岳行ノート
笙ヶ岳3 908m/岐阜県大垣市

2021年12月16日(木)


一ノ瀬ポケットパークより笙ヶ岳
(左の右ピーク)

(右端鞍部より左へ稜線歩き)


 笙ヶ岳は、三度訪れていますが、いずれも養老山地東側から登りました。西側から周回できないか、と数年前考えました..。

 当時、上石津トンネル方面にバリルートで降りた方が見えたのですが、藪もありかなりの難渋されたようです。それで諦めました。

 すると水曜会のジオンさんから笙ヶ岳を西側から周回しませんかとお誘い頂きました。そのコースを踏破されたOさんがリードされるとのこと。


 渡りに船、案じるより豚汁。速攻、参加を表明しました。3人パーティです。名神高速道路養老SAスマートICで下り、国道365号線で南へ。

 上原交差点を左折、東の大洞谷へ2.3km走り‥
<駐車地>
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大きい地図

大洞林道駐車地→鉄塔→▲笙ヶ岳→▲東峰→大洞林道→駐車地

※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点


■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江南発:午前6時35分    曇り/4℃
駐車地:午前7時50分    曇り時々晴/3℃
標高差:(250m→908m)658m
往:3時間25分(山頂まで、小休止含)
還:2時間55分(ランチタイム含まず)
所要時間:6時間20分


 送電鉄塔を過ぎ、林道に入るとすぐガードレールの車止め。こんなの始めて見ました。スペースに置車して出発。
(8:00)


 すぐ尾根に乗り、ヤブのない尾根芯を進みガンガン高度を上げます。200mほど標高を上げると西尾根に乗りました。


 少し西に四等三角点「東山」。タッチしたら西尾根を東進します
(8:50)


 5分ほどで巡視路分岐点。ここから良い道になります。

 そして中電の鉄塔№29の展望地です。南西展望、中央奥の濃い黒:烏帽子岳865m
その後ろが鈴ヶ岳1130mで、左へ鈴北岳1182mと御池岳1247mと続きます。
(9:10)


 「♪なだらかな明日への坂道を駆け上る」なんて余裕こくとP669m前で急勾配。10分登って15分休憩しました。
(9:45)


 休憩後25分ほど登ると右に山腹道。そこを5分辿ると鉱山跡です。間口1m奥行10mですが入りません。
(10:50)


 洞穴の上からきつい勾配を直登して主尾根に戻ります。そのコブから山頂マジか。
(11:10)

 そして四等三角点「笙ヶ岳」908m登頂。北に樹間から少々の眺望。ここでランチしましょう。
(11:25)~(12:00)

山頂から降ると左側北方に慰めの眺望を頂きまました。
中央奥:貝月山1234m、その左:ブンゲン1260m、右は:槍ヶ先966mです。
中央下に関ヶ原へ向かう名神高速道路のカーブです。


 5分で鞍部に着きました。右方の下山口を確認、正面を登れば‥


 東峰890mです。三角点・眺望ともありません。鞍部へ戻り、下山します。
(12:10)
 
降れば谷部から左カーブの山腹道です。
途中、大木で一本立てました。
(12:30)


 谷底まで最大標高差100m、道はしっかりしています。でも雪があるとつらい。山腹道を降りると沢に出合ます。
(12:50)


 左岸を高巻くと程なくもみじ峠分岐「大洞登山口→/1.2km30分」 ルートには、所々で道標が立ちます。
(12:55)


 この大洞谷は、重量感のある鉄橋が5箇所にかけられていますが、人力で持ってきたのでしょうか? 

危険箇所は無く、ここも鉄梯子があるので大丈夫。ヒル期は大丈夫ではなさそう。
(13:25)


 大洞林道終点大洞登山口です。絵地図看板が立ちます。メンテされた広い林道は、駐車地まで約6kmです。
(13:35)


 渓谷美・大洞槍・この石切場跡・池・水場・大捕獲檻・長梯子・巡視路口と退屈しません。(3下:花、11下:紅葉)
(14:05)

 林道が終わる頃、何と罠にかかった鹿が血相を変えて大暴れしています。


 ガードレールの車止めに到着。右下の鍵を抜き、ガードレールを手前に引くと左下の車輪で林道が開きます。(14:55)


東海岳行

  “クリスマスって” 

 私は3人男兄弟の長男です。小学生の頃、母が初めてクリスマスケーキを買ってきてくれました。ケーキ自体が初めてなので兄弟は大興奮。まずロウソクに火をつけ、電気を消して兄弟はちゃぶ台のケーキを囲みました。でも早く食べたいのですぐ消します。

 母が私に包丁を渡し
『5つに切って』 親子5人分ですが、小学生に5等分は不可能。おおざっぱに切ると母は小さいのを二つ取り、残った3つを兄弟で分けなさいと言いました。板チョコが一枚あり、『私たちはいいから』 3つに切り分けます。

 小さなチョコを口に入れ、溶けてしまったらケーキをパクパク食べる。『甘いなあ、ほっぺた落ちるなあ』 末っ子は、まだ幼稚園なので食べるのが遅い。板チョコを残していました。『いらんの?』
『食べる』『はよ食べや』『あとで食べる』 

   

 食べ終わった兄二人は、じっと末っ子を見るだけ。チョコは絶対くれない。最初にチョコを食べたのを悔やみました。ところで我が国のクリスマスは、24日のイブがピークのような気がします。なぜ前夜祭がメインなのか謎です。外国はどうなんでしょう。

 
最近までクリスマスってキリストの誕生日だと思っていたのですが、産まれた日を歴史的には特定できず、誕生を祝う日として12月25日が選ばれたようです。さて誕生日といえば、子供が小さい頃は親も子供も嬉しいものです。

 でもやっぱり一番楽しみにしてるのは本人に決まっています。以前、ネットで見た誕生日祝いを待ちきれない男の子のエピソードは秀逸でした、それは、中学生・小学生2人・幼稚園児の男の子4人兄弟を育てるママの話です。

   

 三男のみちお君が8歳の誕生日を迎えた朝、6時頃ママは寝ぼけ眼でトイレに入っていると、ドアがガチャっと開きました。開けたのはみつお君。トイレに入りたいのかと思いきや、そうではないようでママをじっと見つめて立っています。

 眼をキラキラさせた表情は、どうも何かを期待しているようです。ママは、ハっと気づきました。みつお君の肩をガッとつかみ、
『みつお、お誕生日おめでとう!!』とお祝いの言葉を伝えました。するとみつお君は、フッと不敵な笑みを浮かべ一言、、、

 『言うと思った』 そしてトイレから立ち去りました。それだけで起きたの? 
『おめでとう』を待ちきれず、ママなら絶対、言ってくれると信じていたのでしょう。そしてこのお家は、お誕生日の主役が皆にバースデイケーキを作る習慣があります。

 

 この権利は人気があり、他の子が権利を侵害すると『何やってんだよう』と喧嘩になるくらいです。この日8歳になったみつお君もケーキ作りを楽しみました。子供を育てるときは、黄金時代です。エピソードは癒やされました。

2021.12.26(日)22:50