たけくらべやま |
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丈競山 1045m/福井県坂井市 |
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2020年10月7日(水) 左:北丈競山 右:南丈競山 (北丈競山の登山道と鞍部にトンボが見えます) |
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福井県坂井市に丈競山という難解な山名の双耳峰があります。「たけくらべやま」と読み、北峰964mと南峰1045mとの差は81mです。 麓から見て2峰が競い合うように見え、そう呼ばれるようになったのでしょう。「背比べ山」でなく「丈競山」とした感性が渋い。 北峰から70m降り、150m登れば南峰です。下山は、150m降って70m登ることになりますが、この上下動は絶対キツイはず。 眺望は良く、白山・日本海・福井平野を満喫でき、気持ちの良いブナ林もあるようです。北陸道福井北ICから無料の中部縦貫道に移ります。 永平寺参道ICで下り、北の龍ヶ鼻ダムへ。教科書は、山と渓谷社刊「新・分県登山ガイド[改訂版]福井県の山」です。 |
<駐車地> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
駐車地→じょんころ滝→新道→夫婦岩?→▲北丈競山→▲(南)丈競山→カモシカ岩→駐車地 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江南発:午前6時05分 曇り/16℃ 駐車地:午前8時45分 曇り後、晴れ/17℃ 標高差:(200m→1045m)845m |
往:3時間20分(山頂まで、小休止含) 還:2時間30分(ランチタイム除く) 時間:5時間50分 |
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龍ヶ鼻ダム(水力・治水・利水)のダム湖を南東へ走り抜けます。龍ヶ鼻橋を渡り、1kmほど走ると左に‥ |
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入山届の電話BOXと「丈競山登山道」の標識。「山頂まで2時間30分」とあります。最初の10mは草藪ですが、すぐ登山道です。 (9:00) |
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斜面の道は、ロープや鉄橋で整備されています。堰堤を乗り越えた先に‥ |
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じょんころ滝。落差8mで荒い岩をか細く落ちています。「じょんころ」とは地元に伝わる音頭ですが、意味不明です。 |
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滝から右折。尾根に乗れば自然に包まれ、リッチな気分で歩けます。 |
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やがて大岩のカモシカ岩です。下に案内標がバラバラに壊れていました。『クマがやったの?』 (9:35) |
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道脇にキツネチャブクロ。横をつまむと頂部から胞子の煙を放出します。これが面白い。煙に毒は無く、茸は食用可です。 |
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道標「Fight!新道」(丸岡山の会)で尾根道へ。15分ほどで旧道と合流します。下山では、山腹道の旧道にしましょう。 (9:55) |
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そして標高は400m上がり、標高600mの大岩広場です。岩に登っても展望は得られません。もちろん一服します。 (10:30) |
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樹林下の道が2時間近く続きましたが、笹原に出てようやく開けました。 先に女性的な丸みをおびたツインピークス。左の北丈競山に対し、右の丈競山が81m丈が高い。 (10:55) この展望地から一旦樹林帯を緩く登れば、2番目の展望地です。(TOP写真) (11:15) |
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アキアカネ(オス) |
ジョロウグモ(女郎蜘蛛) |
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進むと成蛇2匹、幼蛇1匹の日向ぼっこにびっくり。植林地に休憩地があり、ここから悪魔の急登が始まりました。 (11:25) |
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25分ほどかけ標高を150m(名古屋TV塔は180m)上げます。笹分け坂道に木のステップが有難い。 |
