岳行ノート
南宮山/岐阜県垂井町  標高419m
2005.12.31(土)江南7時分30発 
           晴れ 4℃ 
登り:計1時間35分(小休止含)
降り:計50分(小休止含)
 24週で毎週連続登山も途切れてしまいました。再び最初からスタートです。1年を締めくくる大晦日登山で危ないことはできません。雪がありそうだけど短時間で登られる低山にしました。

 教科書は、風媒社刊「岐阜の山旅100コース 美濃[上]」です。 

毛利秀元陣所跡より養老山脈
 
  駐車場周辺図



コース分岐

陣所跡

コース分岐



※赤線は実測ではありません。
緑線は断念

■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」




 年末に沖縄へ行きました。「沖縄美ら海(ミラチュウ)水族館」から見た伊江島。
印象的に佇む異形の「城山(グスクヤマ)172m」は15分で登れるそうです。
いつか登ってみたい。
 さて自慢話は、ほどほどにして今日は岐阜県垂井町に向かいました。

 車道の雪はどけられていますが、歩道は積もったままの箇所が多い。新幹線のガードをくぐると大鳥居です。
 「南宮神社」に着きました。明日の正月準備を邪魔してはいけませんので少し離れた駐車場に止めます。
(9:15)
 スパッツをつけ軽アイゼンをザックに入れ出発しました。神社の左に回り込みながら進みます。用水沿いには鳥居が果てしなく並んでいる。
 103本目の鳥居を左折して橋を渡り、山に向かいます。ここからは除雪されていません。
(9:25)
 二つの蛇溜池のところでこの分岐に出ます。左が登山道で右が下山道です。足跡は左に多くついていました。案内板では、陣所跡まで60分です。
(9:30)
 階段道を上がりますが少し凍っています。アイゼンをつけるほどではありません。
 登るにつれ雪が深くなってきました。ワカンの跡もあります。踏み跡に安心して足を置くとズボッとはまります。

 単独の男性が降りてきました。ジーパンにスニーカーのいでたちです。『この格好では、登れないので引き返します。』と降って行かれました。
 このように膝まではまるようになってきました。ショッキング・ピンクはひよこさんのスパッツで間違えて持ってきたのです。 
 登山道と下山道の合流点に着き、振り返って撮りました。右からズボズボ登ってきました。左が下山道ですが、踏み跡がほとんどありません。今日はピストンに決まりです。
(10:00)
 「高山神社」に到着しました。ここまで休憩無し、ポカリを口に含んですぐ進みます。
(10:15)
 コナラやアカマツが並ぶ雑木の山腹道。ここは木の葉があるときは雰囲気がいいところです。
 何度も何度も雪を踏み抜き陣所跡に到着しました。ここまで座る箇所はなかったのでやっと休憩が取れます。
(10:50)
 東屋の屋根には、5~60cmの雪とツララ。その中のいすと机は濡れてないので座ってジャムパンをかじります。

 濃尾平野が広がっています。名古屋やアルプスなど遠望は望めません。すると単独の年配の方が登ってこられました。地元の方でお茶を飲みながらいろいろ山の話をします。
 『昨日は、養老をカンジキをつけて登りました。』と話され
 『おとついは、池田山を登っていたら二人の男性が降りてきた。一人が頬に手を当て雪面に血の跡をつけている。付き添う人の手には散弾銃が‥』
 『え!それは大変な事故じゃないですか?』『私の携帯で119番しました。昨日の新聞に載ってますよ。』

 山頂までの近道も教えていただきました。『ここから山頂までは、まず降って鞍部に出る。そこから登らず山腹を右に回り込むと二つ目の鞍部に出る。あとは少し登れば頂上です。』ページトップの概念図の緑実線でイメージを書きました。
 関が原合戦の案内板の横から山頂への道があります。踏み跡もしっかり続いていました。

 雪を踏み抜きながらの往復は時間がかかりそうなのと帰って正月準備の手伝いもしなければなりません。挨拶をして引き上げることにしました。
(11:25)
 「高山神社」に着くと後ろからあの方が追いつき抜かされます。年齢を尋ねると『71歳です。定年後に山登りを始め、今は1年に200日登っています。』それはすごい!
 
 歩き方がとても軽快でときどき飛んで両足で着地もする。背筋もシュッとしていて後姿は若々しく40代に見えます。
 
 ほんとうに素晴らしい!70代でこんなに元気でいられるのだと勇気付けられました。話しながら歩いているとあの鳥居列に着きました。

社殿でお別れしました。もう初詣?の人たちが来られています。
今夜の11時から駐車場は規制される。大変な人出でしょうね。
さあ、家に帰って行く年・来る年だ。
(12:15)




  ツアー料金の不思議

 家族で[沖縄・三泊四日39,800円]の年の瀬激安ツアー。ひよこさんと末娘は沖縄は初めて、私は30年以上前パスポートがいる頃に行った以来です。下表の定価から6割引価格『お値打ちにもほどがある!』それでも利益幅があるから不思議です。空気を運ぶよりはいいらしい。でも元旅行業界の人に聞くと華やかに見えるけど給料は意外と低いと言っていました。
定価(単価)
飛行機 33,000円 2 66,000円
ホテル 8,400円+8400円+6,353円 3 23,153円
レンタカー 3,150円 4 12,600円
合計 101,753円
 出発日の12月18日、名古屋高速は雪で通行禁止です。下道を走ったら知多中央道で大吹雪に遭遇します。しかしセントレアに降雪はなく、飛行機は1時間遅れで飛び立ちました。

 翌日、なんと名古屋は58年ぶりの大雪とニュースが知らせてくれます。『貴重な経験を逃して残念。沖縄は最高気温が20度、過ごしやすい。幸せは落差で感じるもの』と岐阜に嫁いだ娘にメールを打ったら『感じ悪いぞ!』『スミマセン』

 レンタカーで380キロ激走し、14ケ所の観光スポットを巡りました。家族は「首里城」、私は「ひめゆりの塔」が印象に残ります。

 旅行の手配は私が、運転もすべて私が、荷物運びも私が、お金も全部私が‥。
帰ってからひよこさんに旅の感想を聞くと『もう一度行きたいなあ‥』そりゃそうでしょう。