岳行ノート
                          みつえ
高見山/奈良県御杖村

2019年6月13日(木)


「注意 この先‥」



 先回の山行、三重県津市学能堂山から端麗な高見山を望見しました。山頂北にはブナ林が有り、冬の霧氷は有名です。

 その情報を10年以上前に知り、いつかと思っていました。しかし、遠方の雪山はリスクがあります。行ったら霧氷無しが最悪です。

 先週高見山を見て霧氷の野望は捨てました。登路は各方面からあり悩ましい。そんな時「登山日和」さんのHPに出会いました。


 殆どのコースを歩かれています。興味を惹かれたのは、2017年に辿られた桃俣コース。マイナーらしく静かに歩けそうです。

 先回の学能堂山と同じ道を走り、国道369号線を外すと2ケ所の分岐に「高見山→」の指標があります。沢沿いにログハウスが並び‥ 
<駐車地>
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大きい地図
 教科書は、「登山日和」さんのお世話になりました。






桃俣(モモノマタ)駐車地

高見神社登山口

カヤノ山

高見山

天狗岳

桃俣駐車地


※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点


■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前6時45分   晴れ/18℃
駐車地:午前9時45分   晴れ/20℃
標高差:(580m→1248m)668m
往:3時間05分(高見山まで、小休止含む)
還:2時間20分(ランチタイム除く)
所要時間:5時間25分


 桃俣登山口奥の広い駐車場に停めます。「この土地より上にログハウス建設反対!」看板、左のWCは閉鎖中です。
(10:05)


 上写真右の坂道を登ると、すぐ高見神社に出合います。左側の登山道を登れば‥


 植林下の堀道です。高度を上げて‥


 子烏(カラス)の尾と呼ばれる尾根に乗り、奥(南)へ進みます。道標は、「桃俣→」を指すので下山時の目印です。
(10:25)


 やがて登山道沿いに獣食害の防護柵が現れました。すぐこの出入口。どこへ行くのか地形図に載ってません。
(10:40)


 桃俣コースのレポは見かけなかったけど整備された良い登山道です。曲折地点では、踏み跡・テープを確認。
(11:25)

ブナ
の森です。右の巨木から地を這う枝。
何があってこんな異形になったのでしょう。


 天狗山山頂は、左に迂回します。復路に寄りましょう。こんなトラバースですが、本日最大の難所です。
(11:45)

 東に開けた展望地に出ました。右最奥:三峰山1235m。中央右ピークが先回登頂の学能堂山1022mです。

 その左に大洞山985m。左端が倶留尊山(クロソ)1038m。遙かな山並み全部登頂しました、自慢。。。
(12:05)


 ピークに登ると分岐標があり、左奥の三峰山へは尾根伝いです。山名標があり、ここはカヤノ山でした。
(12:15)

TOP写真にあった「注意 この先崩壊地あり」看板の先にコース最大の危険地。
落差200mの大ガレは、今も崩落が続き近寄るのダメダメ。『こわ〜』
奥で覗くのは国見山1449m。 辺りはアセビが多くトンネルを潜ります。
(12:40)


 大ガレから3つの偽ピークがあります。いい感じのブナ林を急登。ソロの下山者とすれ違って‥

 「関西のマッタホルン」高見山1248m山頂。二等三角点は、写真正面の高角神社(タカスミ)の石垣下です。

 ランチタイム。高見山関は、ここに由来するかと思いましたが、偶然の一致だそうです。
(13:10)〜(13:35)


 山頂は細長く、西端に避難小屋が建ち、屋根は展望台。南に台高北部大峰山系の諸峰がずらりと並びます。

 ピストンで北東へ下山します。左の木々が、落葉後の真冬に‥

 (冬)こんな樹氷に出会えます。同じアングルではありませんが、右下に下山者が見えます。

この木の花はよく見るのですが、、、?


 本日、出会った野の花は、この子ひとりだけ。ギンリョウソウ(銀竜草)は、白色の竜に見えますか?


 子烏(カラス)の尾の途中にあるピーク天狗山に登ります。往きは迂回しました。荒くれた斜面をちょっと登れば‥
 


 天狗山993m。北西尾根に進むとピラミッド型天狗岩です。興味はありますが往復1時間は掛かりそうでパス。
(14:40)

 4コマ目の下山目印の道標に着きました。尾根を外して右下の桃俣へ。
(15:40)

 植林の登山道を降れば、駐車地。無理なく歩け、ネットにこのコースのレポが少ないのが不思議です。
(15:55)

 
東海岳行
  “17日間天気予報” 


 5月21日新聞記事で、気象庁は気象予報を7日間から12日先まで延ばします。6月19日開始です。これは楽しみでカレンダーにチェックを入れます。当日、ネットで天気予報は、『どんなかな』と検索。よく利用する「ウエザーニュース/ピンポイント天気」『何だ今までと変わらん』




 次は、「日本気象協会/10日間天気」 天気の傾向がだいたい分かるので、山行日をある程度絞れ重宝してます。しかし、予報期間は10日間のまま。




 山の天気でお世話になる「気象庁/てんきとくらす」 上2つの予報は里の天気。里は晴れても山は雲りのことは良く経験します。県別で山名をあいうえお順で掲載し、山行前日は確認必須です。予測はしていましたが、これも1週間のままです。





 長期予報に期待していたのに‥どうなっているの? 翌日、たまたまお昼のCBC(TBS)「ひるおび」を見ているとお天気コーナーになりました。いつもMCの恵俊彰が、お天気キャスター・森朗(55)をいじっていますすが、森氏は2年前からウエザーマップの社長に昇格していました。

 彼が番組で説明してくれたのですが、天気予報はどの会社も気象庁からの提供データーで独自に予報を作成します。項目は気温、気圧、風速など20数種類、それが日別・エリア別などあるので膨大なデータ量です。1週間予報を2週間予報に変更すると処理する作業が必要です。

 主要各社は、予報期間を延長しなかったのですが、森社長のウエザーマップ『やれることはやろう』17日間天気予報を提供するようになりました。下のカレンダーが一例です。○%は降水確率。その右の「A〜E」のアルファベットが予報の信頼度になります。



 Aが高く、Eは低い。県別主要都市予報です。カレンダーで6/27から梅雨入りが予測されます。

 山行・旅行の予定を立てやすい。カレンダーをクリックすればHPに飛びます。

 「お気に入り」にご利用ください。

2019.06.25(火)23:55