岳行ノート
                  まぐし
米田白山2~馬串山 274m・143m
岐阜県美濃加茂市

2022年9月26日(月)


白山鎗より

中央左:可児市の金山280m、中央右260mピークの兼山トンネルから東海環状自動車道が木曽川を渡る


 美濃市の米田白山は、スーパー低山ですが、山頂尾根の素晴らしい岩場が魅力です。北側の下米田さくらの森から何度か登りました。

 南側に2020年白山神社ルート、2022年筥岩ルートが開通。他に馬串山ルート巡視路が未踏です。4コースをつないで歩けないか?

 欲張って西の馬串山も含め、北側の登山道4コースを全部歩いてみましょう。展望台にはデッキが出来ているのでそれも楽しみです。


 木曽川川合大橋を北へ渡り、1km先の下米田町今交差点を右折。県道350号線で1.8km東進し、牧野バス停手前を左折…

 参考書は、好日山荘登山レポート「新ルートで周回の米田白山/軍艦のような岩の丘・馬串山」です。
駐車場
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大きい地図


白山神社駐車場→①白山神社ルート→▲米田白山→②馬串山ルート→
△馬串山→④箱岩ルート(筥岩)→⑤巡視路→白山神社駐車場

※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ※各コース名は、ルートが正当

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江南発:午前8時40分  晴れ/25℃
駐車場:午前9時55分  晴れ/27℃
高低差:184m(90m→274m)
往:2時間20分(箱岩登り口まで、小休止含)
還:1時間50分(ランチ除く)
所要時間:4時間10分


 道なりに行けば、山裾に白山神社駐車場。鳥居から白山神社ルートスタートです。しばらく参道を登ります。
(10:10)


 白山神社の社殿に到着。右側に道標が立ち、ルートを辿ります。
(10:20)


 白山神社ルートは、2020年11月開通。木製階段も新しい。ロープ場を過ぎると大岩が見え、稜線に出て左折。

その大岩は簡単に登れ、好展望。右は2.白山鎗、向こうに山頂です。
南西、左奥の小さな双耳峰は、左:本宮山293m、右:尾張富士275m。岩場から西に降りると…
(10:40)

 早くも米田白山274m2等三角点(右下)登頂です。北と南に展望が開けます。(10:55)

 名物の日替わり石文字、「米田白山 PEACE 2022 9.26月」 毎日の変更、ご苦労様です。

北の展望、右上奥:納古山633m、右手前:愛宕山261m。
正面が、川辺町を分ける飛騨川で、赤い新山川橋がインパクトとあります。西の展望台へ。


 反射板、1.夕陽ケ岩を過ぎれば、お洒落なデッキの展望台。木曽川の奥、左:鳩吹山314m、右:金毘羅山383m。
(11:10)


 展望台南から馬串山ルートが延びています。尾根のルートは明確。途中、鉄塔工事のモノレールを潜ります。
(11:25)


 馬串山ルート登山口に出ました。(左上に私標あり) 舗装道を左折して80m南進すると交差点に出て、角が…
(11:35)


 馬串山駐車場。写真右に石仏が並びます。岩壁の登り口が不明で、山裾を右から巻き、林道から登山しました。

狭い馬串山山頂143mから、東に左:可児市金山280m。(金山イクササイズ/2019.12)右:高根山260m
山頂右の展望岩からすっきり見えます。下山して上写真の交差点から1車線の道を600m東へ。
(12:05)

 右に高さ16.2mの謎の巨岩「箱岩」(南から岩肌確認可能) 左の看板から東の草地でランチしました。
(12:30)~(13:25)


 草地から東方向へ行きます。奥に人家、用水路に架かる板が、箱岩ルート登り口です。左端の幹に「米田白山→」


 新しい丸太階段を登り、溜池の堰堤を歩きます。渡ったら左折。雑木林の道は、斜度が一定で緩く疲れません。


 素晴らしい道で稜線に到着。この合流点を右折すると50mでY字分岐があり、左の山頂迂回路を取りました。
(14:05)
 
 再び稜線に合流し、名札のある岩場探索が楽しい。(左)4.どっきり岩 5.ひっそり岩 (中)6.八畳岩 (右)7.タイタニック岩・8.馬の背岩(他に1.夕陽ヶ岩 2.白山鎗 3.見晴らし岩


 稜線東で巡視路分岐に出合い右へ。鉄塔№4を目指します。
(14:30)


 鉄塔に沢山の積み石。色鮮やかな風車も回ります。『恐山、賽の河原?』 黄札の鉄塔№5へ降ります。
(14:40)


 明確な巡視路を進み、鉄塔№5を右に更に降る。下山口の事前確認が出来なかったので、どこに出るか楽しみ。
 (15:00)

 それは、高速の白山トンネル東の溜池。トンネル西の予想が外れました。
(15:05)

 池の縁を南下して車道に下山。西の神社駐車場まで車道を700m歩きます。
神社駐車場(15:15)


東海岳行

  “難関馬串山”

 馬串山登山は、参考書の写真や解説も飛んだので楽勝と思ったのですが… まず北東の交差点に駐車。(下地図) 駐車場西端に石仏が並んでいます。山裾は草が茂っていますが、尾根端に踏み跡があり、坂を登ればすぐ登山道です。(下右)


<Pから左回りで周回>

<右端の木の間から登る>

 すぐ岩壁前に並ぶ石仏群。(下左) 続く登山道にも安置され巡ります。尾根端の5mの絶壁に出合うと、細木のテープマークが眼を引きました。(下右) その次のテープが見当たらず、どうしたものか? 岩壁が階段状になっているので登ってみました。※

階段を上り切った所で左へ鋭角に折れるルートがあるようです。
米田白山→馬串山☆周回(馬串山ルート動画付) 2021年04月10日- ヤマレコ

 

 上でテープは消えましたが、ルートがあり登られそうな箇所を探します。しかし垂直の岩壁は、私の岩登り技術(三点支持だけ)では登れません。細木テープマークに戻り、階段状右下に石仏が続くので巡りながら降ります。(下左) 


 下に降り草地を進むとひょいっと運輸会社駐車場。広い駐車場を西進すると林道口(上右)。ここを登ると折り返し点から山道に向かいます。(下左) 広地に出ると奥に稲荷大明神。(下右) 右上に続く道を登れば狭い山頂です。(岳行ノート11コマ目)

 

 来た道を戻ってもいいのですが、岩壁登りの道筋を確かめたい。尾根端の絶壁が危険なら山頂へ引き返すつもりです。山頂から先、藪はなく、意外やテープがあり、ステップ状の道を慎重に下降。(下左) 4分で崖上に着き、覗くと下に見覚えのある道。


 高さは3m程、これなら降りられそうです。一か八かの勝負は無く、3点支持の技術で着地。振り返って見上げると写真右下の石仏から左上に道筋があるような。(下右) ※ここを降りて滑落した方がいました。

 しかも細木のテープマークが、右の石仏上にありました。テープは、この道筋をマークしていたのでしょうか? 馬串山の左廻り周回は40分(登り口探し8分含む)でした。岩壁を登る場所を知っていたら、右廻りに周回したでしょう。


2022.10.02(日)22:30