|
---|
2021年9月7日(火) 中央アルプス展望 -木曽川最上流の味噌川ダムより- (中央奥やや右:木曽駒ヶ岳2956m、手前右:三沢山1318m) |
|
木曽川の源流ってどこでしょう? 調べると松本市・朝日村・木祖村の境に位置する鉢盛山2446mでした。(2016.09登頂). 味噌川と名を変え、山の南面に源流部はあります。危険箇所で近づけません。木曽川にダムは12基あり、最上流部は味噌川ダムです。 ダム見学がてら近くのやぶはら高原スキー場の立ヶ峰を登頂しましょう。国道19号線薮原交差点から県道26号線に移り、スキー場へ。 教科書は、信毎書籍出版センター刊「新版・信州の山/南部」です。 |
<駐車場> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
臨時駐車場→別荘登山口→ゲレンデ道合流→▲立ヶ峰→草ゲレンデへ→ヒュッテ→臨時駐車場 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江南発:午前07時00分 晴れ/23℃ 駐車地:午前10時10分 晴れ/19℃ 標高差:(1080m→1689m)609m |
往:2時間40分(山頂まで、小休止含む) 還:1時間25分(ランチタイム除く) 所要時間:4時間05分 |
||||||
スキー場東端の臨時駐車場に置車。南の別荘地へ50m歩きます。 (10:30) ※左の看板、「村外者の入山禁止 山菜・きのこ・草木等の採取を目的とする村外者の立入を固くお断りします」 |
|||||||
交差点すぐ南に別荘地の入口です。直進すると奥に‥ |
建屋があり手前右に森への登山口。草や灌木を避けながら南西に進行します。 |
||||||
すぐ山腹道に出会い『やれやれ』と思うや否や道は消えるので西へ歩きやすいところを探しながら進みます。 |
|||||||
自然林はどこでも歩け、GPSで確認すると地形図の破線から外れました。修正すると尾根と植林の境に有刺鉄線。 (11:40) |
|||||||
やがて第一目標の四等三角点「屋敷」1361m、標高を280m上げました。 展望は全くありません。給水休憩して尾根を15分ほど登ると‥ (11::50) |
|||||||
上半身が埋まる笹藪出現。幸い左の緩斜面は笹が無くトラバースしました。その後、右方を気にして進むと‥ |
|||||||
空が見え、森から出るとゲレンデ道に合流。北奥には、木曽川源流の鉢盛山2446m。轍を登ります。 (12:25) |
|||||||
すぐダイヤモンドライナーのリフト降り場。標高1500mの高原と青空‥爽やかですね。そして素晴らしい絶景‥ |
|||||||
北に中央やや左:奥穂高岳3190m。吊尾根を右に行けば、尖峰:前穂高岳3090mです。 雲一つ無いあっぱれな北アルプスに万歳。 |
|||||||
立ヶ峰は、この樹林沿いに登頂できますが、笹原が容赦ない。諦めて山頂を左に見て、向こうに回り込むと‥ (12:55) |
草原斜面にキャタピラ跡が山頂に続いています。しかし、今年の長雨で草の成長は著しい。空腹を抱えて希望の坂を登ります。 (13:05) |
||||||
そして立ヶ峰山頂1689m三等三角点「奥峰」。「御嶽大神」の黒い石碑。右奥の山上に御嶽山ですが全雲だ。 (13:10)~(13:50) |
|||||||
山頂展望ですが、中アは木が伸びて厳しい。北に左端っこ鉢盛山、中央やや右:烏帽子岳1952mです。 |
|||||||
マツムシソウに止まるごきげんヒメアカタテハ。私もランチします。 |
|||||||
(左)ヤマハハコ (中)クジャクチョウ (右)アキノキリンソウ |
|||||||
下山は、ゲレンデ道出合から轍を追います。予定していたゲレンデ、上級「さつきパノラマコース」は草藪化著しい。中止して少し降ると‥ (14:05) |
初級「どんぐりコース」は轍があるが、駐車場から遠ざかる。決心して草藪の上級「KABEコース」に突入。すぐ中級「から松コース」に移ります。 (14:15) |
||||||
いずれも草薮ゲレンデ。たまらず藪のない森に逃げる。森が消えたら草ゲレンデに戻る。こけないようにファイト。 |
