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2022年6月18日(土) ニッコウキスゲが見ごろ(左奥は白山) |
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3年前、白山市の大頽山(オオナダレ)登山の帰り道、国道を走り白山高山植物園の看板を見ました。知らなかったので帰宅してチェック。 白山の高山植物を守る植物園でした。2008年から1年に1度、お花畑が見頃になる1ヶ月半だけ公開されます。今年は、6/1~7/15です。 昭和の養蚕事業で西山を切り開き、その後放置されハゲ山になりました。そのような場所に高山植物は育つのだろうか? 驚くことに現在、2300坪に50種10万株の高山植物が活着しています。教科書は、公式HP「白山高山植物園/施設案内・施設MAP」です。 東海北陸自動車道白鳥ICで下り、福井県勝山市の国道157号線を走り石川県へ。県境の谷トンネルを抜けて2.4km下ると… |
駐車場 ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
↓ ブナ林コース ↓ 高山植物園 ↓ ▲西山 ↓ 西山登山道コース ↓ 駐車場 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江南発:午前6時55分 曇り/23℃ 駐車場:午前9時50分 曇り/23℃ 高低差:97m(760m→857m) |
往:50分(植物園周遊、小休止含) 還:40分(西山往復) 所要時間:1時間30分 |
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国道157号線左に白山高山植物園の幟・案内板が立ちます。国道を離れジグザグ走り、標高を190m上げると… |
広い無料駐車場に着き、係員の誘導を受けました。トイレ・自販機なし。写真中央の案内板(9~15時開園)から右へ歩きます。(10:00) |
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すぐに分岐。左:西山登山道コース、右:ブナ林コースで往きは右を取りました。 |
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自然林の雰囲気が良い道を登ります。こちらは、往きだけの一方通行です。 |
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左のベンチ方向からコース合流点に来て右折。(奥は下山時の西山登山道コース。右上は、西山に向かいます) |
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流れがあり、<アカハライモリ> 体調は10cm前後で、ひっくり返ると腹は、赤地に黒の斑点模様。モリアオガエルの幼生を捕食します。 |
<エゾイトトンボ> 写真はズームしているので大きく見えますが、体長は3㎝と超小型。ということは細長い腹部の径は、1mm!? |
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流れの元はこの池です。奥のテントの受付で入園料300円お支払い。 高山帯・亜高山帯(1600m以上)の植物種の絶滅回避・系統保存を実施しています。 早速、お花畑の遊歩道を登ります。 (10:10) |
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<ニッコウキスゲ> 白山では、標高2000~2400mの草原で見られるます。 |
<モリアオガエル>は、枝と葉の間に泡状の卵を産みつけていました。 |
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<タカネナデシコ> 高山帯の礫地や岩場に生えます。 |
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<ムカゴトラノオ> むかごとは、わき芽が養分を蓄え肥大化したもの。県内は白山のみ分布。 |
<イブキジャコウソウ> 岩場や乾いた草地に生え、近寄るとハッカに似た匂いがします。 |
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<イブキトラノオ> 草地に生え、高さ5~120cm。白色、淡紅色の花があります。 |
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<ハクサンフウロ> 白山風露、日本固有種。開けた草地に生え、ゲンノショウコの仲間です。 |
<シモツケソウ> 湿った草地に生えます。シモツケと似ていますがシモツケは木の花です。 |
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今日の主役はニッコウキスゲ。一杯咲いています。 |
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<ハクサンタイゲキ> 初めて見ました。開けた草地に生え、茎上部の苞葉と花が黄色になります。 |
<タンナサワフタギ> 木の花、発見地済州島(タンナ)に因む花名です。 |
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<クガイソウ> 湿った草地や川縁に群生。花は青紫色~淡紫色。写真下の葉は、輪生しています。 |
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お花畑斜面の最上部、受付テントから高低差20mです。西山へ向かうため、合流点へ降ります。 コース合流点(10:50) |
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西山登山道ですが、遊歩道です。勾配を緩くするため蛇行道になっています。一般客の方は、来ないようです。 <ササユリ> |
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合流点から15分登り、標高が50m上がると西山山頂林間広場。お花畑よりワイドビューです。 15km東に冠雪の白山大汝峰2702m、右が別山2399m、右端:三の峰2128m (11:05) |
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林間広場北の踏み跡から藪に突っ込めば、すぐ西山山頂857m、三角点なしです。下山します。 |
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<ヤマツツジ>は、昔からこの山で咲いていたような気がします。 |
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合流点から広い西山登山道コースを降下。駐車場は、いっそう車が増えていました。 (11:30) |
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東海岳行 |
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“白峰探訪” | |||||||||
白山高山植物園の白峰エリアには、素敵な古民家の町並み重要伝統的建造物群保存地区を始め見どころが沢山あります。お花畑を見学して時間があるので国道157号線を北上。手取川の桑島大橋で左岸へ渡ります。 道路左、標高465m地点の「桑島の大栃」が元気いっぱい。(下左) 樹齢400年・幹周6.15m・樹高23m。この地区で栃の実は古くから人々を支え、特産品「栃餅」を育みました。更に左岸を北上。真っ暗なライントンネルを抜けます。 トンネル北口の先は落石現場。(上右) 置車し、左折すると国指定天然記念物「手取川流域の珪化木産地」です。(下左) 明治7年ドイツのライン博士が、中世代の植物化石を採取。日本地質学発祥の地で「桑島の化石壁」と呼ばれます。 昭和には立木の化石も発見され、日本最古の森林があったことが判明しました。左岸を戻り、手取川総合開発記念館に寄ります。記念館前の駐車場は私の車一台だけ。入場無料なので勇気を出して石段を左横までエッチラ上ります。(下右) 入館すると受付のお姉さまが口をハンカチで押さえながら『マスクして下さい』『あ、車に忘れた』『入館できません』『じゃあいいです』『では特別に入ってもいいです』 客は私一人、自分はマスクしてない、岸田さんマスクは外せと言ってます。 展示内容は記憶に残らず誠にパラダイスです。最後は、手取川右岸白峰地区の石川県立白山ろく民俗資料館/入場料260円です。この地区は、豪雪地帯で大正7年/最大積雪7mの記録があります。雪に対応するのは大変です。
山麓の敷地内に江戸前期から明治初期までの古民家が6軒移築復元されています。①豪農300坪の最大級の民家(下左)、②商家、③出作り農家(上左)、④庄屋、⑤寺院の道場、⑥ナバイ小屋の珍しい民家。全家とも室内外を見学しました。 メンテが行き届き、清潔で整理整頓されています。私は、往時を偲ぶことはささやかにしかできませんが、興味が尽きなく1時間近く見学しました。帰りに3年前見学した白峰伝統的建造物群にも少し寄り道して充実したアフター登山ができました。 |