岳行ノート
         こごやま                     みつえ
古光山 952m/奈良県御杖村

2018年10月8(月)

秋の風物詩 曽爾高原のススキ


 10年前に倶留尊山(クロソヤマ)登山をしたとき、事前の準備で南西3.3kmにお隣さんの古光山(コゴヤマ)が続いていることを知りました。

 厳しい岩場が連続する尾根の縦走が必須。教科書には、林道を3時間以上歩く西側の周回が紹介されていました。それで意欲がそがれました。

 何年か経ち、東側の車道で周回出来ないかと思い調べると可能です。登山は、大峠から長尾峠への尾根縦走になります。


 周回時、峠から峠へ舗装された村道を3.3km歩くので、その中間点に置車できるとベストです。そんな都合の良い駐車地は、現地で探します。

 教科書は、山と渓谷社刊「関西周辺の山250/改訂版」です。参考書として多くのHPのお世話になりました。
<駐車地>

大きい地図
 亀山JCから名阪国道へ移り、上野ICで下り国道368号線を南下。青蓮寺ダムを抜け曽爾村太郎路バス停を左折、長尾峠経由で5.7km走り‥




路肩駐車地

大峠登山口

△南峰

▲古光山

フタカワ

△後古光k山

長尾峠登山口

路肩駐車地


※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点




■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前6時35分   晴れ/17℃
駐車地:午前9時10分   晴れ時々曇り/19℃
標高差:(660m→952m)292m
往:2時間20分(山頂まで、小休止含)
還:2時間05分(ランチタイム除く)
所要時間:4時間25分

 北の長尾峠から舗装道を.1.3m下ると、大きな右カーブの路肩に5台ほど停められそうなスペースがありました。

 具合良く、今日の最低標高地です。峠のフタカワへ向かう登山道も近くにありそうです。南西の大峠へ歩きます。
(9:30)
2kmの村道歩きは、周りの牧歌的な景色が変化するので全然飽きません。

数分で道が西向きになると、正面に古光山山体の左半分がそびえる。
岩稜は鋸歯状でアップダウンが続いています。山裾の濃い緑は、植林の帯です。
右端ピークが山頂952m、左のピークがに南峰960m。『え? 南峰が8m高いじゃん』

 広大な奈良県畜産技術センターのみつえ高原牧場。牛畜舎が多く並んでいますね。見学は無料ですが、ガイドはつきません。
 ホルスタインの放牧は、4月から11月の期間です。乳牛・和牛の受精・繁殖・育成の研究施設です。観光的な活動は期待できません。


 駐車地から30分でふきあげ斎場に着き、その横が大峠登山口。登り始めの杉林を5分登れば、自然林になります。
(10:00)


 勾配はきつく、補助ロープも設置されています。尾根の一本道には、時々展望地があり、南西に山々が‥

 高見山1249mを中心にスカイラインを描く。

 登山道に表面がとげとげのシロオヌタケ
そして最高峰露岩の南峰960m。登ると絶景絶景、これだけでも登山した甲斐があります。
これはただの山の景色にすぎない。しかし、何と素晴らしい景色だろう。スーパー絶景だ。

北西展望、左端:住塚山1009m、その右に延びる絶壁が@屏風岩、右端:A鎧岳(ヨロイ)894m、
その左がB兜岩(カブト)920m。@ABの奇峰絶壁は、曽爾三山で国の天然記念物です。
ここの山麓も牧歌的な良い風景ですね。(曽爾三山は、2012.9.24に登頂)
 (11:10)

 北の展望、左端に次の古光山山頂、その右は、倶留尊山(クロソ)1038mで薄緑のビロウドを敷く曽爾高原です。

 右下が後古光山892m、右奥は尼ヶ岳958m。この辺りの山は、以前に登頂した友達ばかりで嬉しくなります。


 南峰を降ると、5分ほどで強烈な岩稜。岩のブロックが、縦に積み上げられたようです。補助ロープで登ります。
(11:15)


 南峰からは、しばらく岩稜歩きが楽しめます。展望もあり、さわやかな風を感じながら気持ちよく歩けます。 

 右:自然林・左:桧林の細尾根を行くとやがて古光山952m三等三角点(点名:ココウヤマ-なるほどね)

 7名パーティが、ランチを終え出発されました。ひとりランチしましょう。ここは展望なし。
(11:50)〜(12:15)