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頭上が明るくなったら北丈競山964m三等三角点。ランチします。指呼の間に見える南丈競山は、往復70分。 (11:50)~12:15) |
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時間の余裕はありません。今日は貸切り状態なので、リュックをデポして空身で行きましょう。 北丈競山の眺望は360度。 東方向に中央:白山(大汝峰)2684m、中央左:越前大日山(越前甲)1320mです。 |
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笹分けの道を70m降って、150m登れば‥ |
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立派な避難小屋の建つ(南)丈競山1045m。白山遥拝所の霊山です。コンクリ製の祠が、壊れているのが残念。 (12:45) |
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ここも四囲に好展望です。南西に福井平野。その中央に浮かぶ低山は懐かしい、3年前に登山した文殊山365mです。 |
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5分撮影休憩して戻ります。中央、登山道の見える北丈競山。 右奥に小倉谷山911mと富士写ヶ岳942m。右端奥は日本海です。 往復70分が何と往復30分で北丈競山へ戻ることができました、空身は早い。 (13:20) |
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「お兄さん、写真撮ってよ」 |
「国府宮はだか祭り」は、盛り上がっています。 |
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教科書にある夫婦岩[?]は、往きは未発見、下山時も見つかりません。 教科書の地図位置はミスのようで、後日調べると新道で尾根に登る手前辺りでした。 空身ピストンのお陰でいい時刻に駐車場へ下山できました。 (15:15) |
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東海岳行 |
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“三河4博物館1日駆け” | |||||||||
新聞で三河地方の博物館の催し物が、紹介されていました。4箇所あり、どれも興味を惹かれたので、ひよこさんと1日かけて廻ってみます。 ①「手塚治虫展」豊橋市美術博物館(10/3~11/23) 「マンガの神様」ですね。1928年生まれ、1989年60歳で永眠。私も子どもの頃は「鉄腕アトム」、大人になって「ブラック・ジャック」「火の鳥」など夢中で読みました。歴代の作品の原画、映像、資料、愛用の品などが展示されています。彼の作品は多く、内容はバラエティに飛み、革新的な技法も考案しています。 その一つ一つが展示され、あらためてその独創性に驚きました。その後のマンガ界への影響は計り知れません。例えば、キャラクターのスターシステム。ひげおやじがアトムだけでなく、まるで役者のように他の作品にも登場します。昔、アトムの実写版がありました。その映像は、残念ながら見つけられませんでした。 ②「金魚美抄2020~金魚を描くアーティストたち~」豊川市桜ヶ丘ミュージアム(10/3~11/8) 金魚の美しさをテーマに、多様な手法で制作された作品が集められていました。19人のアーティストによる200点の作品が展示されています。下左の作品を初めて見たとき衝撃を受けました。エポキシ樹脂とアクリル絵の具の金魚が、皿の中で生き生きと泳いでいます。 ③「紙のびっくりワールド゙展いろいろな紙のアートの世界」おかざき世界子ども美術博物館 (9/5~10/25) 紙を素材にした個性豊かな紙アートが勢揃い。繊細なものから豪快なものまで多種多様です。左下の高さ4m長さ5mの人魚に出合うと絶句します。5ブロックに分けて運ばれ、ここで組み立てられました。近くで見ると固めた新聞紙をガムテープでまいてあります。右下は実物大の魚を紙で作り、海で撮影しました。 ④「江戸の遊び絵づくし」安城市歴史博物館(10/3~11/15) 江戸時代の遊び心ある多様な浮世絵を揃えた展覧会です。寄せ絵・判じ絵・組上絵など特色別に分類して展示され分り易い。作者は機知とユーモアに溢れた商品を次々考案し、買い求めた庶民が楽しんでいたことが伝わります。下左は、1860年歌川�芳藤作、端午の節句に飾る鎧兜などの組上絵です。 パーツを切取り、完成図を頼りに組み立てます。きっと子どもは親に手伝ってもらったでしょうね。右上は入口フロアーに大きく描かれた歌川国芳の傑作「見かけは怖いがとんだいい人だ」です。鼻の所へ行き、2つの■に膝を置きしゃがんで両手を置くと‥2階の廊下からカメラで撮れば、想い出写真になります。 ひよこさんにやってもらいスマホに残しました。私が気に入ったのは、子どものために作られたおもちゃ絵です。福笑い・双六など種類は豊富ですが、遊び終ると捨てられるので良く作品が残っているものです。店先でワクワクして選び、苦労して作り、それで遊んでいる子どもの姿が目に浮かびます。 |