夕森天然公園2 1550m/岐阜県中津川市 |
---|
2020年9月14日(月) 夕森公園・竜神の滝 |
||
「やられたらやり返す 倍返しだ」 「施されたら施し返す 恩返しだ」 「コブを降ると待っているのは 登り返しだ」 「半沢直樹」を見た翌日は、山友の野良人さんと夕森天然公園へ山行します。ここは16年前、ひよこさんと長野県田立の滝から辿りました。 山頂は長野県南木曽町。今回は岐阜県中津川市川上から登ります。駐車場は6年前、野良人さんと奥三界山山行で利用した場所と同じです。 中津川ICから国道19号線で北上。県道411号線で川上川を遡り夕森公園へ。教科書は風媒社刊「こんなに楽しい岐阜の山旅100コース/下」です。 |
<駐車場> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
|
※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江南発:午前6時30分 晴れ/21℃ 駐車地:午前8時40分 晴れ/20℃ 標高差:(720m→1550m)830m |
往:3時間35分(山頂まで、小休止含) 還:2時25分(ランチタイム除く) 時間:6時間00分 |
||||||||
林道を走ると夕森キャンプ場から500m先に車止ゲートがあります。右手前の駐車場からスタートです。 (8:55) |
|||||||||
豪快な川音を聞きながら 10数分、舗装道の坂を行くと左に忘鱗の滝(ボウリン)、落差20m。 伝説:竜が奥三界山近くの昇竜の滝へ向かう途中、この滝にぶつかり鱗を落としました。 この先で、「かもしか供養塔と鳥居」、「針・広葉樹合体木」を通り過ぎます。 |
|||||||||
コンクリ橋を渡ると東屋が建つ、銅穴の滝(ドウコウ)。落差17m、水は青く美しい。先で奥三界山分岐を見送ります。 (9:15) |
|||||||||
林道をジグザグ登ると標高1000m登山口です。ここまで1時間、標高を270m上げました。少々の草藪を抜ければ‥ (9:55) |
|||||||||
登山道。ピンクのガイドテープが付きますが、踏み跡は明確です。最初のジグザグカーブを右に折れ、直進すると‥ |
|||||||||
なんてこと、道が不明瞭になりました。戻ると左に折れるジグザグカーブがあります。ここだけが迷った場所です。 |
|||||||||
急斜面に切られたワイルドな道を登ります。標高1330mに「天然公園1.5km→」 ゴールへの距離表示は嬉しい。 (11:20) |
|||||||||
標高1300mを越え酸素不足でスロウダウン。表示板の先、斜面上に水場発見。でもペットボトルの水を飲みます。 |
|||||||||
急斜面にヒノキが植林され、足下は深い谷に落ちています。 道は細く、岩や根っ子に集中力を切らすことは出来ません。 |
|||||||||
期待していた表示板、標高1430mに「天然公園1.0km→」が立ちます。山頂まで残るは、標高150mです。 (11:45) |
|||||||||
表示板から5分ほど進むと長かったトラバース道が終り、急斜面を直登します。道では、色々な苔が見られました。 |
|||||||||
勾配がやっと緩み平坦道になります。そこに「天然公園」の手作り道標。 (12:00) |
|||||||||
『出た!』 最後の表示板、標高1510mに「天然公園0.5km 10分→」 周辺の笹苅りは、済んでいます。 (12:15) |
|||||||||
『懐かしい』 秋涼の山頂広場に山名ボード、老朽化した展望台。 ボードは標高1580m、教科書:1550m、GPS:1523m、地図:1520m。 正解は? 16年前ひよこさんと登頂した時、展望台は再建中でした。→ 展望台でランチしましょう。野良人さんが、『面白い物がある』 それは、厚さ45mmの折畳み式ヘルメット・タタメットズキン3でした。 (12:30)~13:30) |
|||||||||
国家検定合格品で410g、¥4180。防災用ですが、薄くて軽いので山でも使えそうです。 |
ワンアクションで立体化。折畳まれていたズキンを広げると、後頭部を覆い日よけになりそう。 |
||||||||
展望台周囲の木が伸び、視界が狭くなっています。 写真中央が三沢岳2847mで左に宝剣岳2931m、中岳2925m、木曽駒ヶ岳2956mの尖峰です。 御嶽山&乗鞍岳は、雲に隠れています。 |
|||||||||
下山は、道標「田立の滝方面→」から天然公園遊歩道を時計廻りに周回。木道はボロボロです。 |
|||||||||
乾燥化が進む湿原。ここの木道だけ新調されていました。池塘が二つありますが、16年前より小型になっています。 |
|||||||||
10分足らずで周回を終え、登山道に合流。道標「夕森公園→」を確認して左折します。 (13:40) |
|||||||||
1時間35分かけて登山口。(15:05) 林道をから川を覗くと清冽な水が豊富です。駐車場着後.、竜神の滝へ(道草) (15:55) |
|||||||||
東海岳行 |
|||||||||
“竜神の滝” | |||||||||
夕森公園の川上川には、5つの滝があります。下流から①竜神の滝、②忘鱗の滝、③銅穴の滝、更に奥三界山方面へ進めば④あぜ滝、⑤一つ滝。6年前、奥三界山山行のときに②③④の滝見は完了しました。今回の山行後、一番下流で未見の①竜神の滝を巡ります。 登山後、車止ゲート駐車場から500m川下へ走ると夕森キャンプ場入口の管理棟です。その前の駐車場に置車してトイレ前から奥の遊歩道を200m歩きます。(上左) 巨石が陣取る竜神広場に出て川に架かる夕森かけ橋で左岸へ渡ります。(上右) 橋の真ん中から上流を見ましょう。
滝見台からは、滝音を響かせる竜神の滝が間近です。落差12mで雨後のためか水量が多い。(上左) 岐阜県名水50選です。伝説:この滝に住む白龍が突然姿を現し、天まで駆け上りました。滝見台から、今歩いてきた左岸の遊歩道も見えました。(上左) 滝見台から上ると竜神神社が建ち、横から川を覗く。(上左) 『お~!』 滝口から滝壺まで滝の全景が見えるのは珍しい。途中に段がある段滝で落水が方向を変えています。遊歩道のお陰で充実した滝見が出来ました。凄く良かったので2日後、ひよこさんと竜神の滝を再訪しました。 |