岳行ノート

八木三山大周回  269m・247m・296m
岐阜県各務原市

2020年7月16日(木)


避暑2


 7月13日に八木三山愛宕山を登頂。次回は、八木三山周回をしてみようと思いました。梅雨期は、奇跡の晴れ間に中々出会えません。

 近くの低山なら多少曇っていても、もともと遠望はそれなりなので雨さえ降らなければ楽しめます。また高速道路を使わずローコストです。

 八木三山は、2度周回しています。一般的な周回は、八木山から東登山道を利用します。今回は、東へコースを延ばしてみましょう。


 5/15の八木山秘境編で辿ったコースを逆に歩きます。バリルートの谷を降りますが、2ヶ月前のコースは記憶に残っているので大丈夫。

 各務原市を国道21号線で東進し、鵜沼西町交差点から北上。つつじが丘の団地を抜け突き当たりまで走ります。左折して上水道配水池の‥
<駐車地>
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大きい地図


東登山口駐車地→登山口→鉄塔№11~15→▲愛宕山→▲双子山
八木山→北尾根→下山口→東登山口駐車地

※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点


■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」



江南発:午前8時00分   晴れ/25℃
駐車地:午前8時25分   晴れ/24℃
標高差:
(90m→296m)206m
往:2時間45分(八木山山頂まで、小休止含)
還:1時間15(八木山山頂休憩除く、ランチなし)
時間:4時間00分


 車止チェーン前に八木山(東登山道)登山口入口があります。辺りの路肩に置車して階段を登れば‥
(8:45)


 5分ほどで鉄塔巡視路の十字路です。直進すれば八木山山頂ですが、ここは左折して鉄塔№11方向へ。


 巡視路は明確ですが、笹が伸びてきています。このくらいなら歩きには、差し支えありません。

 程なく砂防ダムへ出て、右下を歩き右岸へ渡ります。左折して清水谷道を‥ (9:00)

 50mほど降れば、巡視路分岐です。右折して「すその道」鉄塔№12方向へ。


 すその道に架かる2つの木橋を渡り、鉄塔№12を横に進みます。大きな砂防ダム下の広場を横切り、西登山道へ。
(9:25) 

鉄塔№13の横を進むと突然、不思議なカラフルロード。
黄色もピンクもカエデ系の木です。高度を上げ、鉄塔№14を過ぎると‥


 西登山道は、右に曲折して南西尾根に乗り、愛宕山山頂へ向かいます。
(9:55)

南西尾根は、地形図にも岩マークがありますが、露岩ゴロゴロの楽しい道です。
展望も良く、西の苧ヶ瀬池(オガセ)がアクセントになります。3日前の山行で散々見ましたけど‥


 そして第1山の愛宕山山頂269m四等三角点です。3日前も来てますけど、展望は今日も爽快で‥
(10:20)


西方、鵜沼の団地エリアは密度がすごいですね。
奥は犬山市、左:大平山291m 右:継鹿尾山(ツガオ)273m。


 愛宕山から東へ尾根を辿ります。途中、山頂でお逢いしたご夫婦に抜かされました。


 愛宕山八木山への中間に第2山双子山山頂247m。この尾根道は、木陰が多く暑さがしのげありがたい。
(11:00)


 間もなく八木山登り道分岐に着き、右の岩場を選びました。強烈鎖がガッチリ取付けられ、安全登山。


 登り道分岐から10分で第3山八木山山頂296m。主峰ですが、三角点なし。休憩後、写真左から北尾根登山道へ。
(11:30)~(11:45)

いきなり素晴らしい眺望の岩場になり、高度感を楽しめます。
西に第1山の愛宕山(左ピーク)と辿ってきた尾根。
この岩頭から目を北方向に転じると‥

 次の岩場が見えます。ここから鞍部に降りると、右側にバリルートへの‥

 降り口。5/15「八木山2秘境編」で谷からここへ登ってきた箇所です。 (11:55)


 秘境の谷ルートは記憶確か。野良人さんの藪刈りも利いています。古いテープを追い、左岸から右岸へと降りました。


 やがて谷道から山腹道に移る秘境出口です。120m標高を下げるのに30分。右折して明確な山腹道で南へ。
(12:25)


 鉄塔№8(8の字は消失)分岐を左に見送り、鉄塔№10分岐は右に見送り、地形図の破線を辿れば‥

 つつじが丘の団地北端に下山。写真は振り返って撮りました。
(12:40)

 ここから写真左へ車道を100m緩く登れば駐車地です。家まで30分走り、ホーム・ランチします。
(12:45)
 
 
東海岳行
  “居酒屋の無念” 
 
 とも遠方より来たる。緊急事態宣言が解除された頃、北陸の大林君から出張で名古屋へ行くので稲田君を誘い3人で食事しましょうとメールが届きました。逢うのは何年ぶりだろう? 先日、19時前に名古屋駅金時計で落ち合いました。3人は、学生時代のバンドメンバーです。

 名古屋在住の稲田君が、居酒屋の予約を手配してくれました。場所は、名古屋駅から500mほど歩いた裏通りの裏。立地は悪いけど1階の50席は若いサラリーマンで満員。

 めちゃ賑やかで紫煙が上がる。『今日は花金か、予約して正解だ』 靴を脱いで2階に上り、個室に案内されました。2回も満員で、『密の場所でなく良かったなあ』 窓を開け換気します。



 2時間楽しく歓談。北陸の大林君が電車に遅れてはいけないのでおあいそします。大林君、『トイレに行ってくるわ』 私も『トイレに行くわ』 稲田君、『一人用なので並んでた方がいいよ』 廊下端のトイレ前で待ちます。程なく大林君が出てスリッパを脱ぎ、部屋へ戻っていきました。

 スリッパを履いてトイレに入ります。狭い床板の部屋には、洋式便器が一つ、便座は上げたままです。ところが、『ホゲーッ』 便器の縁、床板は用を足したモノで水浸し。『酔っ払って狙いをはずしとる』 スリッパがあって良かった。床上浸水状態で気分悪いが用を済まします。

 回れ右して、出ると若い人が廊下で待っていました。様子からしてピンチのよう。私が出るやいなや、突進してきたので避けて廊下に出ます。『おっとと』 まだスリッパを履いたまま。



 急いで戻るとピンチの人は、丁度ドアを開けて入って行きました。中から『うわ~』 悲鳴が聞える。私はスリッパを脱ぎ、部屋に戻りました。後のことは、誰かにお任せします。戻ると稲田君は会計を済ませていて、『3000円でいいよ』『安いね』

 『ネットの割引券持ってきたからね』 さすが元優秀ビジネスマン、そつがない。そして稲田君、『次は静かなところにするわ』『頼むね』 では、名古屋駅で大林君を送りましょう。久しぶりの食事会は楽しかった。

2020.07.19(日)23:15