2016年11月29日(火) 砂礫の可愛いいピーク羽鳥峰 (中央上でガスっている猫岳1058m、その右に釈迦ヶ岳の大ガレが見えています) |
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リンク頂いている「森羅万象☆トレッキング」さん、山友のEさんに山行をお誘い頂きました。久しぶりにブナ清水へのコースを計画します。 実は、私は以前から気になるルートがありました。教科書のガイド本は、伊勢谷の沢を遡ってブナ清水へ行くルートが紹介されています。 コース図にブナ清水から北東へ降りる尾根が示され「この尾根を歩く人もいるようだ」と書かれていました。そこを歩いてみましょう。 朝明ヒュッテ駐車場の西先にある散策道からその尾根に取り付きます。もちろん未踏なので、どんなルートかとても楽しみです。 ブナ清水から根の平峠に出て、県境稜線を北上して周回します。教科書は、西内正弘著・中日新聞社刊「鈴鹿の山 万能ガイド」です。 |
<駐車場> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
↓ L分岐 ↓ ブナ清水 ↓ 根の平峠 ↓ ▲水晶岳 ↓ 中峠 ↓ △金山 ↓ △羽鳥峰 ↓ 林道終点 ↓ 朝明ヒュッテ駐車場 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前7時00分 曇り 駐車場:午前8時40分 曇り 標高差:504m (450m→954m) |
往:3時間20分(水晶岳まで、小休止含) 還:2時間30分(ランチタイム除く) 所要時間:5時間50分 |
四日市ICから朝明の有料駐車場(¥500)に到着。今日は晴れ予報でいい感じ、四の五の言わず舗装道を西へ。 (9:00) |
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400mほど行くと森へ入る分岐。入口に「朝明渓谷散策道L」の番号札があります。 |
広い道を2回大きくカーブ、突き当りが登山口です。ここには「K」の番号札。(9:10) |
地形図には、この散策道は破線で示されています。 藪道かと思っていましたが、良く踏まれた道で安心しました。 582mピークから20m高さを落とすと‥ |
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分岐から散策道は、右の伊勢谷へ降ります。そちらには「I」の番号札。でも私達は、直進して尾根を直登します。 (9:30) |
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尾根道はテープもあり明確です。勾配がきつくなる。30分ほどで右(北)にこれから辿る稜線の展望があります。 ズームして‥中央の白い△が羽鳥峰。こんな風に客観視したのは初めてです。松の岩道を少し進むと‥ |
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突然、岩の累積する急な尾根に。中央の細い幹にピンクテープがあり、右から岩尾根を迂回して山腹を行きます。 (10:10) 30mほど回り込むと急斜面にテープがあり、追って登りました。 |
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するとアセビとシャクナゲの広地です。右に折れ、尾根へ向かいます。イワカガミの群生地を見て超えると‥ |
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大岩の下に絶えることのない湧き水。朝明川の源流の一つブナ清水です。 前に鳥居が建ってもいいくらいな雰囲気。源頭がこういう場所にこんな形であるって奇跡ですね。 鈴鹿は個性的なポイントが実に沢山あり、しみじみ魅力的な山域だと思います。 (10:50) |
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湧き水の流れを追います。以前、背の高い笹が密生していたのですが、どこにも見られません。荒れ谷を行けば‥ |
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やがて伊勢谷を登ってきた道と合流します。左折して標高を50m上げれば‥ (11:25) |
根の平峠803mです。ここを右折して北上し、県境稜線を縦走します。 (11:30) |
裸木に囲まれた溝道、落ち葉を鳴らして登る。ピークでT字分岐に出会います。左折して稜線から少し西に‥ |
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水晶岳三等三角点954.m。永源寺ダムの雨量局が建ち、2名の方がメンテナンス中でした。 今冬1月、ここで深雪に阻まれ、羽鳥峰を諦めたのです。今日は大丈夫か‥空は曇り風が強くなりました。 (12:00) |
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時々、細かい雨が落ちます。ちょっとやばい。歌のように雨は雪へと変わるか。高度を120m下げ、中峠830m着。 (12:20) |
