昨夜は、興奮してほとんど寝むってません。家を出て3時間半で駐車場に着きました。ここは、既に1280mで鈴鹿以上の標高です。 | |
第二ロープウェイしらかば平駅で乗車券と駐車料金を支払います。第一の乗客が降りて来る前に並ぶので2階建てゴンドラに即、乗れました。満員です。 (8:45発) ◆新穂高ロープウェイHP (往復2700円/一人、駐車場500円/一日) |
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『何処から見ても笠のように見え、笠ケ岳と呼ばれます。』とアナウンスの案内。 錫杖岳、槍ケ岳、西穂高岳、焼岳‥北アルプスの雄大な風景が窓に展開します。 7分間で2156mの西穂高口駅に到着。屋上の展望台は、大展望です。 (9:00) |
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駅出口で登山届けを書きました。千石平園地に出て、観光客のいる遊歩道を抜けます。 [これより登山道 登山装備されてない一般のお客様は立ち入らないでください。]の注意書き。 自分が一般客の頃は、どんな恐ろしい道かと興味深々でした。 |
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しばらくは木道です。樹林帯の道は爽やか。23度の気温が、下がっていきます。それほど恐ろしい道ではありません。 | |
視界が開けたところで西穂高の全容が見えます。 一番右のとんがりピークが目指す独標2701mです。 |
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シラビソ、コメツガの林は、いつもの低山の雰囲気と違います。石の階段は急登です。薄い空気に息があがり、心臓がバクバクしたらスローダウン。 | |
笹の斜面をスライドすると待ちに待った西穂高山荘です。ここで外のトイレを借ります。(無料)芳しくキツイ臭いに汚れた心も清められました。 (10:20) |
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登る人・降る人、多数の登山者が広場を訪れます。 背景は焼岳で3年前、向うからこちらを眺めました。 見下ろすと山荘が、森林限界に建っていることがわかります。 |
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まるで田舎から都会に来たおのぼりさん気分。私たちにはアルプスはハレの場、歩き方もぎこちない。でもクリアな空、明るい眺望に心が躍ります。 | |
石が転がり歩きにくい尾根を直登しました。振り返ると眼下に上高地、そして大正池のグリーンが美しい。 | |
紫外線シャワーをたっぷり浴びます。ピラミッドピーク、独標が近づきました。やはりここでも、たくさんの登山者に抜かれます。 イワツメ草はじめ花の多い道です。 |
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1)マルバダケブキ 2)? 3)ミヤマキンポウゲ 4)白山フウロ |
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1)チシマギキョウ 2)? 3)山ハハコ 4)ウサギギク |
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独標の山頂に立つ人が数えられるほど近い。 右からジグザグ回っていくルートもわかります。 リュックをハイマツの間にデポし、空身で進みました。 |
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岩の○や←マークに忠実なしもべです。 |
三点支持、三点支持と念仏を唱えます。 |
『ん〜あ〜!』言葉にならない‥頂上絶景、梓川まで1200mの高度差。 ジャッキーや千葉真一ほど訓練したら尻セードで直降下‥な、わけない。 (12:10) |
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お隣のピラミッドピークまで行けそうな気がします。が、中高年は先が長くないので無理しません。もちろん、先のことを気にしない勇者もみえます。 | |
標識の写真撮影は、順番待ちです。同年代の御夫婦と撮り合いっこします。ご満悦のひよこさん。 | |
さあ戻りましょう、空腹の警笛が鳴り出した。下りは、マークが見えません。ルートを思い出しながら降ります。あの道をトラバースしてきたのか‥。 (12:20) |
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リュックを回収して好展望ブッフェでランチ。すると西から雲が押し寄せ、尾根を乗り越えます。これが「滝雲」でしょうか。雲は次の左尾根にあたり、上に方向を急変し消えます。思わぬショウタイムでした。 (12:50〜13:20) |
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降りの石道は、緊張しまくらちよこ。転石に乗って、ひっくり返ったら事です。 |
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1)ミヤマシシウド 2)信濃オトギリ 3)カラマツ草 4)ヤチトリカブト |
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1)クルマユリ 2)ソフトクリーム 3)キヌガサ草 4)白山シャクナゲ |
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山荘に戻り、正面の霞沢岳が見えるベンチに座ります。決めていたソフトクリーム(1個300円)を食べました。ペットのお茶は驚きの350円。酸素缶も吸います。(効き目不明) 周りは、人も多いが花も多い。アルプスの雰囲気に身を置き、惜しむように40分も大休みです。ゴンドラの時刻を考え出発しました。 (14:05)〜(14:45) ◆因みに‥ヘリがデリバリーしたため、そば・うどん・ラーメン各800円、カレー1000円、生ビール800円、ホットコーヒー500円、江南のガソリン1000ml 144円並べると安く感じる。??? |
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木道まで来れば、ロープウェイのモーター音も大きくなります。駅で大勢の観光客と並び、一便待ち。でも運良くベンチに座れ、疲れた足に小さな幸せ。 (16:10) |
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しらかば平駅で足湯につかりました。硫黄の臭いが温泉を知らせます。足が喜んだら出発。 (16:40) 昨夜、眠ってないけど3時間半必須ドライブです。コーヒーを飲み、カフェインガムを噛み続け、ひよこさんと喋り続け、無事帰宅できました。 ◆我が家の金融庁長官によりますと、本日福沢諭吉様が、2枚アルプスの空へ消えたとの報告です。残念。でもそれだけの価値は有りました。 |
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流れる 子供が小さい頃のある夏。この地方では有名な「流れるプール」へ家族で遊びに行きました。ひよこさんの女子チームは、幼児用プールで戯れている。私と小1の息子は、当然流れる方で泳いでました。私はクロールの息継ぎができません。でも流れで早く泳げて、うまくなった気分になります。 少し先に泳いで立ちます。あまり泳げない息子が、私目指して平泳ぎで抱きついてくる。その距離を少しずつ広げます。10mほどになり振り返った私が、息子に合図を送る。‥と、彼がいない! プールを上がったのかと眼で探します。いない! プールに眼を戻せば、たくさんの人、人、人。いない! 焦って下を見る。いない! 潜って水中を見る。いた! 日に焼けた見覚えのある背中が、底の方で流れている。息子は、必死で平泳ぎでもがいている。流水を作るための放水口から泳ぎ出し、強い流れの下に巻き込まれたのだ。瞬間、両手で脇をつかみ力一杯引き上げた。『プハーッ』助かった。 そのことをひよこさんに話し、我がファミリーはすぐプールを上がったのです。 長男が6年生の夏、私がその出来事を思い出し、話してやりました。 すると息子は『ふ〜ん。そんなことあったの?覚えてないわ。』 あれあれ、子育てってこんな感じですね。 |