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5月17日(水)放送の「トリビアの泉」より [杏マナー]の字が、右下がりに見えます。各々の字にある横棒の位置が、順に下がっていくためで、ポップル錯視と言うそうです。 文字遊びは、面白い。他にもあります。 ・シンメントリー(対称)文字:舟木一夫(縦書き) ・パソコンならではのヘタ字(アンズマナー) しかしどうして[杏マナー]を発見したのでしょう? |
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さて上天気、木之本町杉野から網谷川を遡りました。車がどんどん山に向かってます。 「横山岳」の山開き式典は、8時半より開始です。 地元の「杉野山の会」主催により模擬店や山の写真展、抽選会もあります。 |
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白谷登山口駐車場に着くと、すこぶる賑やかです。岳人別冊「春山2006」でも紹介され、山人が増えたのでしょうか。 登山道清掃協力金300円をテントで払います。地図やしおり、お茶缶をいただきました。 |
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駐車場横の登山口に向かいます。そこでは、バスでやってきた団体がミーティング中です。間を泳いで進入しました。。。 (8:30) |
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道は、広域林道工事のため直進できません。迂回路の山腹をジグザグ上がります。 (8:40) |
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大人も登る。子供も登る。私も登る。 ‥追いつけない。 |
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やがて林道に出合い左折です。 バードウォチャーが、超望遠レンズで鳥待ちしています。頂上は遥か‥。 (9:10) |
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地道の林道は、展望がよくスカッとします。急登の後なので「墓谷山」や駐車場方面を見ながらのんびりと歩けば‥。 | ||||
林道工事中の太鼓橋に着き、沢の左岸を登ります。いよいよスタート。 (9:25) |
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登山道脇には多くの花。でも昨日の大雨で花は、相当痛んでます。 ミヤマハコベも濡れている。沢の水量も多く、渡渉も大変です。 先週、鍛えたのでスパッツのままジャブジャブ行けます。 |
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「経ノ滝」が見えてきました。(落差17m) 右隅は残雪です。 (9:40) |
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急登をしてふっと見上げれば、行く手にブナの新緑‥少し癒される。 | ||||
沢沿いのぬかるんだ道を緊張して行くとニリンソウの群落‥もう少し癒される。 |
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さらに渡渉を繰り返し、ぐちゅぐちゅのへっつり道が続く。 子供連れの親子は大変そうです。しかも靴はスニーカーなので苦労しています。 ※長谷川さん:花名のご教示に感謝 |
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「五銚子ノ滝」 五段の滝の落差は25m。ここで休憩してこのコース一番の難所に備えました。 滝の左壁をその高さ分、しがみつくように登ります。ロープはありますが、狭くて脆い足場、私の横に落石‥。 (10:25) |
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前の単独女性がチゴユリを撮っています。私も‥ 少し先でその人が、トキワイカリソウを撮りました。私も‥。 『ヤマシャクヤクは撮られました?』と尋ねると『???』 |
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駐車場で「杉野山の会」の方が、ヤマシャクヤクのある場所を説明されてました。滝から頂上までの岩陰だそうです。どの岩やら? | ||||
先ほどの女性が、『ヤマシャクの方! ここにありますよ〜』登山道脇の雑木の下です。『よく見つけられましたね』『他の方が撮ってられられたので』 やはり雨に打たれたようです。がんばった君をパチリ! |
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連続の急登も終盤です。300m、200m、100mとガンバレ看板に励まされ‥ | ||||
