こまゆみ |
---|
子壇嶺岳 1223m/長野県青木村 |
2020年8月6日(木) プリンに見えなくもない |
|
今回は、難読山名の子壇嶺岳です。「壇嶺」を「まゆみ」と読むようですが、フリカナがなければ一生読めません。勿論、書けません。 この山に惹かれたのは、なんと言っても独特の山形です。映画「未知との遭遇」で巨大な母船が現れたデビルス・タワーを想起させます。 別名:冠者岳とも呼ばれ信仰の山です。3コースあり、教科書の当郷管社コースを山友の野良人山とピストンします。(教科書のルート地図はミスプリ) 長野道麻績ICで下り、県道12号線を南下。国道143号線に移り、道の駅あおきを過ぎ、看板「国宝大法寺三重塔」から左折して北西へ‥ 教科書は山と渓谷社刊「新分県登山ガイド/長野県の山」です。参考書は「青木村HP/PDF版トレッキングマップ」のお世話になりました。 |
<駐車地> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江南発:午前06時00分 晴れ/28℃ 駐車地:午前10時00分 晴れ 標高差:(680m→1223m)543m |
往:2時間10分(山頂まで、小休止含) 還:1時間05分(ランチタイム除く) 時間:3時間15分 |
2.5km直進すると左に子壇嶺神社。鳥居の上に山頂部が覗いてます。更に北西へ200m坂を上ると‥ | 管社上(カンジャウエ)バス亭に子壇嶺岳登山者休憩所。駐車場がありますが、更に250m走れば‥ |
栗林右の登山者用駐車場に置車。すると熱を感知したアブが10匹ほど窓ガラスに体当たりするので急いで出発します。 (10:10) |
|
防虫剤を顔と手に付け、獣避けゲートを開閉。すぐ林道分岐点に出合い、そこが登山口です。看板は「頂上まで2時間」。 |
|
沢の橋を渡り、竹林を分ける道を登ります。抜けると尾根に乗り‥ |
|
背の高い赤松が賑やかな登山道。 まつたけの時期には、止め山になるのでしょうか。 |
|
やがて岩場を迂回すると平たい岩が敷かれた道になり‥ |
|
太い松の並木道。道に平たい岩が敷かれ、ここは畳石公園と呼ばれています。 (10:40) |
|
強清水分岐がありました。ここは下山時に寄りましょう。ここまでまずまずの斜度で、汗が吹き出ても全然、気化しません。 |
|
駐車地から高度を250m上げ、林道になりました。濡れシャツに熱がこもる。ペースを落とし汗をかかないようにします。 (11:00) |
|
岳の平の林道で抜けていきました。前の野良人さんが 尋常でないアブを引き連れています。 頭に5~6匹、シャツ周りに5~6匹、尻周りに5~6匹!!! 虫除けが効き、私の周りにはアブはいません。関わりたくないので野良人さんと距離をとります。 平坦地の林道を500mほど行くとベンチのある山頂分岐です。吸水休憩15分。 (11:15) |
|
野良人さんが、『いたっ!』といってアブを叩きました。服の上からでも刺すようです。大きさ2cmで‥ |
大きなハエのよう。皮膚を噛み吸血しますが、痒痛が残ります。野良人さんの被害は、何ヶ所ある? |
休憩を終え登山道を登ると子壇嶺神社奥社の旧鳥居跡。鳥居は、倒壊して脇にどけてあります。ここから‥ |
|
15分ほど南西へ自然林の斜面をトラバース。 やがて胸突八丁になり、ジグザグを切って160m高度を上げます。 意外にハードです。肩に出ると傾斜が緩み、程なく‥ |
|
子壇嶺岳1223m。左下の三等三角点は、縁が欠け丸くなっています。現地のベンチでランチ。 (12:20)~(13:15) |
|
山頂に石祠と木製の祠二つが鎮座しています。青木村の田沢・村松・当郷地区にある里社(1コマ目左)の奥社です。眺望は‥ |
