我田の大岩 248m/岐阜県可児市 |
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2020年1月29日(水) 我田の大岩から (南の多治見市方面) (左:浅間山、右:高社山) |
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昨年末、可児市の戦国山城ミュージアムで鎧に着替え、金山イクササイズで登山しました。終って「里山マップ・かに」のパンフを頂く。 そこに里山クラブ可児さんが整備する我田の森が載っていました。「我田の大岩」から「絶景が見られるよ!」と謳っています。 印象的な名前に興味を惹かれました。山友の野良人を山行にお誘いします。超低山探索は時間の余裕が有り、ランチしてから登りましょう。 国道21号線可児御嵩バイパスの古屋敷交差点から県道83号線を南進。花フェスタ記念公園から1km走ると左にとろろめし萬葉。(道草) そこでランチして県道を北へ戻ります。教科書は、「里山クラブ可児」さんのHPです。参考書は、「迷盤な日々」さんのお世話になりました。 |
<駐車地> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
↓ 太元神社 ↓ 我田の大岩 ↓ 夢工房 ↓ 我田の森 ↓ 堰堤 ↓ 神社駐車地 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江南発:午前10時30分 晴れ 駐車地:午後01時10分 晴れ 標高差:(130m→248m)118m |
往:20分(大岩まで、小休止含) 還:1時間10分(我田の森トーク含まず) 所要時間:1時間30分 |
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花フェスタ記念公園東口から200m北へ行くと県道脇に鳥居の建つ駐車地があります。車を停め奥の鳥居へ‥ (13:15) |
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創建が鎌倉時代以前とも伝えられる太元神社、その奥之院への入口です。鳥居を潜り、階段を登ります。 |
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丸木階段で、キッチリ整備されていたのが意外です。このルートは、地形図の破線。60m高度を上げると‥ |
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低いけどしっかりした石積みに奥之院。この左に標識「我田の大岩12分→」が立ち、登山道は続きます。 (13:20) |
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雑木林を進むと分岐に出ました。右:管理棟、中央の階段:我田の大岩。まず大岩に行きましょう。 |
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平坦地な248mピークに登ると標識「見晴らし展望台→」があり、寄ってみます。 |
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南方に開け 手前は可児市久々利の田園地帯。 そして奥が多治見市の高社山417mです。登山道へ戻り、少し進めば‥ |
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『これが我田の大岩か』 急斜面にあり、登るときは少し怖い。 5mほどの高さから絶景が広がります。(TOP写真) 昔話:旅人が大岩前で食事をしようと座ると、置いた握り飯が無くなった。しかし、その後は‥ 仕事が上手く運ぶようになる。話しが村人に伝わると皆が我田の大岩にお供え物を持って行く。 お供え物は、いつの間にか消えてしまうが、願いが叶う。 辺りにうじゃうじゃいた白蛇もいなくなったとさ。 (13:35) |
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西方展望、右:明王山380mと金比羅山383m。中央:鳩吹山314mと西山340m、左端:継鹿尾山273m。 近くに北東への切開きもありましたが、今日は、遠望が利きません。恵那山、笠置山、御嶽山は、残念賞。 |
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我田の大岩で10分近く楽しみました。更に尾根を降り、炭焼き小屋分岐を見送れば、道は右カーブして‥ |
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未舗装道の三叉路へ降り立ちます。左下が北洞の溜池、右上は栃洞の溜池方面ですが、左上の夢工房へ。 (13:50) |
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すぐ「Forest Deck」のカフェテラス。展望はありますが、今は冬枯れの寂しい風景。右に‥ (13:55) |
「我田の森 大岩夢工房 里山クラブ可児」と掲げられた作業小屋。空の弁当はあるけど誰もいません? |
