2016年8月7日(日) 根子岳の爆裂火口壁 -右稜線に屏風岩の列- |
|
四阿山・根子岳周回は、百名山と花の百名山を辿る華麗な山旅です。道のりは7時間余り、山頂の標高2354mと気合が入ります。 四阿山は、山の形が東屋の屋根に似ているのでその名です。四阿をアズマヤと読むのは、中国の言葉から来てるそうです。 四阿山は長野・群馬県境に位置し、我が家から290kmの距離があります。菅平牧場駐車場までは4時間はかかり、前夜の車中泊決定。 駐車地の菅平高原はスポーツの高地合宿トレーニングで有名です。教科書は、山と渓谷社刊「新・分県登山ガイド 長野県の山」です。 |
<駐車場> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
上信越道須坂長野東ICで下り、国道406号線で南下。菅平高原(スガダイラ)で左折、東の菅平牧場へ向かいます。 |
※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:前日午後6時00分 晴れ/31℃ 駐車場:前日午後9時55分 晴れ /18℃ |
往:4時間35分(四阿山三角点まで、小休止含) 還:3時間15分(ランチタイム除く、) 所要時間:7時間50分 (標高差:764m) |
前夜、一番上の菅平牧場第一駐車場に着くと10台がお休み中。さすが標高1590m、気温は18度。朝、車が倍になっていました。(6:25) |
駐車場の上に根子岳登山口。右に大きなトイレが建ちます。奥の小屋右側に道が延びていて爽やかな空気を胸に入れ歩き出しました。 |
ルートは花の百名山の人気コースで、登り始めは緑輝く草原、緩い斜度を歩きます。 牧場は、明治時代に拓かれ牛の避暑地です。関東の牛500頭が預けられています。 牧草地をピクニック気分で登ると人懐っこい牛が近寄ってきました。 足元の草をちぎってあげると『ベッ!』っと吐き出す。かまってあげたいけど先へ進みましょう。 東屋で一休み。奥に麓のスキー場が、最遠の遠望です。 展望図絵で穂高から白馬まで案内されていますが、想像するだけ。 (7:00) |
|
進むと徐々にシラカバが現れます。風で飛んできた種が、牧草地で芽吹き50年経ち、美しい森になりました。 |
|
かっては山頂まで牧草地が広がり、高い木はありませんでした。そのため日差しは遮られず、陽の光を好む花々が今も咲き誇っています。お陰で花の百名山に選ばれ、良かった良かった。 ハクサンフウロ ヤナギラン ワレモコウ オオバギボウシ ウスユキソウ ノアザミ マツムシソウ ウツボグサ 周回コースには2つの急坂があります。最初は根子岳手前の岩ゴロ道。標高差200mを喘ぐと‥ |
|
鐘と石碑と祠の根子岳2207m、360度の大パノラマ。アルプス展望がなくても花を見たので悔しくありません。 でも近望は大丈夫、奥のシルエットは四阿山、いざ行かん。(北西600mに小根子岳) (8:45)〜(9:00) |
|
降ると四阿火山の噴火の痕跡屏風岩に出合います。150m長あり、横を通り東端で岩上に登ると素晴らしい絶景です。 |
|
笹の草原十ヶ原(トオガハラ)から四阿山山頂(左ピーク)。高原にどっしりと構えています。奥の森へ進むと‥ (9:30) |
|
シラビソが多く、一面苔むしワイルドです。ここは数千年の世代交代を繰り返した原生林。そして2つ目の急坂です。 登山道は、岩はしご、根はしご、泥んこ、、、幸い乾き気味の泥でした。 |
|
悪路を1時間近く喘ぐと広地の分岐点です。四阿山へ行く西道と下山で歩く菅平牧場への南道を確認します。 (10:25) |
|
広い尾根道を辿ると木の階段が設けられていて百名山の格の違いを表しているようです。 |
|
そして四阿火山カルデラの外輪山最高峰四阿山2354m南峰。古来農業の神、水を司る神と崇められてきました。 (10:50) |
|
5分で行ける北峰は、二等三角点。2333mと山頂より20m低いピークです。 (11:00) |
南峰へ戻ります。北からその最高峰を見ると東屋の屋根の形ですね。 |