山頂からは、はなはだしい急降下です。補助ロープと幹・根は、大事な登山道具。
25分ほど注意万全で降ると植林になり‥


 鞍部がフタカワ分岐点です。左は太郎路バス停、右は駐車地の御杖村菅野となりますが、直進して後古光山へ‥
(12:45)


 植林尾根を登りますが、気持ちは中央に位置取りしたい‥道が消える。アレレ、ロープ道が、左端にありました。


 植林が消えると広葉樹林がが、紅葉の色彩準備中です。でも急勾配。夏に来なくて良かった。


 そして後古光山892mです。笹や灌木が伸び、展望は難があり。山村境界基本三角点/国土交通省が珍しいですね。
(13:20)


 振り返れば、南西にもう親しい古光山。1000m峰の雰囲気です。190mフタカワまで降り130m登り返しました。


 後古光山からの降りもきつい。新しい金属チェーンの手摺りが長〜くサポートとしてくれます。

曽爾高原方面へ進むと杉の植林地になり、尾根の右折点です。
その先で職人の丁寧な仕事を見られます。何段あるのか?
段差の少なく均一な優しい木段を5分くらい降りました。

 ほどなく長尾峠登山口。右折して村道を駐車地まで1.3km歩きます。楽しい岩稜歩きで周回正解。
(14:00)

駐車地着(14:20)


東海岳行
  “冷たい幸せ” 

 今年は空前絶後の炎夏。日向を歩くと確実に熱射病になるので木陰を歩きました。1時間後、川に落ちたかと見まがうほど全身ぐっしょり。これではあせもになってしまう。何とかしたい‥そうだ!大型ショッピングモールの店内を歩こう。冷房が効いているし、突然の雨にも打たません。

 問題は解決。運動後、喉の渇き、火照った体にアイスを食べます。以前も夏登山の後に「森永チョコモナカジャンボ」ともう一つ違うアイス、更にキンキンに冷えた炭酸飲料も購入していました。一気に体が冷えていくのが心地よい。帰宅するとだいたいお腹は、ピー子ちゃんでしたね。

 今はそんな無茶はしませんが、今夏は暑さからひとときでも逃れたく、ほぼ毎日アイスを食べていました。10月になり、季節はいい感じ。記憶を思い起こし、出会った素敵なアイスを反芻してみましょう。テレビの「アイス総選挙2018」で1位は、「明治/エッセルスーパーカップ超バニラ」



 100円程度のお手軽価格、内容量200mlのボリュームに380kcaと高カロリー。人気の理由は「でかい、やすい、うまい、王道のバニラアイス」 「ロッテ/爽」は190mlで230kcal。濃厚すぎず甘すぎずバランスがいい。

 食べ終わると口の中にほどよい残り香があります。私は『もう一個食べたい』と思わせるアイスが好きです。勿論これもそう。参考までに2位「江崎グリコ/ジャイアントコーン(チョコナッツ)」 3位、私の大好物「森永/チョコモナカジャンボ」でした。

 さてソフトクリーム総合メーカーに「日世」(ニッセイ)があります。ソフトクリーム関連資材(コーンカップ、ミックス、機械)をすべて自社で提供する世界唯一の会社です。日本でのシェア、50%のガリバー企業で、ここが開発したクレミアという最高級ソフトクリームがあります。



 残念なことに見たことも食べたこともありません。今までは乳脂肪8%最高でしたが、クレミアは12.5%。この比率を上げると味はいいけど、口どけが悪くなります。ここを克服するのが大変でした。

 入れ物のコーンは、女子社員の提案で焼き菓子のラングドシャを採用。これでサクサク感が出ました。「ソフト=巻く」という既成のフォルムを変化させます。新しい形で高級感を演出しました。

 ネーミングは、「クリーム+プレミア」でクレミアです。5年前の2013年7月に誕生しました。価格は500円、さすが高級感が溢れていますね。私は口にしたことない理由は‥普通のソフトクリームと異なり、販売しているお店が極端に少ないのです。



 愛三岐では、愛知県5店舗、岐阜県3店舗、三重県3店舗です。土岐市に登山へ行った帰り、土岐アウトレットに寄り、そこで味わうことが出来ました。上手い!最高級にふさわしい味わしく濃厚で口触りがいい。カロリーは、充分ありそうで1個で腹が膨れました。

 コーンでなくラングドシャになっているのは新鮮です。500円はちょっと贅沢ですが、日本最高級が手の届かない物でなくありがたい。食した日は、単独登山だったので是非ひよこさんにも味わってもらいたい。

2018.10.14(日)22:05