岳行ノート
 遠見山3 272m/岐阜県川辺町 

2023年8月26日(土)


飛騨川絶景


 長男が遊びに来て『登山に行こうよ』と言います。『暑いけど近くの低い山か、涼しいけど遠くの高い山か、どっち?』 『近くで』

 岐阜の三大ナニコレ珍百景から選択します。<岐阜のグランドキャニオン・遠見山>、<岐阜のマチュピチュ・天空の茶畑>、<橙色の奇岩・紅岩>

 この中で遠見山は鉄板です。猛暑日が続くので、「良い子とお年寄りは、お外で遊ばない」 熱中症対策して短時間登山します。


 下麻生駅東のR41を北上、上川辺御座野交差点で左折線路手前を右へ走ります。300m北の金泉酒蔵前・川辺町無料駐車場

 教科書は、川辺町HP「遠見山・南天の滝ハイキングマップ」です。
駐車場
ドラッグスクロールで移動

大きい地図



酒造前・町営駐車場

トンネル登山口

見晴らし岩

遠見山

南天の滝

酒造前・町営駐車場


※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点


江南発:午前7時50分  晴れ/℃
駐車場:午後01時25分 晴れ/39℃
高低差:172m(100m→272m)
往:55分(山頂まで小休止含)
還:50分
所要時間:1時間45分


 川辺町に来たら「そば処 山法師」が楽しみ。20分並び天そば定食&五平餅1本、登山前に食べ過ぎかな。


 登山者に指定された平和酒造(金泉酒蔵)前の町営駐車場へ置車。日傘をさして北へ120m歩きます。
(13:40)


 突き当りに由緒がありそうな石垣。入って案内板「遠見山登山口→」を見て左へ。


 高山本線下の狭いトンネルが、登山口です。右下「日後谷林道方面、通り抜け不可」の注意書を見逃しました。
(13:45)

前来た時より、登山道整備が進んでいます。休憩ベンチがあったり…


 蕎麦腹で汗だくの親子を激励してくれました。


 右から登ってきて尾根の四辻。奥へ直進:遠見山山頂、左に降る:南天の滝ですが、後ろへ尾根を行くと…
(14:10)


 249mピーク分岐に出ます。案内板「見晴らし岩こちらです→」で左へ降ると…


 見晴らし岩230m。ここも伐採され、素晴らしい展望を楽しめます。
(14:15)

<岐阜のグランドキャニオン> 美しい自然と雄大な飛騨川です。
流れが止まっているようです。右上が権現山397m。 中央下にそば処山法師が見えます。

 249mピーク分岐から南西へ行くと展望地です。延びる尾根には…

 ルートがあり、249mピーク下にアルミ梯子が設置されていました。山頂を目指します。


 尾根の四辻から20m登ると城池。山頂の池には、サイフォンの原理で水が供給されるようです。


 命の風が抜ける遠見山頂上272m。良い山です。
(14:30)~(14:40)


 山頂には、火の神様秋葉神社が祀られています。戦国時代は、ここに下麻生城(シモアソウ)が建ちました。

南南東展望、飛騨川木曽川との合流地へ向かいます。
中央奥右は、双耳峰のような本宮山(左)293mと尾張富士(右)275m。


 尾根の四辻から南天の滝へ新道を降ります。3年前来たときは、この道はありませんでした。


 尾根から100m高度を下げ、日後谷林道に降ります。林道を降ると南天の滝解説板が立ち、川沿いを行くと…
(14:55)


 ヒノキ造りのお洒落な橋、3年前完成しました。滝音が辺りに響く。





 飛騨川支流の日後谷川にかかる落差20mの直瀑、南天の滝です。辺りに南天が沢山自生していたので名付けられました。





 岩の筒のなかで滝が落ち、滝の直前まで行けます。息子が裸足になって足を付けます。『おっおっ、つめた。。。』
(14:55)~(15~05)





 身体を冷やしたら日後谷林道を南へ降ります。数分歩くと息子が、『父さん! 

 工事やってる』 崩れた法面工事で通さして頂けました。

※写真を見ると登山口・尾根の四辻に注意書がありました。(期間R5/8/23~25) この日は通行可能日でした。

駐車場着(15:20)


東海岳行

  “千と千尋の千秋楽”

 宮崎駿「千と千尋の神隠し」は、2003年に米アカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞しました。2021年2月、舞台化が発表されます。主人公の千尋役は、上白石萌音橋本環奈のWキャスト。存在感があり、勢いの凄い女優さん2人です。

 2022年2月から5大都市劇場でロングラン公演され、好評につき今年8/13~26、御園座で再公演されます。ひよこさんが、『環奈ちゃん見たい』。8/21午後の部が、彼女の名古屋公演の最終日です。チケットは即日完売でしたが、購入できました。

   

 17時開演し、30分休憩を挟み20時5分終演なので2時間35分の公演です。(上右) 1299席がほぼ満席。私たちは、2階の右側で役者の顔がはっきり見えないのが残念ですが、上から舞台全体が見えるのはいい。

 この作品が、ジブリで一番好きです。宮崎駿監督の想像力に任せ、非現実の世界を観客はツアーします。親子3人が不思議なトンネルに入り、八百万の神が住む町へ迷い込むところから始まり。千尋は、油屋という湯屋で働きます。


 舞台で湯屋に見立てた大型舞台機構を360度回転させ、場面転換はスピーディです。(上左) 釜爺の何本もの手、湯婆婆の巨大な顔、ハク千尋が空中を飛ぶ場面など全て人力(黒子)で対応するのがアナログで楽しい。

 期待していた千尋カオナシの路面電車の場面も再現されていました。(上右) イリュージョンが取り入れられ、突然消えたり現れたり、白竜が天井の四隅を猛スピードで飛ぶのはどんな仕掛けかなんでしょう?
 不思議だ。


 カーテンコールで全35人が並び、楽団20人が現れ、環奈(24)さんがご挨拶。引っ込むとまた拍手、合計5回もカーテンコールがありました。千秋楽の特典です。素晴らしかった、大満足。先月8月、お芝居が英国で公演をする記事が出ました。(上左)

 2024年4月~7月、ロンドン最大の劇場ロンドン・コロシアム(上右:2559席)でのロングラン公演です。上白石さんと橋本さんはそれに出演します。セリフは日本語のまま、ディスプレイやアイポッドで対応するのでしょう。成功は間違いない。

2023.09.03(日)22:50