岳行ノート
 おびがたいら
帯ヶ平~日和田 930m・871m/岐阜県下呂市

2022年12月3日(土)


日和田から北アルプス
(槍と穂高)


 滋賀山が続いたので岐阜山を登ろうと教科書を開けました。帯ヶ平が未踏です。下呂市萩原町から西の馬瀬へ抜ける峠道があります。

 現在は、R257の新日和田トンネル(昭和52年開通)が潜り快適です。以前は、日和田隧道(昭和9年開通)を利用してました。

 帯ヶ平登山口は、閉鎖された隧道の前です。まず石積みの道で昔の馬瀬峠へ登ります。ピークハントだけでなく、意外な発見がありました。


 南の三角点:日和田にも縦走してみます。下呂市街北のはぎわら大橋でR257に移ります。左のお食事処馬瀬川から400m先で右折…

 教科書は、風媒社「岐阜の山旅/飛騨」です。参考書に、「ヤマニア.net/登山レポート/日和田2020.11.01」お世話になりました。
駐車地
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大きい地図


林道終点駐車地

▲帯ヶ平

旧馬瀬峠

▲日和田(点名)

林道終点駐車地

※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点
は主な池・ヌタ場
は廃屋


■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江南発:午前6時20分 晴/3℃
駐車地:午前8時35分 晴/1℃
高低差:240m(690m→930m)
往:1時間15分(帯ヶ平まで、小休止含)
還:2時間30分(ランチ除く)
所要時間:3時間45分

 国道から林道に入り、舗装道を走ります。1箇所、崩壊地がありました。
 国道から数分で林道終点。そこは、日和田隧道の東口ですが、閉鎖されています。 

 隧道(写真右上)から60m戻り、スペースに置車しました。
正面の幹に左を指す黄札№296が立ち、ジグザグ道を登ります。
(8:50)


 法面は、石積みで強化されていますが、車が通れる幅ではありません。登っていくと…


 尾根に合流すると建屋跡があり、『何があったんだろう?』 多分ブルの力技で引いた広い道を北上します。
(9:05)


 872mピークに。地籍図根三角点(下呂市馬瀬) ここで右曲折します。
(9:30)


 周囲は植林、足元は松葉のクッション。ピークから降って登り返すと…


 山頂手前に「木もれ日の道/萩原町」の標柱。これで広い遊歩道が通じていた理由がわかりました。

山名が示すように台地状に広い地形で、大昔の火口原と思われます。
多少の起伏があり、あちこちに湿地や浅い池があり、散策してみます。


 崩壊した建物、台地で4ヶ所見つけました。遊歩道は維持されていますが、アウトドア施設は放置状態。


 帯ヶ平(点名)930m三等三角点山頂です。展望はありません。北上を続ければ、3km先に仏ヶ尾山1139m。
(10:05)

 東と西に向かう沢があり、その源流を見ることができます。

 東端正面の樹間に御前山1647m。きっと展望舎があったのでしょう。(10:20)


 ピストンで下山し、尾根の合流点から南進。鞍部に石祠だけが残る昔の馬瀬峠です。背後の尾根を登り…
(11:00)

辿ると関電の鉄塔№297です。すっきりした御前山の眺望が得られました。
南へ巡視路は続き、山腹をトラバースします。
(11:10)


 写真左端の幹右に三方向の黄札。左端に鉄塔№298が立ちます。ここを左へ曲折し、鉄塔№299へ。
(11:15)


 山腹道の階段道。落ち葉が積もり隠れた箇所もあり、ステップを探しながら登ります。


 広い尾根に出ると西に日和田(点名)871m四等三角点。鉄塔№299の北が大きく切り開かれ…
(11:45)~(12:15)


 報われる展望。北に中央ピークが帯ヶ平930m、その左奥は仏ヶ尾山1139m、右端奥は船山1480mです。

北東は、左が笠ヶ岳2898m、中央右に鎗ヶ岳3180m、右端が奥穂高岳3190m。
いいお天気で展望ランチします。

 来た道で戻り、昔の馬瀬峠手前で右尾根に移ります。200m東へ降ると左下にジグザグ道が見えました。

 斜面を降るとヘアピンカーブに黄札№296が立ち、駐車場へ歩きます。
駐車場着(13:05)

 林道を走り、国道の手前に建屋。敷地に「木もれ日の道→」看板(写真左)が立てかけられていました。いつ外されたのでしょう。

 R257に出て500m走ると左に萩原町指定「風穴」。溶岩洞で常時10度の天然冷蔵庫です。大正に養蚕や食料の貯蔵に利用していました。


東海岳行

  “青春の丘”

 11月長久手市にジブリパークがオープン。運よく11月に「ジブリの大倉庫」チケットが当選。12月は青春の丘が当選しました。今回は、後者の訪問記です。娘たちの希望もあり家族4人で出かけました。道もパーク駐車場も空いています。

 エレベーター塔手前から小道に入り(下左)、東に歩きます。すぐに「青春の丘」エリアの入場口。(下右) 13mのヒマラヤ杉後ろに「地球屋」、敷地左に「猫の事務所」(写らず)、右端に公衆電話BOX。指定時刻5分前に30人の行列。

 
 入場料は、大人1000円。玄関前の敷地は撮影可ですが、建物内は禁止です。公衆電話の受話器を取ると猫の鳴き声が聞こえますが…忘れました。「猫の恩返し」に登場した猫の事務所は2mの高さ。全て猫サイズで中に入れません。(下左)

 玄関先の赤いポストに猫日新聞が入っていますが、忘れました。 4方向に小窓があり、ガラス越しに中を撮影できます。ミニサイズの家具や小物に囲まれたバロンムタがくつろぐ。(下右) 本物と同じ工程で作られたこだわりの家です。

 

 「耳をすませば」月島雫が訪れた家具や時計・修理を行う「地球屋」は中に入れますが、内部は撮影禁止です。(下左) 天沢聖司の自転車とジャケットが、玄関前に置かれ触れます。(下右) 入室すると衣装を決まったバロンのお迎え。

 緑の目が綺麗です。「青春の丘」で唯一動く仕掛け、カラクリ時計は欠かせません。毎時00,30分にカラクリの実演が見えます。正面に陣取らないと良く見えません。直前に並んだら見えませんでした。古新聞が十字に縛って置かれています。


 1994年8月付けの本物。階段を下りるとバイオリン工房があります。沢山の工具と制作中のバイオリンが置かれ、木くずがリアルに散らばる。本物のバイオリンがあり、生まれて初めて弾いてみました。1階・2階のベランダに出ると公園がまるで庭。

 『こんな環境で住みたいなあ』東に工事現場が見えます。(下左) 奥右:2023年秋開業する「もののけの里」では、天然芝屋根の古代製鉄所「タタラの場」を建設中です。左奥は、2024年3月開業の「魔女の谷」、高さ20mのハウルの城建設中。

 

 完成を心待ちしています。家の横から退出するのですが、途中トンネルが家の下を貫いていました。月島雫の夢をイメージした洞穴です。皆さん見逃していますよ。エイリアンの体内のようで不気味、青い宝石が光っています。

 コンパクトな施設でわずか50分の滞在でした。現在、チケットの抽選方式は終了しています。

 11月から毎月10日14時ネットで早いもの勝ち方式。11月は惨敗、12月は、3月分を購入できました。


 『マジッ!』 家族大喜び。
2022.12.11(日)23:20