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2021年8月26日(木) 駐車地のお地蔵さん |
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日本一多い山名は、「城山.」。木曽町の城山.(ジョウヤマ)に続き、またまた大桑村の城山(シロヤマ)です。まだまだ長野にはあります。 城山コンプリートするのは遠い先。さて教科書には、牧場コースと二反田川コースのが紹介されています。道が面白そうな後者を選択しました。 コースタイムは、前者が1時間40分、後者は1時間55分です。国道から登山口が近いのは、後者なので総合タイムは、それほど変わりません。 中央自動車道中津川ICで下り、国道19号線を北上。阿寺渓谷入口の信号から1km走って右折。二反田川沿いの林道を1.7km遡れば‥ 教科書は信毎書籍出版センター刊、「新版信州の山/南部編」です。 |
<駐車地> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
↓ 鉄塔№26 ↓ 山腹道 ↓ ▲城山. ↓ 「保安林」看板 ↓ 尾根道 ↓ 駐車地 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江南発:午前6時45分 曇り/28℃ 駐車地:午前8時50分 曇り後晴れ/23℃ 標高差:(680m→1101m)421m |
往:2時間50分(山頂まで、小休止・冒険含む) 還:1時間25分(ランチタイム除く) 所要時間:4時間15分 |
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お地蔵さんの祠があり、その前のスペースに置車可能です。準備が出来たら舗装道を50m戻ります。 (9:05) |
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山側に立つ巡視路黄札「№26」が、登山口の印です。ピンクテープのガイドもあり、左下に沢音を聞き登ります。 |
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植林の中、道は良く踏まれてますが、昨日の雨でウエットです。 |
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すると登山道が、崩壊していました。でも問題ありません。下を迂回して登山道に戻られます。この先で‥ |
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ピンクテープは、沢沿い左岸に続いてますが、巡視路黄札「№26」に右折を薦められ斜面へ。 (9:20) |
5分で鉄塔№26に到着。教科書では、ここから西に藪漕ぎします。私は黄札「№25」へ良い道が南へ延びてるので、そちらを辿りましょう。 |
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数分で良い道は消え『あらま』、踏み跡あるのでテープを追います。 そろそろ尾根に登らなければと思う頃‥ |
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尾根に向かう顕著な谷に出ました。誘導テープがあります。谷を登り、北尾根に近づいた所で右に斜行すれば‥ (9:40) |
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目標の保安林看板です。(中央右で鉄柱が傾く黒い◆) くるぶしの笹藪ですが、踏み跡は分かり、奥へ登ります。 (10:15) |
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尾根は、地道になったり、時には肩までの笹藪があったり。ダニ防御にズボンの裾を靴下に入れました。 |
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汗をかかないようゆっくり登ります。高度1060m辺りで、へりが尖り、光沢のある葉、イワカガミの群生地です。 (11:05) |
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花のないお花畑から斜度が緩み『楽になった』と思うと突然、森が開けました。そして‥ |
笹原を左カーブするとT字分岐。左が山頂ですが、勘違いして右折しました。(11:15) |
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すぐ気付き戻ろうと思いましたが、ちょっと素敵な露岩が細尾根に並んでいます。 コースタイムが短い山なので真夏の大冒険をしましょう。 テープや補助ロープもありますが、どこに行くのか? |
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展望地を期待しましたが、中アのなんちゃって展望しかなく戻ります。T字分岐に戻ると30分間の冒険でした。 |
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T字分岐の先に東の展望地。右端:安平路山2363m、左端で雲をかぶるのは摺古木山2169mです。 |
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そこからちょっとワイルドな急登ですが、距離はたいしたことなく‥ |
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城山山頂1100m.三等三角点。ランチはローソン100のウインナー弁当200円&出し巻きタマゴ100円ならご機嫌。 (11:55)~(12:25) |
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山頂は、城が建つほどの広さはありません。のろし場? 教科書にはなかった展望地が、少し先にありました。 北東、中央奥の雲間に三沢岳2847m、中央右の黒い三角が糸瀬山1867m。 糸瀬山上の雲が消えれば、熊沢岳2778mなど中アの峰々が並びます。 |
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下山は来た道を戻ります。深い笹地点で事件が起きました。(道草に) この保安林看板から東に降る支尾根辿ります。 (13:10) |
この尾根ルートにもピンクテープは付いていました。降り始めは、露岩を迂回し尾根芯を視認しながら高度を下げます。 |
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尾根の方向が北になり、傾斜が緩みました。注意していると右の樹林越に鉄塔が見えます。東へ20m笹を越えれば‥ (13:35) |
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往きに通った鉄塔№26に到着。向こうはのぞきど森林公園の北東1060mピークです。歩いた道で戻ります。 駐車地から速攻で帰宅。 (13:50) |
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東海岳行 |
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“笹藪注意” | ||||||||
今回、城山を辿ると標高1000m辺りで肩までの笹藪が現れました。(下左) 感じは良くないけど、ここしかルートがなく、笹に覆われた登山道を登ります。20mくらいで抜け、全身チェック。.大丈夫でした。下山時も再びこの笹藪に飛び込みます。 半分くらい来ると右胸横が、チク・チク・チク。小枝がシャツから入って肌とこすれるような痛みです。シャツをつまんで小枝を落とします。痛みは取れたので、降っていくとまたチク・チク・チク。笹藪を抜けチェックします。『ホゲッ!』 全長1cmのダニがシャツの上にいました。(下左) つまんで『こなくそ』と指で潰します。甲羅のようで全然クシャッとなりません。中身が少し残るポカリのペットボトルに押し込みました。シャツをめくると5mmほど肌がピンク色になっています。 刺す前か、刺された後か、良く分かりません。ダニの同定のため、ペットに生け捕りしました。W登山の予定ですが、下山したら速攻で帰宅します。すぐ皮膚科に行き、ポカリのボトルを見せました。溺れたかと思ったら、ポカリで元気に泳いでいます。 マダニが怖いのは、SFTS感染症(重症熱性血小板減少症候群)等の感染症を起こす可能性があるからです。潜伏期間は、6日~2週間で症状は発熱・嘔吐・下痢・食欲低下など。吸血中のマダニは、潰したり無理に取ってはいけません。 口器が皮膚に残ってしまうのでそのまま病院に行き除去してもらいます。先生はボトルを掲げて、『マダニでしょう』 なぜか嬉しそうな顔で一眼カメラで光にかざして撮影しました。(上左) 看護師さんも珍しそうな眼でのぞき込んでます。 『塗り薬と抗生物質を1週間分出しておきますね。もし熱が出たらボトルを持って内科病院に行くといいです』『どうしてですか?』『コロナの発熱ではないと説明できるでしょ』 そして10日過ぎ、私もポカリを飲んだので元気です。今のところ‥ |