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2022年1月5日(水) 山頂から豊橋市街地と三河湾 |
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昔は一晩眠れば疲れが取れました。最近はそれでは回復しません。キッチリ疲れを取るには。50年ほど眠ればOKでしょう。きっと死んどる。 さて2022年の登り初めは、三河のスーパー低山宮路山です。15年前の1月、ひよこさんと五井山と併せての周回で登山しました。 宮路山は、オールシーズン楽しめる山として人気があります。東麓には旧東海道が通り、下山後スポットを巡るのも楽しみです。 教科書は、音羽商工会HP「宮路山登山マップ」です。東名高速道路音羽蒲郡ICで下り、旧東海道を南東へ走ります。 音羽中学校を過ぎて右折。すぐ分岐があり右に進むと‥ |
<駐車場> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江南発:午前8時05分 晴/0℃ 駐車地:午前9時45分 晴/6℃ 標高差:(40m→361m)321m |
往:1時間45分(山頂まで、小休止含) 還:1時間35分(ランチタイム含まず) 所要時間:3時間20分 |
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内山駐車場(10台)です。階段を上り、獣除けの網扉を開閉して内山コースに入ります。 (9:55) |
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低山なのでドッサリ植林かと思っていたら違うので嬉しい誤算です。すぐの分岐を左折すると‥ |
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丘に立派な忠魂碑。「日清戦役記念碑」の彫字です。戻って指標「宮路山頂→」へ向かいます。 (10:05) |
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すると舗装された車道(市道宮路線)に出合いました。横断して、左の遊歩道を辿ります。 (10:15) |
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尾根を外した道は快適です。 |
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遊歩道を10分ほど歩き、指標「野鳥の森→」から尾根道へ。更に10分ほどで、「花の森」へと繋がります。 |
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道には、霧島ツツジ、山ツツジ、三つ葉ツツジの札。ドウダンツツジが数千本自生してもみじの名所です。 |
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防水槽を過ぎると幅広道に合流。右折して坂を登ると、大きな東屋が建ちます。ここは、展望の丘で東に開け‥ (10:55) |
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中央奥:本宮山789m、その下:観音山409m 左の削られた山:額堂山421mです。 右の低いピークは、西蔵(ニシクラ)483m。下を新東名の本宮山トンネルが通ります。 天気が良いのが何より。合流点に戻り先に進みます。ほどなく‥ |
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変則十字路の宮路越え。古道で万葉集に登場する峠です。階段下は第1駐車場、「宮路山山頂→」へ。 (11:05) |
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すぐ分岐になり右のドウダントンネルコースを取ります。ドウダンツツジ群生地は、11月下旬が紅葉見頃です。 ※ドウダンツツジ=コアブラツツジ |
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鎌倉時代の書物に書かれたほどの名所で、また登山しましょう。途中、北東に岡崎市街地展望。 |
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ジグザグ登れば、「宮路山聖跡 愛知県」の石碑が立つ山頂361mです。三角点はありませんが‥ (11:40) |
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海が見える眺望で上は渥美半島。次々登山者が登頂します。 左は豊橋市街地で豊川が三河湾に終着しますが、カメラ泣かせの逆光です。 (11:40) |
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山頂から東に少し降ると宮道天神社本宮(奥ノ院)です。拝殿は山麓にあり、下山後寄ります。 (11:55) |
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登山道は、岩が露出しまくり歩きにくい。こちらを登りにした方が良かったか。竹林手前でクランクすると‥ |
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初めての植林。その先で獣除けの網扉を開閉して舗装道に出ます。内山駐車場まで1.8kmですが、途中‥ (12:30) |
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市の文化財宮道天神社拝殿に寄り道。一の鳥居に明治35年建立の刻字があります。 8月の雨乞いまつりは賑わうそうです。さてここでランチします。 腹が膨れたら、更に舗装道を東へ歩き、旧東海道へ。 (12:40)~(13:00) |
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関川神社の大楠にタッチ。幹周7.3m・樹高7.8m・樹齢800年。1609年の火事で根元がえぐれています。 (13:05) |
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旧東海道を北西に歩くと200年前築造の大橋屋。広重も描きました。7年前廃業しましたが、見学できます。 (13:20) 内山駐車場に戻りましょう。整備された登山道のお陰で初登りは無事終了。紅葉期に再訪しましょう。 駐車場着(13:35) |
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東海岳行 |
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“初詣” | |||||||||
昨年は家族の新年会を控えましたが、今年は開催しました。全員マスクして換気扇を回して、お酒はなし。締めで恒例のスーパー低山登山に行こうと言うと、菊千代(小5)が大喜びしてガッツポーズをしたので私は気分が良い。 さて本年は、犬山市の信貴山200m(シギ)です。尾張三山・本宮山293m南500mに位置します。昭和7年(1931年)創建された泉浄寺本堂が山頂にはあり、「商」と「戦」に関係が深い毘沙門天が本尊です。山ごと名古屋の資産家が整備しました。 何度も来ていますが、いつも本堂は施錠されてます。資産家も亡くなり庫裏は空き家で住職のいない無住寺。住宅地から寺の駐車場(空き地)までは1本道です。(上左) 約2kmの舗装道をガタガタ上ると、驚くことに誘導係がいます。 7台停められますが、私たち2台で満車です。ここは隠れスポットで、私たちだけかと思って来たのに上る人、帰る人、結構な人出があります。石段を上ると長男が、『お~!』と歓声を上げました。多宝塔を初めて見るとそうなります。(上左) しかもピカピカで最近ペンキを塗り直したようです。坂を上るといつも閉まっている庫裏の門が開いている? すると次女が、『これ狛犬じゃないね。ライオン?』『獅子じゃない』(上右) 私が先導して本堂の階段を上がり、左に回ると‥(下左) 『わ~!』鈴の助(高2)が、歓声を上げる。尾張平野の眺望、そして名古屋の高層ビル群。(下右) 彼は、こんな鳥瞰展望が好きと言います。本堂の扉も開き、ガラス越しですが、祭壇が見えました。犬山市が管理して正月は開閉されるのでしょうか? 帰りに庫裏に寄りました。(下左) 玄関の窓口でおみくじが引けます。(100円) ご年配のご夫婦が係です。ペットを連れたご婦人になぜ来たか尋ねました。『ここは、トラに関するお寺だから』 今年の干支トラでした。それで人出があるのか。 駐車場の誘導係に話し掛けると‥『私はここの住職です』 びっくり! 『江南市のお寺と兼務でここは三が日に詰めています』 更に詳しい話も、『1400年前、聖徳太子が戦勝祈願すると毘沙門天が現れ必勝法を授かり勝利しました。 毘沙門天が現れたのが寅の年、寅の日、寅の刻なので寅は守護神です』 そういうことか。『おみくじ係は両親で、妻も手伝っています』 謎が解けて麓へ下り、現地解散しました。尾張信貴山・泉浄寺、信ずべき貴ぶべき山です。 |