|
昨日の降雨で、もやが半端ない。里は青木村、右:夫神岳(オガミ)1250m。中央左奥:女神岳927m。シャツを替え下山。 |
|
強清水(コワシミズ)分岐に着いたら行ってみます。結構ギリの山腹道を20m行くと‥ (13:55) | 斜面の裂目から清水が湧いていました。ナチュラルウォーターは、冷たくて飲みやすい。 |
竹林を抜け、沢に架かる橋を渡ります。流れは、強清水から来てるようです。駐車地から大法寺へ3.5km走ります。 (14:20) |
|
登山前、新防虫剤(道草参照)を付けましたが、野良人さんは自作の防虫剤持参。ところが面倒で付けなかったと言われました。どおりで‥ 駐車地では、まだ凶暴なアブが飛び回っています。急いで乗車しましたが1匹入り、大騒ぎ。 アブ8m~30mmの大きさで、ブヨは2m~5mmです。 青木村には、胡麻を作ってはならない伝説があります。落馬した神様が胡麻殻で目を突いたので胡麻忌「コマイム」信仰があり、子壇嶺(コマユミ)は恐らくそれが訛ったのでしょう。 |
|
国宝大法寺三重塔の拝観料300円です。日本最古のシャチホコ(重文)を見られます。 687年前に造営、高さ18m。美しくしさに思わず振り返るので「見返りの塔」とも言われます。 さあ帰り道は、3時間超のドライブ。 二人はお喋りマン、車には笑顔が標準装備です。 |
|
東海岳行 |
|
“有印良品” | |
■私のウォーキング・スニーカーは、靴紐ではなくワイヤーをダイヤルで巻き取る方式です。ワンタッチ操作で脱ぎ履きしやすく、ピッタリに締め付けできます。1年間愛用していますが、登山靴でもこの方式があれば良いのですが。なぜなら登山靴は、締め方を工夫しても必ず紐が緩むのです。 登山道で締め直しは体勢がきつく面倒で、ほおっておくと紐が完全にほどけ踏んづけたりして危ない。探すと‥モンベルにありました。お店でハイカットタイプを試し履きします。上下2個のダイヤルがあり、係員に使い方を尋ねました。まずダイヤルを押し込んでロックし、回して好みのフィット感に調整します。 登りは上の締め付けを緩くして足首の可動域を広げ、降りでは上を締め足首を固めます。林道では、上の締め付けを開放すれば、スニーカーのような履き心地になり歩くのがとても楽とのこと。気に入りました。 ゴアテックスを使用して防水透湿、ワイヤーはステンレス製、重量は576g、ソール交換可能で24200円(税込)。1ヶ月ほど使用していますが、教えて貰ったように2個のダイヤルを使いこなせば便利で快適です。 ■さて今回の山行前、薬局でキンチョウの虫除け「プレシャワーDFジェル/60g」(550円税込)を見つけました。効能は、①有効成分イカリジン配合(1980年代にドイツで開発、効き目は従来のディートと同様) ②子供でも使え回数制限がない(ディートは、年齢・回数制限がある) ③特有の臭いがない ④服の上からも使用可(繊維や樹脂を痛めない) ⑤ジェルタイプなので吸い込まない。まんべんなく塗れ延ばしやすい。 適用害虫は蚊・マダニ・アブ・ブヨです。効果、使用感は二重丸です。 現在、当HPではヤマビル忌避剤「ヒル下がりのジョニー」のプレゼント企画を8月末まで実施しています。始まった頃、(株)エコ・トレードのジョニー社長に『リュックに保険として常備するミニサイズが欲しいですね』と話しました。 『容器のコストが高く、割高になるので悩ましいところです』とご返事。すると今年、ミニスプレー50ml/880円が発売されました。備えあれば憂いなし、携帯に便利なタイプです。1回で6mlほど噴霧するので8回使用できます。 山行先が、ヒルエリアか不明なときやヒル出没時期なのか微妙なとき等、リュックに忍ばせれば心強いお供ですね。 |