岳行ノート
 
釜ケ谷山/岐阜県山県市  標高696m
 
2006.2.18(土)江南6時55分発 
             快晴 0℃ 
登り:2時間30分(小休止含)
降り:1時間30分(小休止含)
 先週、天候に恵まれず登られなかった「釜ケ谷山」に再挑戦です。登山道に石仏が鎮座し、「奥の院」「行者岩」など見所の多いコースを登ります。この辺りは昨年の12月4日から降雪し、12月中に2m以上積もったそうです。雪はまだ充分残っているでしょう。がどの程度なのか心配なので軽アイゼン、スパッツを持参します。今年初めての雪山です。が低山です。
 
 教科書は、山と渓谷社刊「名古屋周辺の山200ベストコース」です。


行者岩から伊自良湖方面を見る
(ご神体に登り関係各位の皆様に陳謝)

  
駐車場周辺図




奥の院コース

行者岩

釜ケ谷山

奥の院

ミゾレ谷コース



※赤線は実測ではありません。
■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」





 私は3人兄弟の長男です。弟から彼の息子の結婚式に夫婦で出席して欲しいと連絡が入りました。
 
 すかさずひよこさんが『あ~着る服がない!履く靴がない!』とつぶやく。大変な事になりそうなので聞こえない振り。

 すぐ娘に電話しています。やがて私の兄弟の話になったようです。娘が『お母さんは、いつも側にいるから分からんけど、お父さんは長男だけど兄弟で一番若い。別格!』と言った。 

 いい娘だ。今度遊びに来た時、何か買ってあげよう。
 さて山県市に入り、県道91号線より「釜ケ谷山」を写しました。上の写真ですが、山名通りお釜を伏せた山容です。

 快晴の里、伊自良湖ではボートで釣りを楽しんでいます。
 キャンプ場の空き地に駐車しました。スパッツを巻いたり軽アイゼンを準備したり、いつもより時間がかかります。
(8:45)
 すぐに分岐点です。往きは右へ直進、帰りは左のミゾレ林道から戻ります。左に恐ろしい捨て看発見!

 04年9月らぶさんがこの山を登ろうとしたとき、登山道にヒルが何百匹何千匹蠢いて登山することなく撤退されました。

 その光景を写真に撮って見たい。でも足元の防御は考え込んでしまう。 
 林道上には、ガチガチに凍った雪が残っています。竜神コースと分かれ、左の奥の院コースを登りました。
(8:50)

 遊水プールの横を通ります。思ったより地道が続き『ホッ』
 しかし倒木で進めない所は、凍った雪面を行かなければなりません。アイゼンを着けるほどでもないけど、ひよこさんにはビビリの斜面。
 それほどの展望はない展望所で一休みします。ここの寒暖計は4℃。
(9:30)

すぐに送電鉄塔に出ました。解き放たれた展望を楽しむことができます。
脇には、立て膝した石仏のいい表情。
 滑りやすい斜面が続いているので軽アイゼン(6本爪)を装着します。しかし久しぶりなので手こずって15分もかかりました。これで安心歩行。
 でも雪道は途切れがちです。歩き安かったり歩きにくかったりして「奥の院」着。 
(10:10)
 次の「行者岩」付近は当然、岩や石の多い道となり堪らずアイゼンを外します。
(10:20)

 岩上からは、伊自良湖はもとより「金華山」も見えました。自衛隊のヘリコプターが上空に飛来し、ホバーリングしています。『何かあったの?』巻頭の写真でひよこさんが注視しています。
 凍った雪の尾根道は、急登です。またアイゼンをつけます。今度は学習効果大で5分間スピード装着。

 左のように壺足ホールがあって油断なりません。でも凍った雪は、結構重さに耐えています。 
 避難小屋のある頂上に着きました。南に開けていますが、北面も樹木を間引いてあります。陽だまりの雪のない所でランチです。

 すぐ3人男女と単独男性が到着しました。私たちがVIP席で食事をしているので場所を決めかねています。あいすみません早いもの勝ち。
(11:15)~(12:25)
 舟伏山
能郷白山
異形の山
チョット御岳
 帰り道は、雪が緩んできました。一度ズボッと踏み抜くと気持ちが縮んでしまう。そしてどこに足を置くか?の悩み道となります。
 「奥の院」を過ぎ、展望台の手前に来たら右折してミゾレ谷コースへ‥。
(13:25)
 沢沿いに降り、木橋を2つ渡ると‥。
 林道となり、のんびり歩いていけます。いつもは退屈な林道も雪があると楽しい。10分も行けば、キャンプ場を抜け、駐車地に着いて山旅を終ります。
(13:55)

※2/28(10日後)にむっしゅ~さんが「釜ケ谷山」に登られました。雪がずいぶん消えています。
[むっしゅ~の野遊び録] で比べてください。
 帰りに近くの「甘南美寺」に寄りました。石段下の小さな池には、朱色の橋が架けられ、岩島にお堂があります。

 石段を上ると境内右に樹齢800年・高さ20m・幹周3mの落葉した大ザクラがありました。

 とても雰囲気のある山寺です。





  一生ものの愛車
  


 もう随分乗っています。運転手は私です。以前は家族を乗せて走りましたが、今はひよこさんが乗るだけ。まだまだ動きは良く山道も大丈夫です。

 さすがに洗車しても前のような輝きはなくなりました。それにあちこち凹んだり汚れたり見た目が悪くなってます。でもなるべく気にしません。走るのに支障がないから。
 
 それから所々のパーツが、傷みかけています。交換するほどでもなく、修理すればまだまだいけるでしょう。長持ちさせるため、定期点検は怠りません。

 あと何年走ることができるかはわからない。ただこの手の車の平均耐用年数は知っています。約80年です。一生ものの愛車は一台限り、乗り換えはできません。若いときと違い飛ばさず無茶せず、ゆっくりとマイペースで走りましょう。人生の道を‥