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何台も停められていますが声もしません。管理棟で打合わせしてるのでしょうか。未舗装道を降り、右の園地上に‥ |
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太郎窯。この上にお一人を発見、袋を持ち作業されていました。尚、ここを左へ登ると大岩近くの尾根道へ戻ります。 |
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未舗装道をもう少し降れば、我田の森の中心部です。 里山クラブ可児のみなさんは、ここで作業をしておられました。 リーダーの方にお声を掛け、今までの活動やご苦労されたお話をお伺いします。 2002年から里山の自然を守るため、里山クラブ可児さんが我田の森の整備・保全の活動を開始。 当初、地権者が13名入り交じり、里山は荒廃していました。市長の立ち会いで協定を結びます。 (14:15) |
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芝生広場は森の幼稚園。ちびっ子達が動き回り、楽しそうです。里山クラブ可児さんは会員50名で、本日は11名が作業されています。 |
この活動に対し10年前に花王、4年前は岐阜県の事業費やイオンの支援を受けます。管理棟・バイオトイレ・丸太階段などが設置されました。 |
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放置され藪に埋まった棚田は、根気よく整備して蘇ります。今は、うるち米やもち米を作る8枚のビオトープ棚田です。 |
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管理棟を降ると我田の森入口でした。活動日は水曜日、第3・4日曜日です。 (14:45) |
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我田の森入口北から沢の左岸を登りました。堰堤横を抜け、谷沿いの山腹道を辿れば‥ |
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5コマ目の合流点です。直進すれば太元神社奥之院に着き、駐車地へ降ります。 駐車地着(15:10) |
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東海岳行 |
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“とろろめし” | |||||||
大学1年の時、3食付の下宿住まい。(昼食は弁当) 夕食は1年生3人の各々の部屋に運ばれます。ある夜、3人分が私の部屋に来たことがあります。メニューは、とろろと漬け物だけ! 『寂しいなあ』 麦の混じったご飯にとろろを掛けて口に入れました。『お〜!』 絶品。 1人あたり茶碗5杯を食べるとおひつが空になりました。まだ食べたい。お婆さんに3人で頭を下げ、お替りをおねだり。驚かれましたが、いただけたのでまた5杯食べる。腹パンパン。とろろの材料を尋ねると自然薯で、生まれて初めて食べました。茶碗10杯は、今も破れない自己最高記録です。 今回、我田の大岩山行前に野良人さんととろろめし萬葉(マンヨウ)に寄りました。旅館のような大きなた店構え。(下左) 店横に10mの人工滝の日本庭園。(下中) 水が循環する滝ですが、巨石を組み立てお金が掛かっています。鯉の泳ぐ池を挟み喫茶ギャラリー萬葉、外観は古民家です。(下右) この日は平日の昼間ですが、20台ほど車が停まり順番待ちの行列。私達は7番目です。10日前にTV「ぐっさん家」で再放送されたと貼り出されていました。平日のランチタイムは、田舎とろろめし1700円が最安値。まあ結構なお値段です。自然薯のとろろは高級食材なんですね。 20分後呼ばれました。店内は満員、古民家の古材を利用して建てられています。(下左) 私達は最安値より300円高い飛騨牛の朴葉味噌を注文しました。待ち時間は10分以上。可児で採れた自然薯を摺り下ろし、独自の出汁を入れています。ネギと刻み海苔はお好み。麦飯はかまど炊き。 私が子供の頃食べた長芋のとろろとは異なり、香り・粘りが別格です。『ご飯に麦を混ぜると、とろろと良く絡み、飲み物のように食べられる』と野良人さんの豆知識。『これは美味い!』 グビグビ食べると腹がパンクしそう。学生時代のとろろめしの記憶が蘇りました。 この状態で山行は、ちょっと苦しいなと思ったら野良人さんが、『隣でコーヒー飲もう』 御意。喫茶ギャラリー萬葉も古民家風ですが、天井の材木に感動しました。人工的に曲げた物でなく、雪の重みで曲がった木を何本も使っています。こういった木は、滋賀や福井の山で見ました。 美味しいコーヒーを飲みながら年配のおかみさんとお話し。10数年前、ギャラリー萬葉が先に建ち、とろろめし萬葉が翌年完成。岩山を背に南下に田園風景が広がり、日当たり展望・抜群の素晴らしい立地です。この土地をオーナーが手に入れたときのエピソードなど楽しい時間を過ごしました。 |