好天なら四阿山からは雄大な展望が広がり、北アルプス、富士山も望めるそうです。 残念なのは、南東方向の浅間山2568mが見えないこと。先ほど登頂したこの根子岳は間近です。 大昔、四阿山と根子岳は一つの山で噴火と浸食を繰り返し、今の形になりました。 岩の山頂でランチにします。日曜日なので多くの登山者が登頂してきました。 細長い山頂で座る場所を確保するのが難しい。30人近くの大食堂です。 (11:10)〜(11:35) |
|
下山途中、岩頭の中四阿(ナカアズマヤ)に登ります。TOP写真の爆裂火口壁を見たり、行く先の尾根を鳥瞰できます。 (12:45) コブの小四阿(コアズマヤ)で三角点を探しましたが、未発見です。 (13:30) |
|
急斜面はなく岩の道が続きます。踏み跡はハッキリ、道標もバッチリ。こちらも花が多い。シラカバの森へ入り‥ |
|
林道(牧場道路)に出合ったら右折し、300m歩くとこの指導標。ここから沢へ降っていきます。 (14:10) |
|
流れの音が大きくなり、大明神沢の渡渉地点です。 |
|
沢から離れると牧場に出合い沢山の牛が木陰で休んでいます。牧場沿いにシラカバの道を緩く降れば‥ (14:20) |
|
舗装道の四阿山登山口に出ました。 (14:30) 坂道を300m登れば駐車場です。 (14:40) |
|
下山道で出合った花々と蝶と‥ メイゲツソウ イブキジャコウソウ クジャクチョウ トモエシオガマ クガイソウ シシウド 絶滅危惧種:キキョウ 菅平高原ソフト300円 「菅平高原ソフトクリーム」の幟で食べたくなります。濃い牛乳の味、ほんのり甘く美味しいなあ。 |
|
東海岳行 |
|
“GKBRのいる車” | |
ABU事件があった翌日、ひよこさんの軽自動車でに買い物に行きます。車を炎天下に駐車したので気温41度の表示。ハンドルを触れないほどの暑さです。エアコンを付け7-11に走りました。買い物を終え、後部ドアを開けて袋に入った荷物を座席に置くと床にゴキブリGKBR発見! 『ゲッ』 やつは私の視線を感じたのか、動きを停めてじっとしています。直に捕まえるのは、NG。そーっと袋の荷物を抜き、袋に手を入れ『えい!』と抑える。GKBRは素早く逃げ、ピューッと床を走る。助手席の下に潜り込んだ。もうなんともなりません。取り敢えずGKBRを乗せて車を走らせます。 帰宅してひよこさんにGKBR用の殺虫剤があるか尋ねます。『蝿・蚊用のはあるよ』『それじゃ弱いな』『だいじょうぶ、大丈夫』 ならとその殺虫剤で助手席の下をスプレー。すごい速さでGKBRは飛び出て来て、車外に走り車の下に潜り込む。 私は走って反対側に回り、出てくるところをシュー! また潜り込むので回り込みシュー! そんなことを3回繰り返すと動きが鈍くなりました。でもくたばらず、ユルリユルリと歩いています。 何回もスプレーすると殺虫剤の沼に沈み、事なきを得ました。しかし、どこで乗ったのだろう? 前から乗っていたら高温の車内で弱っていたと思います。この日乗るとき入ってきたのだろうか? しかし、GKBRがトコトコ入る車って、、、残念な車です。 このところ軽のドアを開けるとツンと紫系の匂いがしていました。そこで消臭剤を車内、特に座席にスプレーしたのですが、その時は良くてもしばらくするとツンと来る。この事件後、何回かスプレーを繰り返しましたが、一向に臭いが消えません。この中古車は、喫煙者が乗っていたのでしょう。 『エアコンを使う季節になり臭い出したので、、、そうかフィルターを変えてみよう』 車屋さんに交換してもらうと『エアコンフィルターは、タバコを吸う人は5千km、そうでないなら最低でも1万km毎に取り換えましょう』と言われました。 交換されたフィルターを見ると真っ黒。『走行距離13万kmで一度も変えてないかも。臭いが取れないはず』 もう大丈夫と思ったら、交換しても臭いが残ることがあるそうです。外気を車内に取り込むパイプに臭いが付いているから。『どうすればいいの?』 やり方を教えてもらいました。 @エンジンをかけ、エアコンを入れ、外気導入にする。 A窓を締め下車。 Bワイパーの外気取り入れ口に消臭剤を3〜4回スプレー。 C10分待ち完了。取り入れ口の場所は、知りませんでした。以来、車内の嫌な臭いは消え、もうGKBRも寄り付かないでしょう。 |