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2022年6月9日(木) インディアン平原から敦賀湾 (中央左奥:西方ヶ岳764m) |
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敦賀三山は、岩籠山・西方ヶ岳・野坂岳です。三山とも登頂しました。岩籠山は3コース、各々特徴があります。市橋からは沢沿いコース。 駄口からは尾根コースで大きなブナ林が綺麗です。未踏の山からコースは、登山道の傾斜が緩やかで日本庭園風の平坦地が魅力です。 初夏は、熱中症対策をしなければなりません。30分ごとの給水休憩、後頭部の日除け付きキャップをかぶります。 舞鶴若狭自動車道敦賀南SICで下り、東の黒河川沿いを南下。黒川林道の入口を左折します。赤いガードレールの橋を渡り… 参考書は、「若狭の山へようこそBY小浜山の会/岩籠山」です。 |
駐車地 ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 □は木橋 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江南発:午前6時35分 晴れ/19℃ 駐車場:午前8時55分 晴れ/21℃ 標高差:(120m→765m)645m |
往:3時間05分(インディアン高原まで、小休止含) 還:2時間25分(ランチタイム含まず) 所要時間:5時間30分 |
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敦賀南SICを降り、県道211号線に出ると南東に岩籠山の山体。 右から二つ目ピークが夕暮山です。岩籠山はその裏で見えません。 県道を400m南下し、赤いガードレールを欄干にした橋を渡ります。 |
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山集落内を400m程東へ走り、「岩籠山登山口→」から広い道を右折。坂上の空き地に置車しました。 (9:10) |
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草生す林道を歩くと林道終点に登山口。先の網扉を開閉、堰堤前の橋を渡り左岸へ。 |
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左岸沿を登り、二つの堰堤を超え右へ曲折。道は川から離れ、尾根で高度を上げます。 (9:20) |
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ササユリ |
コアジサイ |
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ルートは、急登が無くなだらかでありがたや。ここは平坦な広場510m。樹林の緑陰が日照を遮りありがたや。 (10:20) |
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赤松が点在し、ブナなどの広葉樹が交じります。30分毎に5分給水休憩を取り、体温上昇に気を付けました。 |
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初めての急登に補助ロープ。登りでは利用しませんが、下山のとき安心です。ここから10分… (10:45) |
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クマ笹、ツツジなどの低木に赤松が点在する日本庭園風の平坦地。気持ちよく歩けます。 |
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快適な道を行くと夕暮山山頂720m四等三角点。通過点のような場所です。四囲の山々も指呼の中。 (11:15) |
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先に北陸電力反射板。その右ピークが岩籠山です。展望はインディアン平原で満喫しましょう。 |
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反射板から樹林に潜ると、5分で市橋コースとの合流点。ブナが多くなりました。更に進み… (11:35) |
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合流点から20分、案内標のない分岐に出会います。左折して登れば… (11:55) |
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岩籠山山頂765m3等三角点。360度の大きな光景が迫ります。でも、ここでのランチを我慢するでしょう。 (12:00) |
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穏やかな起伏のインディアン平原が目の前です。あの花崗岩の奇岩でランチしたくなります。 平原は、敦賀山の会さんが名付け親。米国単語がユニークで親しまれるのでしょうね。 |
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1コマ上写真中央のオブジェは、インディアンの羽飾りに見えなくもない。ランチタイム。(12:15)~(12:40) |
1コマ上写真左のオブジェ越し展望。中央左:横山岳1132m、中央目を凝らすと遠く小津権現山1158m。右:金糞岳1317m。 |
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下山します。地上は25度以上、ここは日影がなくても快適でした。岩籠山左ピークのインディアン平原(南)が見えます。 その進入口はありましたが、すぐ藪に覆われ行くのを止めました。 |
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還りは岩籠山を迂回、市橋コース分岐手前も迂回路を辿ります。 そこで出会ったブナの大姉御にお別れ。 |
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反射板を過ぎると樹林帯が激減します。開放的な登山道を行けば夕暮山です。 (13:35) 冷たいペットボトル3本で熱中症になりませんでした。ありがたや、駐車地着 (15:05) |
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東海岳行 |
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“白砂清松” | ||||||||||
日本三景の天橋立は、奇跡の絶景として古代より人々を魅了し続けています。2000年前に今の形は、出来上がっていました。室町時代1506年、雪舟が「天橋立図絵」を描き、全国に知られるようになります。(下左) これは下絵で、本絵は焼失したそうです。 アングルは700mの高い視点。実際は210mの山です。そこで先月、640mの由良ヶ岳西峰から天橋立を撮影しました。(下中) まだ低いようですが、天橋立の魅力を引き出す雪舟のアイデアには最高。現在は、五大観で絶景を楽しむことができます。(下右図) 五大観は上右図の上から左回りに、昇龍観(傘松公園)、天平観(丹後国分寺跡)、一字観(一字観公園)、飛龍観(天橋立ビューランド)、雪舟観(雪舟観展望所)。全部は無理なので昇龍観と飛龍観に行きます。伊根の舟屋から20分走り、昇龍観の傘松公園に。 天橋立ケーブルカー&リフト府中駅前の駐車場に停めます。(700円/下左) 「二大展望所めぐりチケット」1200円を購入。上りはケーブルカーで4分、傘松駅標高130m着。(下中) 公園は、レストラン・願いの鐘・スカイデッキ・かわらけ投げ・股のぞき(下右)等充実しています。 天橋立は、宮津湾(左)と阿蘇海(右)の砂が作った砂洲です。(下) 昔の人はそうとは知らず、神様が天にかけた立橋が倒れ、橋立になったと考えました。股のぞき発祥の地で、面白いこと考えたものです。天に上る龍に見え「昇龍観」との名があります。 下りはリフト。10分走り成相寺(ナリアイジ)標高328mへ上り、入山料500円で駐車場に。本堂は1774年の建築で(下左)、中に左甚五郎作「真向きの龍」が掲げられています。成相寺から車でもう少し上ると標高470mの広いパンラマ展望台。 江戸時代の儒教者貝原益軒が日本三景で一番と絶賛した景色は成相寺大坂。パノラマ展望台ではないのですね。下右がその展望ですが、宮津湾(左)が広く見えます。集落が立木で消えているのが、いいのか悪いのか? 16時半です。今夜の宿に走ります。 |