|||||||
小汗・中汗・大汗、背丈に近い草を分けると道が現れ、奥には菅簡易水道の施設。ここからは、楽に降れます。 (14:40) |
|||||||
ようやくヒュッテ&パトロールハウス、右はダイヤモンドライナーのリフトです。ヒュッテ裏に回り、車道で戻ります。 (14:45) 2km歩いて駐車場に着きました。着替えたらダムへ7,8分走り‥ (15:15) |
|||||||
ダム下の集落に田ノ上観音堂。木曽谷唯一の茅葺き屋根で245年前再建。(創建1645年?)一見の価値があります。 |
|||||||
ダム手前から柳沢尾根公園(ヤンザオネ)標高1330mまで車で上ります。 1993年完成した味噌川ダム(奥木曽湖)の絶景。ロックフィル方式で高さは140m。 ダム湖は日本一の高所にあり、諏訪湖と同水量です。左上流11kmに木曽川源流点があります。 写真でいいのです源流を見たい。ダムに下り下流を見たのが、TOP写真です。 |
|||||||
東海岳行 |
|||||||
“2021年ヒル・レポート” | |||||||
「ヒル下がりのジョニー」プレゼント企画でお世話になっているエコ・トレード社の西村社長から「ヒルは木から落ちてこない」(9/1発行・山と渓谷社)を頂きました。 10年前から始まった四日市市の「子どもヤマビル研究会」の探検研究物語です。研究員・悠太「ヤマビルは、ヒョコヒョコ歩く姿がたまらなくかわいい。僕は大好きです。 ペットのように部屋で飼育しています。フッと息をかけると必死になって息の方に向かってきます」 元教師樋口氏の文章は軽快で時系列に描かれ、とても面白く読めます。 さて本年、プレゼント企画に応募頂いた方のレポートをご紹介させて頂きます。 ◆2021/7/18遭遇 SMさん(愛知県岩倉市) 滋賀県東近江市の政所町から尾根を歩き、▲キトラの東西峰を目指します。雨がちの天気とガスで一抹の不安を抱えていました。やっと稜線に出た頃、くるぶしに何かを感じましたが、砂利でも入ったのかと気にしませんでした。下山前にチェックすると‥ 靴下の繊維に何やら食い込んでいます。あはは、ヒルです。繊維と共に握り、捻り、揉み殺しましたが、あとの祭りですよね。この時、初めてスパイク足袋を履いたので感覚が普段とは違い、また湿っていて気にもとめなかったのが血だらけの原因です。 そして下山中、宮ノ谷の橋が壊れていて、その下を渡渉した時にもやられそうになりました。この時は渡渉後すぐ足元を見たら、くっついていたので塩を振りかけました。帰宅して飽和食塩水を作りました。
◆2010/7/4遭遇 すーさん(岐阜市) 過去最大の被害、山頂に到着しておにぎりを食べていた時、足がチクリとしたのでズボンをまくり上げ見てみたら六匹ヒルが吸い付いていて、血まみれ状態でした。添付ファイルは、この時登山靴に付いていたヒルの写真です。(下左) ◆2021/4/4遭遇 SJさん(愛知県一宮市) 岐阜県神崎川上流・円原川にて渓流釣りをして、帰り支度をしてウェーダーを脱いだら一匹付いていた。時期も4月初旬、完全にノーマークでしたので驚きました。
◆2021/7/11遭遇 YTさん(神奈川県川崎市) 山梨県韮崎市の竜珠院より荒倉山へ出発。しばらくは沢沿いの落ち葉の積もったじめじめした道を行く。ズボンの裾にやや大きめのヒルがついているのを取り除き気にしながら立ち止まらず登りました。山頂から少し戻った展望所のベンチで休憩。 何気なく触ったズボンのふくらはぎ辺りが、べたべたしているのに気が付き、もしやと手を見ると赤く染まっていました。いつの間にと思ってもあとの祭りです。同行者が、「いた!」と指さす方を見ると血を吸ったまるまる太った2.5cmくらいのヒル。
ベンチに座った足の先10cmほどの落ち葉の隙間でのたうち回っています。卵を産んで増えたら嫌なので捕まえてライターであぶり、石で潰してご臨終いただきました。下山後半は立ち止まらずに一目散に降ります。 一安心と思ったのもつかの間、調べてみると足に一匹、手に一匹。同行者はスパッツを外すと左右に一匹ずつ付いていました。幸い血を吸れずにすみましたが、皆さん太陽の照りつけるコンクリートの上でおとなしくなって貰いました |