ポンポン山/京都府市 |
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2018年2月26日(月) フクジュ草の新種? 個性的な花びら |
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京都・大阪県境のポンポン山、ユーモラスな名は一度聞くと忘れません。山頂近くで足下がポンポン響くとか。その場所を知りたいのですが‥ 音を聴いたレポが見当たりません。山名は明治からで江戸時代は加茂背山(カモセ)でした。面白い名に惹かれ、5年は経ちました。 「今年は登るぞ」 レポを見ると西尾根ルートにフクジュ草保護区があり、2月中旬以降が見頃です。その時期に行くことに決定。 保護区を通るルートで周回します。野良人さんを誘い福を告げる草フクジュ草に逢いましょう。京都縦貫道長岡京ICで下ります。 府道733号線沿いの大野原森林公園へ走る。教科書は、山と渓谷社刊「関西周辺の山250」です。参考書に多くのレポのお世話になりました。 |
<駐車場> 大きい地図 |
大野原森林公園P ↓ ツツジの丘 ↓ 福寿草保護区 ↓ リョウブの森 ↓ ▲ポンポン山 ↓ カタクリ保護区 ↓ ▲釈迦岳 ↓ 東尾根ルート ↓ イヌブナの林 ↓ 大野原森林公園P ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前7時00分 晴/2℃ 駐車場:午前9時45分 晴時々曇り/5℃ 標高差:(380m→679m)299m |
往:1時間55分(ポンポン山まで、小休止含) 還:2時間5分(ランチタイム除く) 所要時間:4時間 |
大野原森林公園に入り、スペースに置車。向こうの森の案内所へ歩きます。トイレは、シャッターを開け利用。 (10:00) 「福寿草開園2/10〜3/25 10h〜15h」「駐車場開放2/10〜4/8 9h〜16h」「9/30西尾根登り口 クマ出没注意」 |
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森の案内所から降り、出灰川(イズリハガワ)沿いを辿ります。石灰が採れたところから「出灰」の名が付きました。 |
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植林の斜面に取付いて、西尾根ルートに入り高度を上げます。 (10:10) 暖気と冷気の境目を10分ほどかけて潜り抜ければ、雑木林の尾根です。 |
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尾根を行くと2人の外国人。『YOUは何しポンポンへ?』『フクジュ草を見に』 北欧リトアニアからの来日です。 『福寿草は、お国に咲きます?』『見たことない』と日本語の返答。福寿草は、アジア・欧州に分布しています。 |
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整備された登山道。道標や案内板は適所に建ちます。大野原自然公園保護区域の看板から誘導ロープを降ると‥ (11:00) |
受付テントがありました。そこで「保護区域立入届書」に住所紙面などを記入。左のゲートから春の訪れを感じましょう。中は一方通行です。 |
出合いは突然、斜面で陽光を求め金色の花弁を精一杯広げています。 鈴鹿のように密生してませんが、鮮明に色ずいたフクジュ草は初々しい。 蕾みはなく殆ど開花しています。時期はドンピシャですが、今年は数が少ないようです。 小さな保護区をハート形に20分ほど周回し、西尾根ルートに戻り山頂へ向かいました。 |
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所々にアカマツ広場、ツツジの丘と名付けられた休憩地があります。ここはリョウブの丘です。 (11:35) |
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ルートは汗も出ないほどなだらか。山頂前で階段を急登すれば‥ |
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関西百名山ポンポン山679m二等三角点山頂。温度計では、14℃。多くの丸太ベンチが設けられ賑わっています。 展望は、霞んで絵になりません。人が居ないこの奇跡の瞬間を撮り、野良人さんとモグモグタイム。『そだね〜♪』 (11:55)〜(13:05) |
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山頂から少し南へ降ります。大阪府高槻市から登ってきた東海自然歩道に出合い左折。東方の釈迦岳へ向かいます。 |
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雑木林の掘道を5分ほど歩くと、左に‥ |
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防獣ネットに囲まれたカタクリ群生地。4/中の開花時期に見事なお花畑になります。今日は施錠されていました。 |
