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2022年6月12日(日) 北から望む越前富士 |
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福井平野が南で山地に変わる場所にそびえるのが日野山です。越前五山の一座で5年前、西の平吹町日野神社から周回しました。 深田久弥は、萱谷(カヤタニ)コースから登り、西の平吹に降っています。今回は、萱谷コースを下山ルートにして登りは牧谷越の周回です。 牧谷越に登る道は、踏み跡が薄いのですがテープはあります。北陸自動車道武生ICで下り、東へ2.5km走り右折。 3.3km南下して右の積善寺へ…参考書は、山と渓谷社刊「新・分県登山ガイド/福井県の山」です。多くの山レポのお世話になりました。 |
駐車場 ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 □は木橋 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江南発:午前6時50分 晴れ/19℃ 駐車場:午前9時10分 晴れ/21℃ 標高差:(80m→794m)714m |
往:3時間15分(山頂まで、小休止含) 還:2時間00分(ランチタイム含まず) 所要時間:5時間15分 |
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積善寺の駐車場に置車。先着3台、境内にWC完備です。未舗装の農道で南へ歩きます。 (9:30) |
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防獣扉を開閉して林道に入ります。Y字分岐にお地蔵様の祠、右へ直進。 (9:45) |
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二つ目の林道分岐を過ぎ、森に左折。薄い踏み跡を追います。8分で林道に乗り、数分進み林道から森へ。 沢沿いのテープを追います。「なかよし/あと2400m」、「あと2150m」と地元の小学生が作った激励板が嬉しい。 |
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古い標識の林道を横断。沢沿いの道は、草が覆うので右の植林に迂回します。(10:45) |
沢に戻るとロープが草に埋もれてました。進むとようやくまともな登山道。ジグザグ登り… |
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牧谷越に乗りました。「南無阿弥陀仏」の石柱に天保五年(1834年)の彫字が見えます。 激励板は「1550m」です。右折して東尾根を辿ります。 (11:15) |
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自然林の尾根道は、踏み跡はっきり。 |
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振り返ると…北東に雪の残る白山2702m、右に別山2399m。登ると眺望が、時々開けます。 (11:35) |
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トンビ岩分岐に出会う。ルートのハイライトは、どちらへ? 正解は左ですが、右に進み出会えませんでした。 (11:55) |
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急登が続きますが、トラロープがキッチリ付きありがたい。 |
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本日はコアジサイ・キャンペーン。顔を近づけると優しく甘い香り。そして… |
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日野山795m2等三角点山頂広場です。南越前町の眺望があります。 (12:45) |
行者碑の広場でキアゲハをゲット。北に少し歩けば、日野神社の… |
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奥の院。1628年建立、老朽化で40年前改築。背後の眺望が厳しくなりました。下の休憩所で日蔭ランチ。 (12:50)~(13:30) |
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奥の院から北へ1分、古い御堂の建つ台地に出るとびっくり展望。 武生市の田園地帯を中央で北陸自動車道が走り抜けています。 (13:35) |
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下山の最初は、岩場の急降です。トラロープで安全確保。 |
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岩場の急斜面に大ブナ。この環境でこんなに大きく育ったのは強い。 |
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岩場が切れると荒谷登山口分岐。下山ルートの萱谷は右です。 (13:55) |
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ルートは整備され歩きやすい。自然が素敵で幸せな気分になります。宮谷登山口分岐を分ければ… (14:35) 御堂のびっくり展望を角度を変えた展望地。 (14:40) |
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「あと2450m」の激励板は、50~100m毎に掲示されてます。 |
北向くお地蔵様の広場。狭いけど眺望があります。 (15:05) |
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距離があるルートですが、良い道、岩道、溝道、階段道と変化があり、日野山で一番好きです。 |
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防獣扉を開閉して田んぼに出れば駐車場が見えます。 (15:25) 駐車場着 (15:30) |
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東海岳行 |
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“白砂清松2” | |||||||||||
天橋立ツアー2日目です。文殊駅近くの有料駐車場¥600に置車。「三人寄れば文殊の知恵」でおなじみの知恩院(文殊堂/下左)を参拝します。南北に伸びる天橋立は、江戸時代につながり、漁民が日本海へ行き来できなくなりました。 困っていると大洪水が起き、南端が陸から離れ解決。今は橋が架けられています。橋に行くと観光船が、宮津湾から阿蘇湾の水路を進んできました。廻船橋の中央が旋回して船が通ります。(下右) すぐ元に戻され私たちは歩いて渡りました。 天橋立は、3.6kmの長さで松並木5000本。(下左) 並木右(東側)の宮津湾は海水浴場です。(下左) 現在、砂浜に難題があります。廻船橋から750m歩くと小さな天橋立神社が建ち、その左に磯清水という井戸があります。(下下左) 平安の頃より、海に囲まれた砂洲の中で不思議に淡水が湧きます。ブラタモリで知り、訪れたかった所です。砂洲の地下には海水の水脈があります。雨が砂に浸みると、水の比重が海水より軽く、交じり合わないので真水を汲むことができるそうです。(下左) この後、天橋立駅裏の天橋立ビューランドへ15分歩きます。リフト・モノレール乗り場で料金¥850円払い、6分間で高度120m上昇。(下右) 到着するとキッズが喜ぶ乗り物や股のぞき台、飛龍観回廊と整備された公園です。
展望台からは、有名な天橋立のアングルで飛龍観と称されます。(上左) 右の日本海側宮津湾の砂浜が鋸刃状になっています。(下左) 昔は右上方から海流や波で砂が供給されたのですが、湾に注ぐ川に護岸工事や砂防ダムで供給が激減。 一時は、松の根元近くまで海が迫りました。砂浜消滅の恐れが出たので(下左写真)右上の海に大量の砂を投入。復活中でこのような砂浜です。松原にも広葉樹が侵略し始め、年1回ボランティア1300人が松の落葉を集め養分になるのを防いでいます。 日本三景天橋立は、年間300万人の観光客、期待を裏切らないよう努力されています。因みに金毘羅さんも300万人。駐車場近くの吉野茶屋/創業1690年で名物知恵の餅お抹茶セット¥1100でいっぷく。餅1ヶは120円、単品にすれば良かったか! |