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2022年12月12日(月) 天ヶ岩より北方の展望 (左下:下呂市小坂町集落、左奥:高屹山1303m(タカタワ)、右上:笠ヶ岳2898m) |
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このところ、下呂市の未踏峰を登山しています。何より高速代が発生しないのが良い。メジャーではありませんが、初めての山は新鮮です。 今回は、御前山1646mの北尾根から派生した支尾根上の天ヶ岩1052m。平家の埋蔵金や大酒飲みの天狗様の伝説があります。 以前、尾根にNTT無線塔が立っていました。今は撤去されましたが階段道が残り、それを利用して登山します。 R41を上呂駅まで進み、赤岩の押しボタン式信号機から東へ150m走り右折。舗装道で奥田洞集落内を1.2km抜けます。 教科書は、風媒社「岐阜の山旅/飛騨」です。参考書に「Panorama飛騨/奥田天ヶ岩」さんのお世話になりました。 |
駐車地 ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ※地図の「中継所跡」表示は間違い ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江南発:午前3時35分 晴/6℃ 駐車地:午前7時00分 晴/4℃ 高低差:222m(830m→1052m) |
往:1時間50分(天ヶ岩まで) 還:1時間05分、小休止含) 所要時間:2時間55分 |
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林道に防獣扉横で1時間仮眠。扉左に「通行可/その都度施錠」、右中に「伐採・運搬作業中注意ください」 開閉し施錠して入ります。 |
林道脇に丸太が整然と積まれていました。重機はありますが、早朝で誰もいません。途中からダートになり、スロースピードで行きます。 |
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防獣扉から15分、林道終点広場で駐車。左の看板に「天ヶ岩の由来」が、書かれています。奥へ70m歩くと… (7:05) |
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南奥から細い沢が来ています。右岸が登山口で道は荒れ模様。程なく左岸に移り、沢沿いに辿ります。 |
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目印のテープがあり、時々バラけた木橋、。谷を詰めて行きます。 |
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植林の中に苔た古木。前に整った石、祠があったのでしょうか。 谷が狭まると右に… (7:15) |
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20mの崖。上に白い階段が見えます。そこへ行くルートが不明です。決心して右側の急斜面を力技で登ります。 (7:20) |
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コンクリ板を鉄筋で固定した白い手すりの階段に着きました。登れば支尾根に乗ります。 (7:30) |
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強固な階段は、主尾根に出るまで全5ヶ所。上等すぎ登山用には申し訳ない。標高1000mの主尾根に乗ると… |
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伐採された広地にNTT標石。展望なし、ここが無線塔跡です。時間があるので、西へ展望地を探ります。 (7:50) |
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次のコブは、標高990m。伐採された切り株が残りますが、ここも展望はありません。 (7:55) |
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テープは続き、まだ西へ降れます。萩原町桜洞の久津八幡神社に下山できるルートがあるかも。 |
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切り開かれた所はなく、樹間から飛騨萩原町が何とか見えるだけ。馬瀬川西の稜線です。 左の中腹に先週の帯ヶ平930mですが、判然としません。戻りましょう。 (8:05) |
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主尾根に強烈な北風。カミソリのような鋭さで頬が切れそうです。 |
霜が少なく、お陰でズボンが濡れずにすみました。この西へのピストンで30分消費。 |
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分岐点NTT標石から東は、低い笹の薮道。テープはしっかりついています。唯一の標識「萩原方面展望所」 (8:25) |
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三等三角点/点名:天ヶ岩1052mです。近くに御料局三角点もあります。展望はなく、10分東進すると… (8:40) |
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『お~』 尾根が10m盛り上がり、幅は20mほど。目標の岩峰天ヶ岩。斜行して登ると上は平らです。 (8:55) |
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ちょっと針葉樹が伸びて撮りつらいけど、我がままは言えません。 北西、集落は萩原町四美、その上に川上岳1626m、左端は川上岳南尾根の1511mピーク。 |
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北西:白山2702m |
北東:左尖峰は笠ヶ岳、右:北アルプス |
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展望が楽しめ満足。 NTT標石の分岐点(9:25) ←白い階段を降りると、往きに気づかなかった南へ延びる山腹道がありました。 (9:35) |
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駐車場で体勢を整え、林道を走ります。 (10:00) 途中、3台の伐採作業中の重機。平身低頭して道を開けてもらいます。待つ間、素早く車中ランチしました。 |
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東海岳行 |
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“引っ越し” | |||||
学生時代のバンド仲間で名古屋に住む稲田君からメールがありました。同じ仲間の林田君が、身辺整理をして石川県から兵庫県へ引っ越ししたということです。久しぶりに3人で会い、そのことを深堀りしようとなりました。 林田君は、仕事で毎月名古屋に来るのでタイミングを合わせ日時を決定。場所は、名古屋のオアシス21(下左)の地下街北端と稲田君の指示。当日、15分前に着き空いたテーブルに一人で座って待ちました。(下右) 周囲は全員マスク着用。 するとテーブルの反対側におじいさんが独り座りました。相席ですが構いません。体をひねり入口を見張ります。言い出しっぺの稲田君は時間を守るタイプ。引っ越しした林田君は遅刻するタイプ。でも定刻になっても誰も来ません。 身体を戻すと座っているおじいさんと目が合いました。マスクと帽子で顔は分かりません。彼が『おお』と驚き、私も『おお』と驚く。林田君だ。彼とは3年ぶりで、お互い様変わりしたようで気がつきませんでした。 『稲田君遅いな』 もう定刻から10分過ぎています。林田君が携帯をかけました。すると携帯を顔に当てた稲田君が、太い円柱の後ろから現れます。会えたので良かったけど、『なんてざまだ』と笑い会いました。自然薯レストランに入ります。 そこで身辺整理をして独りになった林田君の話を聞きました。学生時代の知人が兵庫に住み、その紹介で築20年の中古住宅を購入。石川で10数年住んだ古民家は売りました。その収支は、[売却金]-[購入費+リフォーム費+引っ越し費]ですが… 何とプラス500万円! 『え~儲かったの、財テク成功じゃん』 引っ越した家は六甲山地の麓。坂道が多く、近くにコンビニもなく買い物に車で20分かかるのが難点だそうです。それでも500万円はうらやましい。 |