2017年1月25日(水) 尾張白山より北にワカサギ釣りの入鹿池 (中央上:西山340m、中央右:鳩吹山314m) |
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山友の野良人さんから連絡を受け、いつもの喫茶店で集合します。尾張白山〜本宮山の未踏ルートを周回する計画を聞きました。 この時期、近隣の山は「安近短」で最適。費用が安く・距離が近く・行程が短い。野良人さんのことですからマニアックなコースを開発されたのでしょう。 それは入鹿池南の「妻大黒天」経由のコースですが、初めて聞く名で興味が湧きます。尾張白山から信貴山へも一部未踏ルートを辿るとのこと。 当初、信貴山(シギサン)から下山予定でしたが、尾張白山での出会いがあり本宮山経由になりました。そして信貴山でも出会いがあったのです。 お陰で楽しい山旅になりました。入鹿池南端、ローソンがある池野交差点から南下します。200m走って細い道に右折、すぐに‥ |
<駐車地> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
愛知用水脇駐車地→妻大黒天→△尾張白山→187m御料局三角点→ △信貴山→▲本宮山→愛知用水脇駐車地 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前8時55分 晴れ/0℃ 駐車場:午前9時50分 晴れ 標高差:(90m→293m)203m |
往:2時間(白山224m三角点まで、小休止含) 還:2時間40分(ランチタイム除く) 所要時間:4時間40分 |
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愛知用水手前、北角に1台分のスペース。そこに置車しました。北へ今走ってきた道を歩きます。池野交差点を右折‥ (10:00) |
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県道を400m登ると右のガードレール端が登山口です。妻大黒天参道入口の石柱が立ちます。階段を登れば‥ (10:15) |
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妻大黒天、施福と農の神である大黒天に妻の字を冠してます。上は弁天様。縁起が彫られた石碑があり、読むと‥ 400年前、入鹿池築造に功績があった六人衆がいます。彼らを支えた妻達の内助の功に感謝し昭和32年に建造されました。 (10:20) |
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薄い踏み跡を辿り、尾根を「コ」の字形に進みます。降りで少し藪をこぐと用水が見えました。ここを渡り、栗の木畑を南へ横切ります。 (10:50) |
林道を数十m歩き、左に久保田建設を見て右の斜面に取付きました。笹藪を抜けて登ると数分で岩壁に出会い、右へ巻いて尾根道に出ます。 (10:55) |
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こんなマイナールートでもテープが付いていることにビックリ。道は薄くなったりはっきりしたり。兎に角、尾根を南へ進みます。 |
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そして急斜面の岩場が立ち上がりますが、さすが低山、登ればすぐピークです。 そこには御嶽神社の石碑が建ち、石仏が祀られています。 カチコチに踏まれた道を北西へゆけば‥ (11:30) |
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小牧市尾張白山、白山社の鳥居と拝殿と壊れかけのベンチ。 ここの由緒書では標高237mですが、地形図は標高260mです。 飯田市の単独者が来られ、尾張三山巡り中と話されました。 (11:40) さて鳥居から見る南の展望は、晴天につき痛快です。小牧から名古屋、濃尾平野は広い。 右上は名古屋駅の高層ビル群、左上の白煙は王子製紙春日井工場。 ネピアのティッシュ、トイレットロール、紙おむつ等を製造しています。 |
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西に降り、鉄塔横から登り返せば三等三角点224m。ベンチでランチにします。飯田の方は、84才! 長野の雪山は登れないので東海の低山中心のガイド本を頼りに来られました。1ページ目が尾張三山です。 本は大まかな地図で登山道が、よくわからないようです。では三山目の本宮山へご案内しましょう。 (12:00)〜(12:30) |
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西へ登山道を15分ほど降ると、市境の県道453号線が見えます。擁壁の上を南へ100m行き、脇道に下山しました。県道を横断し、中央上の‥ (12:50) |
中電犬山変電所への道を右カーブ。中電には親の代からお世話になっています。100m行くと右に「歩行者通路トーエネック」の看板があり、入山しました。 (12:53) |
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展望の良い鉄塔巡視路から森の道へ入ります。やがて壊れたヘンスを左折。尾根道を50m、テープを鋭角に左折すると‥ |
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御料局三角點の補點。御料局は皇室の所有地を管理するため明治時代に設置された三角点です。補點もその一つ。 (13:15) |
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三角点からしばらく尾根道を進みます。このヘンスを抜けると林道に出会い右折。 (13:25) 次の林道合流点で左折すれば‥ |
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信貴山泉浄院の駐車場です。ここまで起伏のない道で楽ちんでした。階段入口に「当山は個人の所有地です」の看板。 階段に消防車が上るスロープが設けられています。かって山火事があったのですが、消火水はどこから取るの? (13:30) |
