。 (9:55) |
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沢沿いを100m歩くと鳥居が建つ登山口。道標から鋼管が設置された沢を渡り、斜面に取り付きます。 (9:55) |
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斜度が優しい杉林の整備された道です。気温は高めですが、緑陰を登るので汗はそれほど掻きません。 |
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右山で山腹を切って辿ると滝への分岐。寄り道ですが沢へ降りてみましょう。 落差4mの修業の滝に出合います。明治34年9月、地元教団の開祖様が1週間禊ぎをしました。 9月なら凍えなくてすみそう。 (10:25) |
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道へ戻るとすぐ古寺跡地。行先が見えないほどの石段が昇っています。143段あり、それほど崩れていません。 熊野古道より苔むして霊山の雰囲気があります。石段を上がれば‥ (10:35) |
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一気に30m高度を稼ぎ、鳥居を潜りました。於成神社(オナリ)は、火の神様が祭神です。 (10:45) |
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神社左から登るとトチノキの大木に会い、その上に高さ10mほどの大岩です。手前の細い木が懸命に支えています。 (10:55) |
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大岩を左から巻くとここにも大木。道が急傾斜になると石段が現れ、親切くんです。 ここを過ぎると傾斜は緩くなり、やがて峠のような場所に出て‥ (11:00) |
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中央右下に公社のコンクリ杭。赤テープの鉢巻きがあり、分岐点でしょう。地形図に載る三角点へ寄り道します。 山頂は右ですが、気を引き締め左へ。 (11:10) |
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三角点まで尾根は左・右・左と3回折れます。そのことを頭に入れ、尾根の薄い踏み跡を進みました。 一度、念のためGPSで現在地をチェック。問題ありません。20分弱で‥ |
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樹林の中に発見!三等三角点599mは、山頂より65m低い標高。点名「弥仙山」、展望は無く分岐点へ戻ります。 (11:30)〜(11:50) |
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分岐点から先へ進むと青々とした森に包まれます。開放感はないけど暑い日もOKの低山です。 里で見た三角錐の姿から道はきついと思いました。山頂まで螺旋状で歩きやすい道です。 |
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程なく改心の道と山頂への分岐に着きました。山頂へ向かうとY字分岐があり、右を取ると‥ (12:05) |
2つ目の分岐。右は山頂に建つ神社裏、左は神社前に出ます。どちらでも山頂に行けますが、私は裏を選びました。 |
弥仙山山頂664m。三角点なし。金峰山神社(キンプセン)は山の神で負けず嫌い。 ご近所、北東16kmにある若狭富士青葉山693mより29m背が低い。 少しでも高くなりたいと願われ、参拝時に小石を持って登山するようになりました。 神社左にその石積みが見られます。愛知県犬山市尾張富士にも同じような言い伝えがありました。 下調べでは南西と北に展望があるはずですが、見回しても樹林に囲まれているので落葉期限定? ランチにします。食べ終わり冷茶を飲んで左上コマの改心の道分岐点へ‥ (12:10)〜(12:40) |
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改心の道の謂われ。東に建つ光明寺の天狗が和尚が不在のとき暴れまわり、説教されて詫び証文を差し出しました。 その言い伝えから名付けられたのです。こちらも緑陰の足に優しいフカフカ・クッション道。 |
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分岐から30分行くとコブがあり、木に赤テープ。左数m先に四等三角点576m、点名は里の名於与岐町です。 (13:15) この辺りの地名や神社は、読みにくい名が多い。古くからの信仰と関係あるのでしょうか。 |
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そして周囲が杉林になると日置谷分岐(ヘキダニ)に出合います。右へ鋭角に折れ、「於与岐町→」へ山腹を斜行。 (13:45) |
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尾根道はまっすぐ続きますが、この右へ鋭角に折れる分岐を見逃してはいけません。左端の木にある‥(14:00) |
小さな私標が唯一の目印。私は3mくらい行き過ぎ『ん?』と感づき戻って事なきを得ました。右端の矢印がナイス。ここをミスしなければ‥ |
林道出合、後はテクテク歩くだけです。暑い日にもかかわらず4人の登山者とすれ違いました。 (14:05) 駐車場着(14:25) |
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東海岳行 |
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“お茶比べ” | |
20年前か、お茶が500mlのペットボトルで発売された時は驚きました。飲料業界による小型ペットボトルの自主規制が撤廃された後です。子供の頃からお茶は、ヤカンのお湯に茶葉を入れ、家庭でごく普通に無料で飲んでいました。わざわざお金を出して買うなんて、、、ありえない。 最初は、1979年に缶入りウーロン茶が発売されたのですが、まあお茶の種類が違いますからよしとしましょう。1985に年缶入り煎茶が出ました。確かに急須で入れて飲むインドアお茶からアウトドアも可能にしたことは画期的。1990年に2lのペットボトルが出て6年後に500mlが発売されました。 お茶をお金を出して買うことに抵抗があったと記憶しています。緑茶が出たとき、冷やしても美味しく、その味わいは感動的でした。有料なのはそれなりの理由があるものだと納得せざるを得ません。緑茶は数時間後に褐変するのでボトル内に窒素を噴射し酸素を追い出し酸化を抑えています。 メーカーも美味しいお茶を追及して一生懸命です。飲んだ後、キャップをすれば何回でも呑むことができる便利さも捨てがたい。さて山行では伊藤園の「お〜い お茶」を持っていきます。 いろいろなメーカーが緑茶を出していますので試したのですが、結局は「お〜い お茶」に戻りました。緑茶ペットボトルは、スーパーで100円くらいで買えますが、最近、伊藤園が1000円の「お〜い お茶 氷水出し玉露」を発売しました。 定番品より10倍も高価格です。びっくりしますが一度は飲んでみたい。いくつかスーパーを探したけど無いので通販で買います。届いたのを手に持つと異常に重い! ラグジェアリー感はあります。重いのは瓶入りの375mだlからです。冷蔵庫に入れます。 その後、スーパーに行くと伊藤園「氷水出し 京都宇治抹茶入り お〜い お茶」が定番の隣に並んでいて100円で買えます。1000円のと同じ手間をかけた氷水出しですか? それはないよと思いつつ比べるために購入しました。冷蔵庫で冷やします。調べると高級品は、希少な京都宇治玉露(100%使用)を低温でじっくりと抽出したとのこと。『まあ、そういうことか‥』 ある日、娘が鈴之助(6年生)を連れてやってきました。うやうやしく冷蔵庫から高級緑茶を出し、自慢して二人に見せます。そしていよいよ開封、私とひよこさんと4人で3種類の「お〜い お茶」の味比べ。高級品の紐をとくとキャップは、プラではなく金属製です。 意見は‥まず良い香りがする。抹茶の味が舌に残る。鈴之助『目が覚める』 次に抹茶入りを飲みます。わからんけど少し苦い。抹茶の味だ。鈴之助『うま、苦くないよ』 最後に定番品。わからん、1000円の方がいい。 同じ系統の味だ。鈴之助『ほっとする』 一応、温めて比較もしましたが、季節的なこともあり冷たい方が良いとの意見。4人で1200円の味比べのお楽しみ会でした。結局、貧乏舌の家系では繊細な味比べは無理ですね。 |