朝早くコンビニに寄り食料を買いました。高速ICに乗る直前ひよこさんが『あっ!』と大声を出す。『どうしたの?』『お茶とポカリ忘れた‥』私の先週かかった健忘症が、伝染したようです。Uターンしてコンビニに戻ります。このぐらい私たちには日常茶飯事。 | |
さて車は、甲津畑から林道を走ります。渋川に架かる鳴野橋の手前に着きました。もう5台停まっています。 | |
天気予報では、気温が20度になる予測です。ヒルは、25度から活発になりますが、予防するに越したことはありません。前夜ひよこさんに頼みました。 @登山靴にヒルファイターをスプレー A2枚重ねの外側用靴下を塩水漬け B塩水スプレーを2人分 Cサロンパス・スプレー D筋肉補助タイツ かかって来れるならかかっていらっしゃい体勢です。でも今日は、出ないでください。 ビビリーヒルの二人(tekuさん風写真で) |
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駐車地から来た道を少し戻ります。[林道岩ケ谷線]の標識からスタートです。そこに<普通車以上の通行はできません>と注意書がありました。 (7:45) |
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フジキリ谷のこの林道は、確かに道幅が狭く、路肩が崩れて怖い箇所もあります。峠まで標高差は、600mです。 途中「杉谷善住坊のかくれ岩」の標識を見ましたが、帰り元気だったら寄りましょう。 |
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林道終点近くに「桜地蔵尊」が祀られています。 (8:35) ◆かってこの横に大きな桜の木がありました。大正期には、鉱山隆盛を願い「あかがね地蔵」と呼ばれたこともあります。 |
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欄干無しの鉄橋を渡れば林道終点です。軽自動車とバイクが止まっていました。 やがて沢から高く離れ、崖の山腹道を行きます。 |
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30分ほどで密度の薄い丸木橋です。高さが無いので大丈夫。 | |
「蓮如上人御旧跡」と彫られた自然石の碑がありました。手前は古井戸です。ここで休憩します。サロンパスを足にスプレーし、ストレッチもしました。 ◆浄土真宗中興の祖、蓮如上人が天台宗比叡山衆徒に追われる。そのとき、この辺りの炭竈にお隠れになり難を逃れた。 |
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ニリンソウの群落があちこちにありますが、花はまだのようです。 日が照ったり隠れたりするので気温が上がらずいい具合。 1、2分歩くと‥ |
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で |
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でっか〜い! 大シデ(古木)のコバです。後ろの石碑は、鉱山王の記念碑のようです。 (山しじみさん風写真で) |
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ひよこさんは「こわこわ」念仏を唱え、美しい渓谷も眼に入りません。この丸木橋は、密度がありしっかりしています。 | |
苔石が転がり歩きにくいけど、大きな古木並木は楽しい。 | |
次第に沢が、細く急になると峠は近い。 分かりにくい箇所には、テープが着いてます。道標もしっかりあり、携帯の感度まで表示してありました。 |
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ロープが、弧を描いて張り付く崩壊地です。ひよこさんのへっぴり腰は、天性の歩行技術だ。 と待ち望んでいた峠が‥。もうすぐだ。 |
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着きました。 「雨乞岳」と「イブネ」を南北に上げ、コクイ谷とフジキリ谷を東西に落としています。これぞ峠、「杉峠」です。 なんと霊仙の「経塚山」1040mより高く1042mです。登山口より3時間、まさに「杉峠山」だ。 するとコクイ谷からソロの方が、フジキリ谷からは青年二人が到着です。すぐ南の「雨乞岳」の斜面に進まれました。 そして静かな峠にサロンパスをスプレーする音が‥。 (10:40) |
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この杉は、どのくらい風雪に耐えたのでしょう。迫力の姿形は感動します。江南市には、このような杉はない。 | |
峠からコクイ谷を覗き込みます。「根の平峠」につながるこちら側の「千種街道」も未踏です。 | |
(クリック) <後編>に続く |