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階段を上がるとインパクトのある朱塗りの多宝塔が建ちます。文化財指定は受けてません。 大津市石山寺の多宝塔を模し、昭和37年建造。それでは指定はされませんね。 でも一辺が5.5mと大きく、バランスが良く美しい形で思わず撮影したくなります。 中には仏画が描かれているそうで拝観できないのが残念です。 お寺は名古屋の資産家塚本氏と楽田の有力者が協議、「戦」「商」に関係が深い毘沙門天を本尊にし、総本山大和信貴山より勧請しました。 「戦・商」からヒントを得たのか寺名は尾張信貴山泉浄院(センジョウイン)。 ←参道には毘沙門天を守るトラ、痩せたライオンに見えなくもない。 お寺は昭和7年建立、山の整地から始めた大工事でした。 |
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多宝塔から北へ登ると標高200m本堂です。南側のテラス風展望台から名古屋の高層ビル群が一望でき、眺望は抜群です。 (13:40) 現在は宗教活動をされていないので寺は宗教法人ではありません。それで看板に個人所有と書かれていたのですね。 ※本堂でこのお寺に詳しい方に逢い、興味深いお話しを伺いました。 |
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本堂の階段を降り、分岐から本堂山へ北上します。TV中継局のアンテナを見て右折し、鳥居を潜るとこの急騰階段。 |
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5分ほどで祠に出て、その後ろが展望岩場です。 北に各務原アルプスの第一壁、背後は冠雪の美濃の山々。 ←東、手前が高社山417m、奥は恵那山2191mです。そして‥ |
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本宮山293mの山頂、大縣神社奥宮(オオアガタ)後ろに一等三角点があります。飯田の方と一緒に三山巡り締めのお詣り。 (14:15) 写真右の下山口かた東尾根を降ります。 |
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この尾根が本日一番登山道らしい道でした。200m高度を落とすと‥ |
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愛知用水が見え、舗装道に降ります。右折して150m行けば1コマ目の橋です。そして飯田の方を車で尾張富士の駐車場へ。 (14:40) |
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東海岳行 |
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“黒門市場” | |||||||||
昨年5月、テレビ番組で「日本人も知らない?外国人が集まる意外なスポット」で大阪の黒門市場が紹介されました。南海本線難波駅西によしもとなんばグランド花月があり、さらに西へ300m行くと黒門市場です。大阪は数え切れないほど、グランド花月も何度か行ってますが知りませんでした。 調べると江戸時代後期に始まり、天下の台所・食い倒れ文化を支え、180年の歴史を持ちます。全長580mに180店が軒を連ね、鮮魚、精肉、果物など数々の食材が扱われるプロ向けの市場でした。3年前、増えてきた外国人観光客に目を向け改革。お店は調理したものを来客に提供し、縁日のような雰囲気です。 外国語のメニューも用意し、留学生なのか若い中国人女子の店員さんもいます。イートインスペースのあるお店も点在。元気な店員が、お客に声をかけるので歩くとワクワクします。今や来店者の7割が外国人、特にアジア圏の観光客に人気です。関空にLCCが就航したことが影響しているのでしょう。 この日大阪に来ることがあり、寄り道して市場に4時半着。ちょうど春節の頃で9割方、中国人旅行者と思えるほどです。(上左) 連日の賑わいでお店の人は疲れています。(上右) 彼らは赤色が好きなのでお店は海老・蟹・牛肉・いちごを前出しして抜かりありません。さて私たちは今日まで昼食を節約しました。 即席麺、即席焼きそば、正月外れのお餅などで財布の紐を締めたのです。さあ今日は食い倒れだ。最初は脱皮したてのカニを丸ごと揚げたという仰天!カニバーガー648円をゲットするぞ。(下左) ところがお昼に売り切れたと言われガックリ。出鼻をくじかれました。 めげずに第二目標の神戸牛を目指します。一番お値打ちなのが、サイコロステーキ80gで2000円です。価格が、すごいですね。ここは一皿だけ注文、目の前の鉄板で塩胡椒を振り焼いてくれます。ひよこさんと10切れを折半。(上左) 柔らかな歯ごたえ、噛むと肉汁が溢れ香りが鼻を抜けます。神戸牛は二人とも初めて、これが最初で最後かも。隣に座った4人の中国人家族が、1万円以上の大きなステーキを注文しました。(上右) お目出度い日は御馳走を‥日本でお金バンバン使って下さいね。 そして第三の目標‥鮮魚店で北海道ウニを心意気だけは腹一杯食べる準備。店頭にはSサイズからXLまで並び、1個800円から2000円です。(上左) Mサイズ1000円を1個買い、二人で分けて食べました。新鮮なウニは、トロっとして甘みが最後に残ります。(上右) ここまでチョロチョロ食べているので腹は膨れません。 腹持ちするお寿司を食べよう。(下左) これで最後、思い切ってトロサーモンとマグロのトロにイクラがどっさり乗ったセットを購入。大海老とシジミ味噌汁を付け、4800円也の遅い昼食&早い夕食です。(下右) 店内に簡単なテーブルセットが10組ありますが、ほとんど中国人が座っています。 海老はプリプリでトロはとろけます。イクラの張りがすごく噛む感じです。こんな豪華な夕食ですが何か満足感は今ひとつ。考えてみると値段の割に付加価値がないことに気づきました。ちゃんとした席、綺麗な食器に盛り付け、若いお姉さんの接客、市場ではそれはありません。飲み物は熱いお茶はなく、セルフの水。 食材の価格はそれなりにしますが、付加価値を乗せてない分トータルとしてはお値打ちなのでしょうか。鮮度は良く、この賑やかで楽しい雰囲気はほかでは味わえません。まだカキ、ロブスター、フグ、海鮮炭火焼き、白イチゴ、たこ焼き‥食べていないものは、沢山あるので大阪に来る機会に挑戦しようか。 |