なぎそ |
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南木曽岳縦走 1677m/長野県南木曽町 |
2019年8月6日(火) 足下注意 |
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日本300名山:南木曽岳は、11年前、南の自然探勝園から入り周回しました。広大な山頂部は、自然庭園のようで魅力的です。 立ち枯れの木々、笹が覆う緑の草原、巨岩が点在し、去りがたい場所でした。当時でも北尾根を辿る巨樹のコースを知っています。 笹藪に難儀する道でしたが、今はどうなっているのでしょう。調べると笹は刈られていました。ならば南から北へ縦走してみましょう。 しかし、北の上の原駐車場から南の南木曽岳駐車場まで14km、車で30分。車のデポが必須なので、山友の野良人さんをお誘いしました。 中央自動車道中津川ICで下り、国道19号線を走ります。南木曽町役場から中央本線を越え、上の原駐車場にデポ。再び車で妻籠宿を抜けます。 蘭キャンプ場を過ぎ、北上すれば南木曽岳駐車場。 |
<駐車場> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
教科書は、山と渓谷社刊「新.分県登山ガイド/長野県の山」です。 |
南木曽岳駐車場 ↓ 蘭登山口 ↓ 下山道分岐 ↓ ▲南木曽岳 ↓ 避難小屋 ↓ ブナ・ミズナラ大木 (地形図のカツラは誤) ↓ 上の原駐車場 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前6時30分 晴れ/30℃ 駐車場:午前8時55分 晴れのち曇り/24℃ 標高差:(510m→1677m)1167m |
往:2時間55分(山頂まで、小休止含む) 還:2時間30分(ランチタイム除く) 所要時間:5時間25分 |
広場の駐車場には、絵地図・避難小屋・WC完備です。左奥の林道へ入るとすぐ‥ (9:10) |
ゲートががあり、その右から自然探勝園の遊歩道へ入ります。 |
大自然の中、整備された道を10分ほど辿れば‥ |
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派手なジムグリの幼蛇(無毒)にビックリ。東屋を見送ると上ってきた林道に出会い南木曽岳登山口到着。(9:30) |
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未舗装道を登り、額付川(ヌカヅキ)のダム前の橋を渡ります。奥に山頂が望めました。ここから険しい登山道です。 (9:35) |
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踏み跡を登ると下山道(右)と登山道(左)の分岐点。周回なら時計回りに辿ります。まずは、左の登り道へ‥ (9:45) |
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木の階段・岩石・補助ロープ、、、谷道から山腹道へとつなぎ尾根道に出ました。高野槇林を登れば‥ |
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左の岩場は鎖がありますが、右の階段で難なく迂回できます。 35m高度を上げれば‥ (10:50) そこから先は急登となり、汗をびっしょりかきました。 7月「飯盛山」の道草で紹介したスキンメッシュは、それほど濡れていません。 上の吸汗速乾シャツがびっしょり。脱いでスキンメッシュだけになると汗から解放されました。 |
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登山道脇にかぶと岩の看板。「かぶとのように空に鋭くつきたった形からこの名です。 南木曽岳は花崗岩類の地質で侵食が進みやすくこのような巨石が各所でみられる」(11:45) |
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3時間近くで南木曽岳山頂1677m二等三角点登頂です。ここでランチにしましょう。 (12:05)〜(12:45) 駐車場の看板での最高点1697mは、山頂近く北東の展望台と案内されていました。もちろん寄ります。 |
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山頂から北東へ70m歩くと大岩の上に南木曽岳大神の石碑。ここは修検の山でした。背後の‥ |
木の階段を登れば、「南木曽のバルコニー」展望台最高点。御嶽山は雲に頭を突っ込んでいます。 |
では下山しましょう。北東へ笹分け道を進むと視界が広がり、赤い屋根がインパクトの避難小屋。 左の小さな屋根は、新しく建てられた環境保全型トイレです。 右奥、北東に摺古木山(スリコギ)2169m。左で雲が多いところが中央アルプスでしょう。 (12:55) |
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避難小屋北が、上の原分岐点です。11年前は右折しましたが、本日は左折します。「上の原3時間10分」の標示。 |
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笹の刈られた尾根道をしばらく降ると北西に3063m御嶽山。雲をかぶったままの恥ずかしがりやさん。 |
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登山道に残り時間の案内板。「上の原130分」 分岐点からここまで1時間減ですが、実際は20分。我ら健脚組。 (13:15) |
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やがて広葉樹林の森になり、ブナの大木が現れました。 |
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そして逢いたかったミズナラの大木です。 森の主は、幹周4m・推定樹齢400年以上の高齢者。この先の‥ |
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標高1250m地点辺りで、尾根を左に曲折して西へ降ります。ここは、「上の原80分」の案内です。 (14:10) |
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方向を転ずると尾根の傾斜は、緩やかになります。 やがて植林に変わり、展望のない鉄塔を2基過ぎました。 |
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里に近づくと遠雷が聞こえ、雲が厚くなります。集落内の舗装道が下山口で、左へ折れます。 (15:10) |
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デポ車に帰着。分岐点から3時間10分のコースタイムですが、2時間20分の早降り。体制を整えていると雨になりました。 (15:15) 『ついてる』『いや、持ってる』 第1コマの登山口へ走ります。 |
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東海岳行 |
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“昭和のスター” | |
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