1132m頂上は、広く40名ほど大休止中です。トイレと思わせるアメダス小屋がありました。 南に降る三高尾根方面が開けてますが、霞んでいます。 小虫が飛び回るので、ランチを済ませ早々に退散しました。 (12:00)〜(12:30) |
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「横山岳」は双耳峰です。残雪を踏んで東峰に向かいました。 | ||||
道は、天空の痩せ尾根で四周に痛快な展望です。 南方向を見るとスタート地点の駐車場から杉野集落への道筋がわかります。 |
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北方向は、奥美濃の山々が絶景です。 左奥「三国岳」から右に「三周ケ岳」、中央右に高く見えるのが「高丸」 |
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西峰より高い東峰1134m。降りに備え、靴紐を締め直します。小団体の方が着きました。女性の靴底がベロンと剥がれ、応急処置をされます。 私は、3年半履いて張替えたばかり、たまたま今日履き下ろしです。割引券があったので、少し早いけど思い切って替えました。右端に「金糞岳」 (13:05) |
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降り始めるとイワウチワの群生です。やはり雨でほとんど痛ましくも崩れていました。 | ||||
いよいよ広大なブナの宇宙に入ります。新緑の銀河が、まぶしく輝いている。 30mほどの若く美しい樹皮の木々。日頃の憂さは飛び、幸福感に包まれます。45分も続く見事な森です。 |
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この東尾根コースは、「杉野山の会」が5,6年かけて作られました。 始めの年は、300mしかできなかったそうです。 急登、急降はほとんどなく地面はふかふか絨毯‥秋も楽しみ。 |
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やがて尾根から林道に降りる地点に着きます。ここまで道標が要所にあるので、地図をほとんど見なくても歩けました。 | ||||
シャクの白が、緑と凌ぎ合い。 急斜面をジグザグ降ります。この箇所の整備は、大変で毎年直さなければならないそうです。 |
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あとは舗装された林道をテクテク下ります。ヤマシャクヤクを教えていただいた女性が急ぎ足で抜いていきました。本数の少ないバスに間に合わないようです。 『木之本駅まで乗っていきませんか』『いいですか?』 |
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大阪の方で琵琶湖全周「湖の辺の道」に魅せられているそうです。 四国八十八箇所巡り、東海自然歩道、熊野古道などなど楽しみは多く、遊びの時間は少ない。 |
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駐車場に着くと登山届けのポストにあった「横山岳」の地図は売り切れです。 「杉野山の会」の方たちに楽しかった道中報告と素晴らしいコースのお礼を言いました。 (15:20) 彼女が、バス停まで歩くと40分もの距離です。車に乗り、私の関西弁のナビに驚いてます。木之本駅でお別れし、高速に乗りました。木曽川ICは、5時になりそうです。半額OK! |
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名鉄電車デビュー 娘夫婦から添付写真付きのメールが届きました。1歳半の息子を初めて名鉄電車に乗せたのです。緊張した顔と好奇心に満ちた瞳をしています。それを見て娘が、子供時代に経験した名鉄電車デビューを思い出しました。 小学生1年のとき、弟と一緒に向かい席に座り、3人で中日球場へ野球観戦です。お母さんは赤ちゃんとお留守番。2人は、ずーっと車窓の走る景色を眺めています。緊張と好奇心は同じです。野球が終わり中日球場前から超満員の電車に乗り込みます。2人は、つり革を持った私に抱きつき、不安げな顔を上げる。電車が揺れたり停まったりするたび必死でしがみついていました。 連想ゲームのように自分自身の名鉄電車デビューを思い出す。あれは小学2年の潮干狩り‥。 道徳駅まで家族5人で歩く。電車に乗り込み、やがて開けた窓から潮の香り、白い砂浜、光る海。すべて私に初めてのもの。新舞子駅から豚小屋、松林を通り海へ歩く‥。 そして潮干狩りが終り、ホームに溢れる人、人、人。駅員さんに電車へ押し込まれます。生きてる心地が無い。私は、下の弟と親父の腰に夢中でしがみつく。つり革に届く大人に早くなりたいと思ったものです。 世代を超えた名鉄電車リフレイン。マイカーは、小さな家が移動しているようなもの。電車は、世間の中で家族が移動するもの。そこでは、マナーやルールが必要になってきます。子供はいつものわがままを言えません。ちょっとした社会勉強。 娘夫婦に返信しました。 “名鉄電車デビューは、いい企画だ。” |