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中峠の東斜面で風除けランチ。Eさんがシカの糞コロが多いと嘆いています。 カップヌードルを食べたら、コーヒータイム。野良人さんのウィスキーをちょいと落とす。 体が温まる冬の定番コースです。眼下に朝明渓谷が里の菰野町へ向かう。いい眺めです。 〜(12:55) |
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四の五の言わず進みましょう。風で運ばれた雪がかかります。霊仙山方面に黒い雲があり、雪が降っているようです。 |
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次のピーク金山906m。山頂の凝った山名標は鈴鹿でよく見ます。展望は、北東の釈迦ヶ岳1092mがバッチリ。 (13:15) |
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金山から羽鳥峰峠まで標高を110m落さなくてはいけません。尾根が広がり雰囲気がいい。新緑は素敵でしょう。 |
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白いザレ地を降ると、前方に富士山型の小さな羽鳥峰823mが見えてくる。 巨人が掌の砂をサーッと落として積もったような白い峰。 鈴鹿を登り始めたころ羽鳥峰に出会い『鈴鹿の山は、個性がある』と思いました。 私が鈴鹿の虜になったきっかけの峰です。 天辺に登って振り返ると降りてきた坂にハートマークの置石 作った人は石運びに何回登降したのか‥愛の労作ですね。 (13:55) |
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山頂から更に北進すると程なく分岐標に出会います。右折して斜面をジグザグ降れば、5分で荒れた林道終点。 (14:00) |
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土砂崩れで埋まった林道を乗り越えます。猫谷との合流地点にある国指定文化財「なわだるみの堰堤」は無事でした。 (14:35) そこからは舗装道です。雨に降られなかったことに感謝して駐車場へ歩きます。 (15:05) |
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東海岳行 |
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“餃子の新味覚” | |
今回の下山途中、同行の女子Mさんから『ぜひ紹介したいお店があるので帰りに寄りませんか?』と誘いを受けました。そこは餃子の専門店で、、、、、野良人さんはエライ、旺盛な好奇心と行動力で二つ返事。私も腹は空いてないけど道草のネタになると思い『行きましょう』となりました。 場所は四日市ICから東へ6km走り、ワークマンの隣にお店はありました。「餃子の新味覚」という変わった店名です。毎週月曜日と第三火曜日が定休日で今日は第五火曜日なのでセーフ。 開店は11:30、食事時はすごく混むそうです。夕食前の16時で運よくお客はゼロ。Mさんが、スマホで「四日市 餃子」と検索したら「餃子の新味覚」がTOPに出る。人気店のようです。店内はカウンター席だけで、そこに麻雀パイが埋め込まれています。 『この手は字一色と小四喜のダブル役満!』 壁にあるメニューは、焼き餃子(1人前8個)400円とビール530円などの飲み物だけ。『本当に餃子だけの専門店だ』 ご飯もスープもありません。こういうお店は始めてです。男子3人は夕食のことも考え1人前づつ。女子のEさんは2人前です。『すごいね』 餃子が夕食だから2人前とのこと。注文すると数分で出てきました。『ハフッハフッ』 焼きたては熱い。皮は薄いけどもモチッとした触感、焼き面はパリ。噛むとアンから旨い肉汁が広がり、豚肉と野菜がうまく絡む。鮮度抜群。お店に色々尋ねました。 仕込み場はカウンターの後ろですが、多い時は4人で通販分も入れ2万個作りました。『餃子だけで100万円!』 朝作った餃子をその日中に完売し、売り切れ次第閉店です。餃子一筋創業50年、ここは四日市本店で他に近鉄四日市駅前店と桑名店もあります。 具材は、キャベツ、ニラ、玉ねぎ、にんにく、豚肉等ですが、お店のこだわりは鮮度とのこと。皮の小麦粉は、モチッ・パリッを出すため最高級品を使用しています。次々とお客が来店。 Mさんが美味しい食べ方を教えてくれました。@油に漬けた特製きざみニンニクをタレにたっぷり入れます。 A飲み物は、ビンの大内山牛乳150円を豪快に飲むと風味がマイルド〜 『牛乳!マジ?』 確かに壁のメニューには牛乳があります。しかもりんご牛乳、コ−ヒー牛乳まで揃えられている。『ここは風呂屋か』 と突っ込みたくなります。この日、牛乳を私は試さなかったのですが心残り。今度、四日市に来たら絶対やってみよう。 よほど気に入ったのか野良人さんが、ご家族のお土産に生餃子を8人分頼みました。後日、感想を尋ねると皆さん『美味しい美味しい』と喜んで平らげたそうです。 |