岳行ノート
富士見岩・坊ヶ峰415m・446m/愛知県豊橋市

2022年2月16日(水)


富士見岩より北東展望

(左:富幕山563m、右端:尉ヶ峰433m、中央右奥に富士山、分からないのでズーム↓)


 富士見岩~坊ヶ峰は、登山を始めた19年前に登山しました。2980円の足サイズピッタリ登山靴は、つま先が痛く、靴中は汗でグッショリ。

 登山知識が希薄でした。当時はピズトンでしたが、長彦自然歩道を利用すれば周回可能。歩道は十輪寺駐車場大知波峠で約4km。

 峠からは、県境の豊橋自然歩道を辿り、歩道最高峰坊ヶ峰446mを目指します。教科書は、東三河山ぽ会編「三河北遠ふるさとの山」です。


 東名高速道豊川ICで下り、南の馬場町交差点を左折。国道362号線で6km程東進し、Y字分岐を右へ2km走ります。

 「←十輪寺の駐車場をご利用下さい」
の標識で左折。 
<駐車場>
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大きい地図




十輪寺駐車場

大知波峠

富士見岩

大山浅間社
「頭浅間」

坊ヶ峰

長彦分岐

十輪寺駐車場

※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点


■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江南発:午前08時20分  晴/5℃
駐車地:午前10時25分  晴のち曇り/8℃
標高差:(70m→446m)376m
往:2時間30分(坊ヶ峰まで、小休止含)
還:1時間10分(ランチタイム含まず)
所要時間:3時40分


 長彦川
沿い左に十輪寺駐車場。(無料・WCあり) リュックを背負い川沿いを東へ100m歩き橋を渡ります。
(10:35)


 「長彦自然歩道」の標識を追っていくと、集落外れに入口がありました。
(10:40)


 歩道は道標がキッチリあり、迷いようがありません。やがて「御用岩→」の標識を見て左折します。


 1本道の先に御用岩。5m程の高さですが、ステップがあり簡単に登られます。
(11:20)
北西に素晴らしい眺望。入り江のように山に囲まれた中央下が、十輪寺駐車場です。

左:石巻山358m、右奥:本宮山789m。右端の地肌は、石灰の嵩山鉱山です。
戻って鉄塔経由して、長彦自然歩道に合流。少し登れば‥


 大知波峠(オオチバ)340mで、豊橋自然歩道に乗りました。石仏が20体、浜名湖を眺めています。
(11:30)


 東斜面に平安時代(1000年前)の山岳寺院跡。広々とした草原に全9棟あり、国指定史跡です。


 峠から尾根を東北東へ辿ります。すぐ道脇の四等三角点「長彦峠」373m。良く踏まれた道を進めば‥
(11:45)
鉄塔脇に鎮座する巨岩・富士見岩です。ここで陽だまりランチしましょう。
ステップを踏んで岩上に。そこは本日最高の展望地です。
(12:05)~(12:45)


 南東に奥浜名の山々と浜名湖、その先は遠州灘。さて水平線や地平線に雲が連なっているのでどうかな?


 『Oh!』 北東に富士山、さすが富士見岩。肉眼では見えますが、カメラをズームして画像補正しました。


 富士見岩から北へ山稜を降ります。時折浜名湖に開け、四等三角点「本坂峠」427m、鉄塔№28を過ぎると‥


 一枚岩の嵩山自然歩道分岐です。岩斜面を北東に登り、奥の屋根へ進むと、そこが‥
(13:15)


 大山浅間社「頭浅間」。頭の病に霊験あり。里の嵩山(スヤマ)には、「足浅間」「腹浅間」の社があります。


 更に降ると旧姫街道・本坂峠328m、「日本百名峠」です。右から直登道へ入ると、勾配がきつい。
(13:25)


 喘登すると登山道両脇に夫婦岩。背の高い左奥が夫岩で手前が婦岩でしょう。あと40m高度を上げれば‥

峠から118m高い坊ヶ峰446m。豊橋自然歩道の最高点です。
この坊ヶ峰神社は秋葉様が祀られ、祠の後方に二等三角点。眺望はありません。
(13:45)


 来た道を降り、本坂峠から登り返せば、長彦分岐です。右折して尾根に分かれ、踏み跡を辿ります。
(14:20)


 登山道は明快で、誘導テープもあり迷うことはありません。鉄塔右を通り、左に巨岩を見れば林道終点です。
長彦川に出て振り返ると、今日辿った稜線が望めます。
稜線右の凹みが大知波峠で、左へ歩きました。

沢山の太陽光パネルが、早春の光を待ち望んでいるようです。
(14:55)


東海岳行

  “ゲットバック”

 ビートルズが1969年1月にロンドンで行ったラスト・ライブ「ルーフトップ・コンサート」が、2/9~13の5日間限定でIMAXシアターで上映されました。しかし1日1回のみ。昔、バンド仲間だった稲田君を誘って笹島109シネマズへ。(下左)

 平日の午後ですが、6~7割くらい座席が埋まっています。大画面で大音量の65分。老人料金で1800円は我慢の範囲です。犬でも知っている「♪Let It Be」を始め、10数曲を生演奏で聴け感激しました。彼らはこの一年後、解散しました。

 見に行かれた人に聞いたのですが、上映最終日は年配から若者までと幅広い客層で満席になり、上映後には拍手が自然発生し感動的だったそうです。半世紀以上前の若々しく切れのあるビートルズを見られファン冥利に尽きます。

 

 さて私はビートルズのリアルタイム・ファンです。青春時代にビートルの成長と進化をオンタイムです振れられたのは幸運でした。解散後の後追いファンと明らかに違うポイントが二つあります。彼らの楽曲を最初に聴いたのは中学生の時です。

 <一つ目のポイント> 洋楽のヒットチャート番組で聴いた「♪抱きしめたい」には撃的で虜になりました。曲は、真空管ラジオから流れてきたのですが、それを真空管オープンリール・テープレコーダー(テレコ)にマイクで録音して繰り返し聴きます。

 ただ家のラジオは、AMなので高音・低音を電波に乗せられません。しかもスピ-カーは小さく中音だけの再生です。ポールベースギター(上右)を弾いていましたが、音は超低いため再現できず、彼が何の役目か何年も知りませんでした。

   

 同様にリンゴの叩くドラムでのBEATLESと書かれた太太鼓(上右)も何のためにあるかわかりません。
<二つ目のポイント> LPレコード(14曲のアルバム)を購入した小金持ちの友人の家にテレコを持って行き、マイクで録音しました。

 それを何百回も聴き、歌詞・メロディ・曲順は体に染み込んでいます。LPは英国のオリジナル版ではなく、米国で編集されたモノでした。彼らの解散後、数々の研究本・解説本やCDは、英国のオリジナル版を基にしています。

 私は、最初に聴いた米国版のLPに愛情があり、今さら英国版が正解といわれても悲しいかな体が受け付けません。まあいずれにしても大勢に影響は有りません。映画の大ヒットでアンコール上映が、2/25~3/3に決定しました。商売繁盛。

2022.02.20(日)00:00