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良く踏まれた東海自然歩道を行くとY字分岐。自然歩道は左へ善峰寺方面に降ります。右を取り、降って登れば‥ (13:25) |
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釈迦岳山頂631m三等三角点、展望なし。この山は、万葉集で数多く詠まれているそうです。Y字分岐に戻ります。 (13:35) |
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分岐から80m尾根道を戻ると右に東尾根ルートの案内板。尾根道に分かれ北へ辿れば森の案内所へ下山できます。 (13:55) |
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やがてピークを右に巻く道となり、そこから東に京都市市街の好展望。 国際観光都市には、高いビルが見えません。左奥:比叡山848m、右奥:千頭山600mです。 (14:05) |
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更に進むと気持ちの良い裸木の登山道。幸いなり好天気。 |
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東尾根ルートは、眺望に恵まれます。鉄塔もビューポイント。右奥の薄い影のピークは、愛宕山924m、中央奥の禿地は北西京都変電所です。 |
南にポンポン山。昨年から愛宕山(8月下)、金毘羅山(11月上)、笠置山(11月末)と京都が続きました。どれも印象深い。(14:30) |
こちらのルートにもイヌブナの林、東尾根ひろば、野山の丘(←)と休憩地が設けられています。 (15:00) |
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雑木林を降り、杉の植林を抜けると森の案内所。舗装道を右に行けば駐車地です。萌えいずる春は、もう近い。 (15:10) |
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東海岳行 |
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“マッチョ鈴之助” | |
私の長女の息子鈴之助は中一です。毎年彼の誕生日には、双方の両親が招かれ誕生会を開きます。今回で13回目になりました。プレゼントをあげるのですが、毎年少しひねったモノを持っていくようにしています。 それは受け狙いです。例えば小学校低学年の頃は、普通のクラッカーを。翌年から「バズーカークラッカー」→「お金吹雪のクラッカー」→「シャンパンボトルのクラッカー」と変化させます。「面白メガネ」や「変顔オメン」等もありました。 鈴之助はいやがらずにつけてくれます。中学生に成長したので、仮装用Tシャツが着られそうです。サイズは大人用でちょっと大き目の「ムキムキマッチョTシャツ」をプレゼントしました。彼に『はい』と包装袋を渡すと『なになに?』 廊下に出てダウンを着て体型を膨らませます。 その上にそのTシャツを重ね着しました。私がボディビルダーのポージングを三つ四つ見せ、鈴之助に覚えてもらいます。部屋に戻り、子供体型の彼が、力を入れてポージングを決めると大受けです。 おかしくって写真をパッチャパッチャ撮ります。さて先日、娘が一人で岐阜から我が家に帰省しました。鈴之助の話になり、土曜日午前中の部活(テニス)が終わるといつも友だちを5人、家に引き連れて来るようです。『みんなの昼メシはどうするの?』 『全員、途中のコンビニで弁当を買って持ってくる』 彼の部屋でランチを済ませ、4時間くらいゲームを競う。長時間、熱中すると身体が動くことを欲するようで、みんなで外に遊びに行きます。家の周りは田圃です。ゲームで一番負けた人が鬼になり、鬼ごっこが始まります。 但し、鬼はあの「ムキムキマッチョTシャツ」を着るルールを彼らは作りました。鬼はそれを着て逃げる者を走って追いかけます。娘は『窓から見てると小さい筋肉マンが、必死にあぜ道を走っているが、おかしくっておかしくって‥』
着た子供は恥ずかしいけど、追われる方は笑えるので集まるたびに何回もしました。結果、「ムキムキマッチョTシャツ」はボロボロになり、着られなくなって今は部屋に置いたまま。娘は、『これだけ遊べたのは、じいじのお陰。今度お礼言いなさいよ』と鈴之助に言ったそうです。 私の想像‥友達とのゲームが終わり、『ちょっと待ってて』 鈴之助は、「ムキムキマッチョTシャツ」を着て友達の前でボディビルのポージングをします。みんなは、腹を抱えて笑い転げる。『着たい、貸して貸して!』 全員、回し着してゲラゲラ笑う。『受ける』 ゲームに一番負けた子がTシャツを着たとき、『鬼ごっこで鬼はそれを着ることにしよう』『いいね』『え〜はずいよ』 しかし、みんなのルールだから鬼担当は、従わなければなりません。 外に出て「ムキムキマッチョTシャツ」を着た鬼が追っかけてくるとゲラゲラ笑って逃げる。捕まった子は、Tシャツを着ることになります。これは楽しい。それで集まる都度、ムキムキマッチョ・鬼ごっこをしたのでしょう。Tシャツが活用され嬉しい。 この罰ゲームにTシャツを着る発想は、男の子らしくて素晴らしい。さて鈴之助に新しい変身Tシャツを持って行ってやりましょうか。 |